やあ。僕はロラン。ファントムが大好きですv
でも最近ファントムはアルヴィスばっかにかまっててつまらないなあ。
だから、


僕は憎っくきアルヴィスを滅殺しようと思いますvv


「迷惑だ!!」




ロランの
v幸せアルヴィス滅殺計画v




計画2.寝ている間にゾンビタトゥーを消しておこう。


 「このタトゥーがあるからファントムはアルヴィスばっかりに目を向けるんです。コレさえなければ・・・!! コレがあるのは僕だけで充分だ!! ファントムは僕だけのものだ!!」
 「やかましい」
 どごっ!!
 真夜中ほっかむり姿で寝室に忍び込み、ドーラン片手に喚いていたロランは、睡眠妨害され不機嫌気味だったアルヴィスに鈍器攻撃を喰らった。





§     §     §     §     §






 テイク2。
 再び真夜中に侵入。今度こそ雄叫びは心の中に留めアルヴィスの服に手をかけた。
 (これでファントムは僕だけの・・・・・・!!)
 興奮で鼻息荒く脱がしていく。と・・・
 「―――何やってるんだいロラン?」
 「ファントム!?」
 突如かけられた声に、ロランはハッ!と顔を上げた。相手の姿を確認する前にもうわかる。この声は愛しの―――!!
 ―――といったロランの誰何通り、部屋の暗がりにはそれ以上の暗さを纏ったファントムがいた。
 暗い昏い雰囲気を湛え、ファントムが問う。
 「で、君は一体何をやっているんだい?」
 「ち、違いますよコレは別に僕はアルヴィス君に夜這いを仕掛けにきたなんて事は!!」
 慌てふためき、それでも誤解だけは招かないようそこは否定しておく。こんな事で嫌われたくはない!!
 (あれ・・・? でも、じゃあファントムはなんでここにいるんでしょうねえ・・・?)
 ロランはそんな疑問を持った。が、
 それは既に遅かったらしい。
 「僕はねロラン、せっかく僕を追い求めてきてくれたアルヴィスくんにもっといいご褒美をあげようと思って来たのに、
  ――――――まさか君まで同じ考えだったとはね」
 「あ、あのファントム・・・。僕の言う事、聞いてました?」
 「聞いてたよしっかり。君がアルヴィスくんを襲いに来たといった自供は」
 「逆!! そんな事言ってません!!」
 「そうだったかな? でも、
  そんな姿で誰が納得してくれるんだい?」
 ハッ!!
 ほっかむりを被り(まだ被っていたらしい)真夜中こそこそ侵入。寝ている相手の服を脱がし興奮する男。
 「そういえば〜・・・・・・
  ・・・・・・他には取りにくいですね」
 「死になさいロラン」
 「ひ〜え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」



―――計画3へ






 ―――ファントムは一体何をしに来たのか。一応その答え(の一部)が【
Holy darkness】に出てます。

2005.10.16