メルヘヴン、心の底から誤った鑑賞法
〜こんな展開だったらイヤだ〜
「すみませんクイーン」
「あら。何かしらファントム?」
「出来れば明日1日、暇を頂きたいのですが」
「あなたが?
珍しいわね。いいわよ?」
「ありがとうございます。ではウォーゲームは1日延期という事で」
(クイーンがディアナ・・・?
やっぱり、そういう事ね。これは大ジジ様に報告に行かないと・・・・・・)
「悪いけど、明日アタシウォーゲーム休むわ」
「ああ、それなら心配ねえぞ?
さっきポズンに聞いた。明日何かファントムに用があって休みだって」
「ファントムに・・・?
・・・・・・またアイツは勝手な」
「じゃあ丁度いいわ。
みんな、アタシの故郷、カルデアに行く?」
『行く!!』
・ ・ ・ ・ ・
そしてカルデアで騒ぎが起こった。
起こしたのはチェスの兵隊。もちろんその中心にはファントムが。
「アイツ・・・!!」
「ファントム・・・!! まさか今日休みだったのはカルデアを攻めるため・・・!!」
騒ぎを聞きつけ出てきたギンタとドロシー。だが・・・・・・
先頭に立っていたファントム。2人のいる城を見上げ、
「お〜いアルヴィスく〜んvv 遊びに来たよ〜〜〜vv」
「帰れお前は」
ごっす!!
何回やられても懲りないらしい。今回もまた、笑顔で手を振ったファントムは、頭に13トーテムポールを投げ落とされ沈んだ。
「まさか、ファントムが1日開けた理由って・・・・・・」
「アルヴィスに、会いに行くためだったのか・・・・・・?」
引き攣った笑みで後ろに顔を向ける2人。
しかしながら真実を知る者は、ばたんと扉を閉めさっさと戻ってしまった・・・・・・。
―――Fin
―――今更ですが37話。ファントムが1日開けるといった時点でてっきりアルに会いに行くのかと思ってました。違ったというのか合っていたというのか・・・・・・。
2006.2.1