メルヘヴン、心の底から誤った鑑賞法
〜こんな展開だったらイヤだ〜
Take・・・.
コウガが身動き1つ取らなくなった。今している姿勢がうつ伏せなのかあお向けなのかすら判別出来なくなった。人というよりむしろ『肉塊』と言った方が近くなってきた。
ようやっと掻き始めた汗を拭い、アルヴィスはロッドを引っ込めた。
「審判、判定してくれ」
「え、ええっと・・・・・・」
「何だ。まだ俺の勝ちだと認められないのか。ならさらに―――」
「やらなくて結構です!! 6thバトル第2試合、勝者アルヴィス!!」
ポズンが慌てて判定を下す。
下ってしまえば一切の興味を失くしたか、さっさと身を翻すアルヴィス。
去り際に、言った。
「ああ、後の始末はそっちに任せた」
「では健闘を湛え手厚く葬るよう手配を―――」
「していいのか? まだ生きてるぞ?」
「はい・・・?」
「殺す価値もなかったからな」
「いっそ殺してあげた方が親切じゃ・・・・・・いえ何でもありません」
「そうか」
頷き、アルヴィスが味方陣営に戻る。首を振り見送り、
ポズンもまた、最後に言った。
「これはもう・・・、顔の造作ではなく単純に個性の差でしょうね。コウガも可哀想に」
―――Fin
―――来ましたよコウガ編本番!! いろいろありがとうコウガ。そしていくらナイトクラスとはいえ、アレに秘蔵アーム出しちゃうんですか・・・。まだハメルンの方が勝負としてはマシなものをやっていたような・・・。
なおあの新アーム、ロランかギンタで使うとすっごく楽しい事が待っているんでしょうね。爆発系のアーム発動中に一緒くたに閉じ込め更に爆発。徹底した殺意が感じられてアルヴィスの素敵度合いがますます上がりそうですvv
しっかし今回、『美少年(美形)=心が穢れきっている』発言にある種の感動を覚えました。物凄く的を射ているように思います。
2006.4.23〜25