この温もりが、今は愛しい

―課せられた物、全て―




昼下がり、自分たち用に宛がわれた部屋の中で


「なぁ〜」


「・・・・・・・・・・」


「アルヴィス?」


「・・・・なんだ」


「いや・・・眠いなら寝れば?」


珍しく自分に寄り掛かってけだるそうに欠伸をする彼にそう言った


「大、丈夫だ・・・スー――――」


「って、寝てるし」


ズビシと背中越しにツッコミを入れて


「これからどーしよ」


話し相手は寝てしまったし何よりこれでは腰がヤバイ


「後で文句言ってやろ」


ブーブーと文句を垂れながら彼の寝息で安眠度を確認


まるで幼子のようにあどけない表情を想像しながら


「うわっ、らしくね〜」


ちょっと子供のアルヴィスを想像して噴出した


こんな子供、そうそういねぇよ


彼を起こさないように体を屈めてみる


腰痛なんてもう気にしない


彼が全てを自分に預けてくれているのだから


これ以上、嬉しいことは無い


なぁ、少しだけなら背負ってやるよ


君に課せられた物、全て


窓辺の木漏れ日が眩しい


さぁ、彼が目覚めるのはいつ頃だろうか・・・?

 






write 白夜灯霧様








 という事で、続・頂いたものです。白夜様、本当にありがとうございましたvv
 今度はアルヴィスがあああああああああ!!!!!! 確かに寝顔って可愛っぽさげですよねvv
 そして受け止めてあげるギンタ。普段は元気いっぱいなお子様というイメージの彼が、こうやって陰ながら支えてあげるのは悶えます。
 アルはそんなギンタを知らずに甘えているのか、それとも知っているから無防備になれるのか。どっちでもオッケーです!!

 白夜様の運営される素敵なサイト『微吟』は、リンクよりどうぞ。ファンアル中心で、
CPも内容も様々なアル受け話などがあります。