Trick March







〜あらすじ〜

毎度恒例管理人に呼び出されたヒマ人一同。
今回の企画は『チョコ交換会』。
制作から全てを各自担当。『チョコ』と名目付けられるものなら何でも
OK。渡し方不明のサバイバルっぽいこの対決――もとい『交換会』を勝つ抜くのは誰だ!?(だから違うって・・・・・・)










〜本編〜

管理人:「さって始まりました『チョコ交換会』。今回疎開進行は私、管理人の如月哀里が務めさせていただきます。
    ―――まずはチョコ作りですね。さてさて皆さんどんな様子でしょう? とりあえずレツゴメンツから取材開始します」





烈:「さってと、こんな感じかな?」
豪:「お〜さすが烈兄貴! 相変わらずうめーなー。こーいうの」
ミハエル:「ホント。僕も欲しいな〜v」
烈:「当たったらあげるよvv」
豪:「って俺には!?」
烈:「・・・・・・運が良かったらな(白けた眼差しで)」
豪:「おっしゃまかせろ! 兄貴のハートはゲットしたぜ!!!」
烈:「馬鹿か・・・・・・?」





管理人:「烈兄貴のチョコ凝ってます! しかも普通っぽい―――あた!」
烈:「何かなその言い方。まるで僕が普通に作っちゃいけないみたいだけど・・・・・・?」
管理人:「いえいえ気のせいです。
   では気を取り直して次はデジ
02メンツの元へ行ってみましょう!」





ヤマト:「コレを・・・こうして・・・・・・」
太一:「ヤ〜マトっ! ちゃんと出来てるか―――って・・・おわ!!」
こけっ☆
どすっ!
べちゃっ!!
ヤマト
&タケル:『あ゙〜〜〜〜〜〜!!!!』
ヤマト:「てめー太一! 何しやがる!!!」
タケル:「そうだよ!! せっかくのお兄ちゃんのチョコになんて事してくれるのさ!!!」
太一:「ちょ・・・ちょっと待て! 今なんか足元通り過ぎてった・・・!!!」
タケル:「そんな言い訳にもなってない事で誰が信じるのさ!!」
ヤマト:「そーだぞ太一!! この償いはしっかり取ってもらうからな!!!」
太一:「そ・・・そんな〜〜〜・・・・・・!!!」


ヒカリ:「くす・・・・・・・・・・・・」





管理人:「うわなんか恐ろしい事になってますそこ。
    なのでさっさと離れて次はほのぼの電童メンツです!」





銀河:「北斗〜! ここどーやんだ?」
北斗:「ああ、そこ? そこは―――」
エリス:「さすが北斗ね〜。家が喫茶店やってるだけあるわ」
北斗:「ええっ!? そ、そんな事ないよ〜(照)」
スバル:「いや。エリスの言うとおりだ。
確かに北斗は菓子作りが上手だ。アルクトスの女性でもここまで上手なものはそうそういまい」
北斗:「も〜スバルまで・・・・・・////」


と、いちゃいちゃする(北斗は天然)2人を他所に、
エリス:「けど『お菓子作りが上手』って、男の子への誉め言葉になるのかしら?」
銀河:「ってかアイツ代わりに料理はすっからかんだろ? 比べられたアルクトスの女性ってのも嫌だろ〜な〜・・・・・・」





管理人:「北斗の料理ベタは
CDドラマFile2『銀河と北斗のお留守番』より。しっかし北斗。りんごの皮をはさみで剥こうとする辺り強者。多分――というか間違いなくお菓子作りもダメでしょうね。今回勝手に得意にしちゃいましたけど・・・。
    さて料理ベタと言えば外しちゃいけない某テニス青学メンツ、行ってみましょ〜vv」





リョーマ:「で・・・ここがこうで・・・・・・」
不二:「あ、越前君。そこ違うよ」
リョーマ:「こう?」
不二:「うん。そうv」
英二:「って不二!! お前もめちゃめちゃ間違ってるから!! 自信満々に教えんなよ!!」
不二:「あれ? けど家ではこうやって・・・・・・」
英二:「不二ん家だけだって! そんなん!!
    ―――も〜ヤダよ・・・。ここいんの・・・・・・」
大石:「英二。頑張れ・・・・・・」
英二:「大石〜・・・」
大石:「大丈夫だ。俺がついてるから・・・・・・」





管理人:「―――と、なにやらいい感じになってる2人。しかしいいのかしら? こうして目を離した隙にも後ろ2人は暴走を開始して・・・・・・
    さ〜って私は見なかった事にして次生きます―――もとい行きますか」





深司:「あーあ。なんでこんな事やらなきゃいけないのか。全くやになっちゃうよなあ・・・・・・」
神尾:「だからって料理中までボヤくなよ。気分落ちるだろうが」
深司:「何? じゃあ神尾はこんな時にもリズムに乗りながらやるわけ?」
神尾:「おう! リズムに乗るぜ♪!
    ―――って・・・やらせんなよな。勝手に・・・・・・」
深司:「勝手にやったの神尾じゃない」





管理人:「と、みんなに注目されてちょっぴり赤面の神尾君でした。やっぱいきなりリズムに乗られたら注目するっきゃないっしょ。
    では次はルドルフの、裕太・観月・そして木更津・・・・・・なんかシュールっぽさげなメンツだなあ・・・・・・」





裕太:「・・・・・・」
木更津:「・・・・・・」
観月:「おのれ不二周助・・・! 前回(七草粥)の屈辱、今回必ず貴方にも味あわせてあげますからね・・・!!」
んふふふふふふ・・・・・・・・・・・・(と嗤う観月の後ろからごろごろと雷鳴が・・・)
裕太:「・・・・・・・・・・・・」
木更津:「・・・・・・・・・・・・」
観月:「さすがの貴方も今回はこの特製チョコで一息に・・・・・・!!!」
くひははははは!!!(前述の雷がぴかっと光り―――)
裕太:「木更津さん。観月さん、大丈夫ですか・・・?」
木更津:「なんか笑い方も壊れてきたね」
裕太:「そ、そうですよね・・・・・・」
木更津:「しかも平然と殺害予告出してるし。彼にしてはお粗末なシナリオだね」
裕太:「そっちなんですか、ポイントは!?」





管理人:「またも観月が不二先輩に無謀な挑戦を仕掛けようとしてますな。本っ気で無駄そうだけど(最早コメントのし様もなし)。
    次は山吹です」





千石:「・・・・・・」
室町:「・・・・・・(黙々と)」
千石:「〜〜〜〜〜〜!!!」
室町:「・・・・・・・・・・・・(やはり黙々と)」
千石:「〜〜〜〜〜〜つまんな〜い!!!!!」
室町:「(ため息)はいはいなにがですか千石さん。どうせ『女の子がいない〜!』とか喚くつもりでしょうけど」
千石:「お〜さっすが室町くん! よくわかってるじゃないか!!
    けどそっちはいいんだよ。なにせここ可愛いコ多いしvvv」
室町:「はあ。じゃあなんなんスか?」
千石:「そう! その君の態度!! せっかくの見た目が台無しだよ! もっと可愛らしくさあ! 壇くんとかリョーマくんみたいに!!」
室町:「対照的な2人を例にあげられてもわかりません。結局何が言いたいんですか?」
千石:「察しが悪いなあ、室町くんは」
室町:「(さっきと言ってる事逆だし・・・・・・)」
千石:「だから! 君なら山吹中の
になれるんだからもっと努力しなよ!!!」
室町:「・・・・・・・・・・・・・・・(頭を抱えて)。
    華ならもう充分でしょ。太一もいますし亜久津さんだっているんですから」
千石:「だ〜って亜久津辞めちゃったし〜!! 壇くんだって今日いないんだよ〜〜〜!!? だったら君以外誰が華になるのさ!!!」
室町:「(誰もならないっスよ・・・)・・・・・・千石さんがやったらいいんじゃないっスか?」
千石:「ちっちっち(指を振り)甘いな室町くん。俺は『華を鑑賞する立場』であって俺が『華』になっちゃ意味がないっしょ」
室町:「・・・・・・・・・・・・勝手にやってて下さい」





管理人:「う〜みゅ。いつにも増して千石さんが暴走してます。何があったんでしょうねえ?
    まあそれはいいとして、ではラスト氷帝です」





向日:「ったくよ〜。何で俺達があんな管理人に呼び出されてその上こんな事までやらされなきゃなんねーんだよ。
   ―――お前もそー思うだろ? 侑士!」
忍足:「ん〜・・・。何か言うたか、岳人?」
向日:「・・・って何そんな真剣にやってるんだよ――――――――って・・・・・・」
忍足:「ああ。たこ焼きのソースにチョコ混ぜたらどないなるんやろ思うてな」
向日:「・・・・・・・・・・・・で、作ってるわけか・・・?」
忍足:「ロシアンルーレットみたいなもんやろ? おもろいの作ったらな」
向日:「それ望んでんの本気で一部のヤツだけだろ・・・・・・
    ―――なあジロー」
ジロー:「ん〜・・・。何か言った?」
向日:「(お前もかよ・・・)何そんな集中してやってんだ? 今度は普通っぽいけど」
ジロー:「ああ。不二にあげようと思ってvv そんで今度また対戦してもらいたいな〜ってvvv」
向日:「変人が1人。色ボケが1人・・・・・・・・・・・・」
忍足:「何か言うたか?」
向日:「イヤ別に・・・・・・」





管理人:「氷帝戦S2以降ジロ不二にハマリつつある私のおかげで現在ジローは不二先輩へアタックの準備中のようです。
    ―――ではそろそろ皆さん完成したようですので、専用包装紙に包んでこちらに持ってきてください!」










●   ●   ●   ●   ●










管理人:「さて皆さん。中央に大きな丸いテーブルがあります」
太一:「見りゃわかるけどな」
烈:「けど今コレを読んでいる方々にはわからないから・・・」
千石:「ああ。なるほど」
忍足:「そんなワケで中央に回せる台のついた大きな丸テーブルの周りに俺らは今おりますわ」
管理人:「解説ありがとうv じゃあ次は各自その回る台のほうに自分の作ったもの置いてね」
ヤマト:「これじゃワケわかんなくなんねーか?」
英二:「うん。包み全員一緒だし」
管理人:「(無視)そして〜〜〜〜〜・・・!!!」
全員:「(なんかヤな予感・・・)」
管理人:「さあ! 曲が止まるまで勢いよく回しつづけましょう!!」
一同:『やっぱそんな展開かよ!!?』
ずんちゃっ♪とこの場には似つかわしくないほど明るく流れた曲を
BGMに全員の叫びがハモった!
が―――










がらがらがら!!!










フッ――――――




「うわっ! なんだよこれ!!?」
「どうやら・・・雷、割と近くに落ちたみたいね」
「雷? って、あ!!」
「じゃあさっき観月の笑ってる時のって――――――特殊効果じゃなくて実際のものだったんだ」
「へえ。でも雷で停電か・・・。珍しいね」
「って珍しがってる場合かよ兄貴・・・」
「う〜ん。けど滅多に経験できない事なんでしょ? じゃあ楽しまなきゃvv」
「お前もかよ・・・・・・」
「さ〜ってじゃあ続けましょうか?」
『曲は?』
「歌える人いっぱいいるんだから何でも
OKでしょ。星馬兄弟しかり『TEEN-AGE Wolves』しかり『青酢』しかり『キャップと瓶』しかり。しかもここにいるほぼ全員(電童除く)、個人かチームかで歌出してるし」
「俺たちまだなんだけど・・・・・・」
「あらそれはご愁傷様v 大丈夫よもうすぐ出るんだからv ただし観月除く(笑)」
「悪かったですね出なくて!」
「ホント残念。何で出ないのかしら。出たら指差して笑ってあげようと思ったのに」
「(なんて失礼な人だ・・・・・・)」
「ああけど残念。室町君も出ないのよね。でたらぜひ買おうと思ってたのに・・・・・・」
「だからなんなんですかその扱いの差は!!?」
と―――





フッ――――――




烈:「あ、ついた」
管理人:「一時的なもので済んだみたいね。じゃあ気を取り直してやりましょ〜vv」
一同(―何人か):「お〜!!!」
一同(の残り):「マジでやんのか・・・・・・?」





曲が流れ―――





勢いよく回され―――





曲が止まり―――





全員目の前のものを取り―――





そして――――――










「ぅがっ・・・・・・!!!!!!!」






























●   ●   ●   ●   ●










さてそれから暫くして。





豪:「あ〜くっそ〜! ひでーメに遭った! 管理人のヤロ〜〜〜!!!」
烈:「(ため息)いつまで怒ってんだよ。この位予想しとけよな」
豪:「出来るワケねーだろ!!!? ・・・・・・って、へ・・・?」
と、ぽー・・・んと投げられたものを反射的に受け取った豪が呆然と呟いた。
烈:「やるよ」
その視線の先にはそれを放った主が。片手で軽く投げ上げては横から取っている。
烈:「予想してたならこの位用意しといて当然だろ?」
豪:「烈兄貴〜〜〜(喜)vvvvvv」
烈:「あ、はいこれミハエル君にもv」
ミハエル:「え? 僕も? ありがと〜vv」
豪:「烈兄貴〜〜〜(泣)!!!!!!」





太一:「は〜。結局今年のバレンタインはワケわかんねー騒ぎで終わりか・・・・・・」
ヤマト:「何暗くなってんだよ。らしくねーな」
太一:「ヤマト!?」
ヤマト:「ホラよ」
太一:「え・・・・・・?」
ヤマト:「多めに作っちまったんだよ。だからやる・・・////」
太一:「ヤマト・・・・・・(感動)」
ヤマト:「//////」
太一:「ヤマト――――」
タケル:「あv お兄ちゃ〜んvv」
ヒカリ:「や〜っと見つけたvv どこ行ってたのよvvv」
ヤマト:「お、タケル。お前にチョコ渡そうと思って探してたんだぞvv」
タケル:「え? 僕に? ありがとうお兄ちゃんvvv」
太一:「――ってヤマト! 俺のためじゃなかったのかよ!?」
ヤマト:「バカな事言ってんじゃねー!!」
ヒカリ:「お兄ちゃんには私のがあるわよvvvvvv」
太一:「ヤマト〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」





北斗:「あ、あのさ、みんな・・・・・・」
銀河:「お? 何どうしたんだよ北斗。改まっちまって?」
北斗:「あのさあ。チョコ・・・いらない・・・・・・?」
エリス:「え・・・・・・?」
北斗:「僕、みんなにあげるのかと思っていっぱい作っちゃったんだけど・・・・・・よかったらどうかな〜って思って・・・・・・。
    あ、ああ! もちろんやだったらいいんだ! うん・・・!!」
真っ赤になって手を両手をブンブンと振る北斗に、銀河とエリスは揃って彼の視線を追った。
銀河:「だってさ、スバル」
エリス:「どうする?」
スバル:「あ・・・ぼ・・・・・・僕、なの、か・・・?」
銀河:「お前以外で誰がいるんだよ」
エリス:「そうそう。男なら潔く! ほら!」
スバル:「あ、で、ではもらおう・・・・・・」
銀河:「なんだよその言い方。もうちょっとこう――」
北斗:「ホント!? ありがとう・・・////!!」
エリス:「・・・・・・いいみたい」


銀河:「別にいいけどさあ、今回の俺たちって、ただあてられただけ・・・・・・?」
エリス:「言わないで銀河。こうでもしなきゃ私たちは出番すらないんだから」
銀河:「そうだな。ははは・・・・・・」
北斗とスバルのラブラブゾーン(死)が出来上がる中、蚊帳の外ではエリスと銀河がただ黙々と北斗のくれたチョコをかじっていた・・・・・・。





観月:「おのれ不二周助・・・! またしても・・・・・・!!!」
木更津:「何割かは君の責任だと思うよ(なぜか平然と)」
裕太:「え? そうなんですか?」
木更津:「あの停電の最中、観月が何もしなかったと思う?」
裕太:「それは確かに・・・・・・」





忍足:「意外とつまらんかったなあ」
向日:「ってどこがだよ! 全員しっかり倒れただろ!?」
忍足:「せやからつまらん言うとるんやん。1人くらい残ったってええやろ?」
向日:「いや無理だろこのメンツだし」
忍足:「ん? ジローどこいくん?」
ジロー:「俺? もちろん不二にコレあげにvv」
忍足:「青春やな〜」
向日:「何処のオヤジだよ・・・?」
忍足:「まーえーやん。で、ほい、『コレ』」
向日:「『コレ』って・・・」
忍足:「岳人にやるわ」
向日:「(疑わしげな目で)大丈夫なんだろうな、これ・・・」
忍足:「愛情やったらたっぷり篭っとるで?」
向日:「〜〜!! じゃねーよ! 味の保証できてんのかよ!?」
忍足:「なんやそっちか(肩を落として)。それやったら平気やろ。料理は得意やし」
向日:「・・・・・・////。ま、ありがたくもらってやるぜ」
忍足:「おーきにv」





英二:「ふ〜。管理人のヤツにはま〜たヤな目に遭わされた〜」
大石:「その割には元気そうだな、英二?」
英二:「ん〜? こんな事もあろうかとちゃ〜んと準備はしといたんだよん♪」
大石:「へえ・・・。どんな?」
英二:「知りたい? じゃあ目瞑ってvv」
大石:「?」
英二:「大石〜v はい、あ〜んvv」
ぱくり
大石:「//////!!!」
バカ正直――もとい素直に口を開けた大石。口中に広がる甘い味に思わず目を開き―――
英二:「へへっ。バレンタインチョコだよん////vv」
大石:「英二・・・・・・」
平然としつつも頬を赤らめる英二にゆでタコのように真っ赤になる大石。これ以上続けるとあまりの甘さに書いている管理人の脳がショートしますので次にいくとして。





深司:「さーて終わったから帰ろうかな。ああ神尾。台所の上の、余っちゃったから食べてていいよ」
神尾:「え? あの深司・・・それって・・・・・・!」
深司:「残飯処理」
神尾:「・・・・・・だよな。そんなもんだよな・・・・・・(涙)」





千石:「わ〜v 作り終わった〜〜vvv さ〜今から渡しに行こ〜〜〜vvv」
室町:「渡しに行くって・・・誰にですか?」
千石:「え〜っと、ここにいる人なら――――――烈くんでしょ? 太一くんでしょ? 北斗くんでしょ? リョーマくんでしょ? 不二くんでしょ? 菊丸くんでしょ? 伊武くんでしょ? 神尾くんでしょ? 裕太くんでしょ? 向日くんでしょ? ジローくんでしょ? それから―――vv」
室町:「全員死を覚悟していった方がいいっスよ」
千石:「?」
室町:「じゃあ俺はちゃんと忠告しましたんで」
千石:「って・・・え? え? え?」





そして最後に―――
リョーマ:「あ〜あ。何だったワケ? 今回のイベントは(チョコの包みを弄んで口を尖らす)」
裕太:「本気でな(頷きつつもその手にはやはりチョコの包みが)」
ジロー:「不〜二〜! って、あれ? 不二は?(もちろん持っていたチョコの包みを振り回して)」
リョーマ
&裕太:『知らない(殺気の篭った眼差しでジローを見つつ)』
不二:「――あ、いたいた。越前く〜んv ジローく〜んv 裕太〜vv(あいうえお順)」
3人、即座に反応して振り向き―――
リョーマ:「む・・・」
裕太:「んぐ・・・」
ジロー:「むあ・・・?」
それぞれの口に放り込まれたものを噛み締めた。
不二:「はっぴーばれんたいんvv(極上の笑顔で)」
3人:「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、いっか)」
リョーマ:「遅いっスよ不二先輩!」
裕太:「そうだぜどこ行ってたんだよ」
ジロー:「探してたんだぜ?」
不二:「あはは。ごめんごめん。さあ、帰ろっか」
リョーマ:「ういーっす」
裕太:「ま、今日くらいは家にでも帰るか」
ジロー:「帰ろー帰ろー!」










それぞれがそれぞれの幸せを胸に、今日もまた日は暮れていくのであった・・・・・・(と支離滅裂な文章で終わらせるのは止めましょう)。






2003.2.13