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アルヴィス:「さってケーキを分けてもらったはいいが・・・・・・」
ベル:「アル〜〜〜vvv」
アルヴィス:「やあベル。
―――ああそうだ。今ケーキもらったんだけど、ベルもいるかい?」
ベル:「え、いいの? わーいアル大好き〜vv」
ドロシー:「あらアルヴィス。どうしたのケーキなんて持っちゃって?」
アルヴィス:「ああドロシー。君も食べないか? 女の子はケーキが好きだっていうし」
ドロシー:「それはそれで凄い偏見だけどいいの? じゃあいっただっきま〜すvv」
スノウ:「あれ? どうしたのドロシー。ケーキなんて食べちゃって」
ドロシー:「えっへっへ〜。アルに貰っちゃったvv」
スノウ:「いいな〜」
アルヴィス:「じゃあ君もいるかい?」
スノウ:「いいの?」
アルヴィス:「ああ。もちろん」
ナナシ:「ええなええな〜女の子ばっか〜。
アルちゃん俺にもくれえな〜」
アルヴィス:「ナナシか・・・」
ナナシ:「何やのそのテンションの下がりっぷり?」
アルヴィス:「まあいいか。お前にもいつもいろいろ貰ってるからな」
ナナシ:「ええんか? ホンマ、おおきにな〜v」
アラン:「おおどーした? 随分盛り上がってんじゃねーか」
ガイラ:「ほう。ケーキか。お前が作ったのかアルヴィス?」
アルヴィス:「アランさん。ガイラさん。
そうだ。お2人もどうですか?」
アラン:「お? いいのか?」
ガイラ:「ならば貰おうか」
ナナシ:「アルちゃん俺にはあんなに渋っとったんに〜・・・・・・」
ドロシー:「まあ諦めなよ」
スノウ:「でもアルヴィス、『女の子はケーキが好き』云々はどこ行ったんだろ?」
アルヴィス:「ちゃんとあげてるだろ? ほら。
ああロコ・アクア、君らもいらないかいケーキ」
アクア:「いいんですか〜? ありがとうございます〜vv」
ロコ:「ロコ貰うです。ありがとうございますアルヴィス」
ナナシ:「何? 2人ともこないん好きなんか? やっぱかわええなあvv
ほな今度は俺がぎょうさん作ったるさかい!」
アクア:「本当ですか〜? 嬉しい―――」
シャトン:「ロコ酷いにゃ〜!! こないだあちしがあげた時は断ったのに〜!!!」
ロコ:「ロコいわしクリーム入りケーキはいらないです」
シャトン:「美味しいのににゃ〜〜〜!!」
アルヴィス:「ほら」
ドロシー:「女の・・・・・・『子』?」
ロコ:「ダークネスアーム“呪いの1セット”」
スノウ:「1セット!?」
ベル:「いやー!! 何入ってんの〜!?」
ドロシー:「ごめんごめん悪かった!! アンタはラプンツェルよりずっと女の子よ!!」
ロコ:「比較のされ方がムカつきます。やっぱり滅殺します」
ドロシー:「い〜〜〜〜や〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
アルヴィス:「あれ・・・? ケーキがなくなった。
まあいいか」
待ち望んでいた3人:『良くねえよ/ないよ/ないですよー!!!』
おまけのロラン編―――
ロラン:「あれ? ペタ。何持ってるんですか〜?」
ペタ:「ロランか。
うむ。ケーキだ」
ロラン:「ケーキ?
いいな〜僕にも下さいよ!」
ペタ:「駄目だ。これはファントム様の分だからな」
ロラン:「ファントムの?」
ペタ:「ああ。
―――これをアルヴィス殿に届けファントム様に渡してもらえば、日々虐げられているファントム様も喜ばれる事間違いない!」
ロラン:「さりげなく苦労してるんですねペタ・・・」
ペタ:「ファントム様のためだ。この程度は造作もない」
ロラン:「そうですか〜。けど・・・・・・」
ペタ:「む?」
ロラン:「ああいえ何でもないです。
それじゃ、頑張って下さい」
ペタ:「いらないのか?」
ロラン:「ま、ファントムのためなら僕も我慢しますよ。それじゃ」
ペタ:「ああ」
ロラン:「あのケーキって、さっき見たような〜・・・・・・。
時を遡れるアームなんてありましたっけ・・・・・・?」
ハロウィン:「どこで見たんだ?」
ロラン:「・・・・・・8万の祝いの席で〜・・・」
アッシュ:「それって・・・・・・。
―――結局ファントム1口も食べなかったヤツ?」
一同:『・・・・・・・・・・・・』
この瞬間、一番不幸な人はペタで決定した。
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