33322
あなたの事が大好きです。 |
ピッ―――
「あ・・・。
・・・・・・送り先間違ごうた」
@ @ @ @ @
「不来・・・・・・」
届いたメールを見、烈は仄かに顔を赤くした。
@ @ @ @ @
後日。
「お前もわざわざあんなメール送ってくるなよな」
「何や。えろう不機嫌そうやなあ。
はは〜。さては照れ隠しやな烈?」
「な//!!
そ、そんなワケないだろ!?」
「いや〜。ムキんなって否定すんのが尚更怪しい。
は〜。お前もそない女みたいな事されるんが好きなんか〜」
「だ・・・だったらお前こそ何だよ! あんなプレイボーイみたいな事して!!」
「まあちょっとした気分の転換言うの? お前も喜んどるみたいやし、大成功やな」
「べ、べつに僕は喜んでなんて―――//!!」
赤い顔でなおぐちぐち言う烈に、
不来はほ〜〜〜っと安堵の息を洩らした。
額の汗を腕で拭う。
(良かったわ・・・。気付いとらんみたいやな・・・・・・)
かのメールをさらにスクロールさせていった先には、
《―――せやから赤点にせんで下さい、先生。》
と書かれていた。
【《33322》は《スキ》の合図?】
―――Fin―――
@ @ @ @ @
かつて新聞記事でそういう話があったのですが《33322》、今回珍しく普通に騙された烈がいやに不憫だ・・・。そしてメールが標準語っぽいですが、実際文字にする時ってどうするのでしょう? 関西にいた両親も手紙は標準語で書いているためそうしてみたのですが、おかげで台詞入るまで誰が出したのか完全不明ですね・・・・・・。
2005.7.12