Mystic Eyes〜取説〜






烈:「まずはひたすらにややこしい人物紹介だね。一部解説が下に載ってるからそれと合わせて見てもらえないかな?」

星馬 烈
 −せいば れつ−
 風輪中学校2年テニス部部員。身長:159cm。ダブルス・シングルス両方。プレイスタイル:カウンターパンチャー。得意分野:持久力・技術。利き腕:両方。主に右。
 この話の主役。原作のミニ四駆をテニスに置き換えた感じで小さい頃からやっており、その実力は高い。
 小学校高学年の頃親の仕事の都合で海外に行っており、中学入学を機に1人だけ日本に戻ってきた(中学2年の現在は豪と2人暮らし)。中学でテニス部に入ったのは1年後戻ってくる弟とダブルスを組むため。それでありながらシングルス・ダブルス共にできるのは1年の頃実力を見込まれ無理矢理シングルスで試合に出させられたから。
 ミニ四駆同様テニスもじっくり攻めるタイプ。持久力は素晴らしく高い。力より技術で勝負。
 1年の頃は後述する3人に続いて
No.4の実力の持ち主。1年後半にて親友の不来の転校以来『実力』はがた落ち。豪のダブルスパートナーとしてかろうじて団体戦のレギュラー入りをしていたが、この度相方(誤)復帰にて本来の実力を取り戻しつつある。
 いくらオリジに近かろうがレツゴである以上この人の登場は必然的なものです。そしてOPで語った通り、あえて飛ばした性格面は『超強気・毒舌・鈍感・不条理以下略』といった感じです。






不来 裕也
 −ふき ゆうや−
千城学園中等部2年テニス部部員。身長:159cm。シングルス専門。プレイスタイル:オールラウンダー(サーブ&ボレーヤーに近し)。得意分野:瞬発力・技術。利き腕:左。
 この話の主役その2。中学入学当初は風輪、その半年後親の仕事の都合(またかい・・・)でイギリス留学。さらに半年後、2年になって千城へ転校。元々両親の仕事により転校が多かったが、中学に入ってからは片親でも日本にいる限りは離れて一人で暮らしている。現在は千城の寮で暮らしているが、風輪にいた頃の(やはり一人暮し。一応3人で暮らせるようにもなっているが)マンションもまだあるためそっちにもいったり。
 実力は相当に高く、1年の秋に行なわれた新人戦では都内でトップの成績を収めた。しかも全戦相手には6ゲーム中半分も取らせなかったという記録まで持ちながら・・・実は風輪では烈の1つ上の
No.3だったりする。なお千城では2年&入部したばっかのわりに余裕でレギュラー入り。
 性格はひたすら強気。なにせ烈兄貴と互角に張り合うもので。一時期大阪に住んでいたという理由でか話す言葉は関西弁(らしきもの)。釣りあがった目と犬歯を見せるかのような笑みのおかげでわかりにくいが、中性的な顔立ちの美形。眼鏡を取ると実はかっこいいというのが定番だが、彼の場合完全に逆走しており、そういう目で女子男子問わずに見られるのが嫌だから普段は黒ブチの伊達眼鏡をかけていたりする。動体視力含め視力はかなりいい。
 性格そのままにテニスも攻撃型。ただし熱血タイプと見せかけ実は狡猾・冷静のため(じゃなかったら烈と張り合うなどまずムリであろう)相手によってはいろいろと変えてくる。いわゆる『クセ者』。『内的コントロールの天才』とも言われ、簡単にまとめれば自在に体を動かせるアクロバティックプレイヤー。
 余談だが両親の仕事は医者
&薬剤師(それでなぜ海外に・・・?)。おかげで本人もかなり医療に関しては詳しい。特にスポーツ選手の健康については幅広い知識があり、時折烈が言っていたりするのも彼からのウケウリです。
 さ〜ってオリキャラ1人目にしていきなり烈兄貴と結ばれそうな人(笑)。彼のおかげでようやく今回不来×烈だとはっきり言えます(豪×烈はいつもどういう基準でどっちを攻にするのか悩みまくっていたもので)。ただしもちろん烈兄貴が受け受けしくなるわけではなく(まあごく稀に槍が降るよりは高い確率でなるけれど)彼がそれ以上の傍若無人振りを披露してくれます。おかげで2人の間にはケンカが絶えません。
 ―――さりげにこの人物像。やったらテニプリの忍足氏にかぶってたりします。本気でただの偶然だったのですが(なにせこの話造り始めたころまだ少なくともコミックスでは都大会だったし)。かぶるのはこの後です。そして名前、やはりテニプリの不二弟にかぶりまくってます。名前、というか固有名詞考えるのが苦手なためつけずに話を考えていて、気が付いたらこんな事になってました。あっはっはっはっは(渇いた笑い)・・・・・・。






刹那 冷菜
 −せな れいな−
千城学園中等部2年テニス部マネージャー。身長:157cm。ダブルス・シングルス両方。プレイスタイル:カウンターパンチャー。得意分野:持久力・技術・瞬発力。利き腕:両方(借りたラケットの種類[クセ]に応じ変化)。
 中学入学当初は風輪在籍。半年後、不来より一歩遅れて転校。理由は千城の方がいい奨学金制度があり安かったから―――笑ってはいけません。彼女はこれでも苦学生。
 風輪の頃からマネージャーのみ勤め、女テニには入っていない。が、実力がなかったりするのではなくむしろ逆。風輪中学裏ランキングでは烈・不来をあっさり下し、瀬堂とほぼ互角で
No.3だったり。
 烈・不来とは仲がいいが、転校以来完全に連絡が途絶えており、お互い状況はほとんど知らない状態だった。不来が彼女と同じ中学に転校してきたのはただの偶然。
 明るかったり激しかったりする性格ではないが、逆にそのため先輩たちにも気に入られている(いや、強気なその他2名が嫌われている、というわけではないですけどね)。ただし通常の優等生とは何かが違う。
 ちなみに彼女が女テニに入らない理由。本人は「自分は裏方の方が合うから」と言ってはいたが、実際のところスコートを履きたくないからじゃないだろうかというのが周りからの認識。裏付けするかのように彼女はテニスをする際もジャージで行なっている。
 当然の如く出てくる彼女。なお『裏ランキング』については設定にて紹介します。






瀬堂 戎斗
 −せどう かいと−
風輪中学校3年テニス部副部長。身長:165cm。ダブルス・シングルス両方。プレイスタイル:カウンターパンチャー。得意分野:技術・持久力。利き腕:両方。主に右。
 細身の体に常に柔和な笑顔の人。一見テニスとは、というかスポーツとは無縁そうな見た目とは裏腹に、風輪中学ではNo.2の座を維持していたりする。恵まれた体格をしていない分技術で補うのは烈・不来同様。特に相手のボールを利用したカウンターでは彼の右に出るものはまずいない(というかそんなもの利用できるだけの技術のある人が第一いない)。そんなこんなで『(外的コントロールの)天才』なんて呼ばれていたり。
 そしてこれまた柔和で穏やかと見せかけ笑顔の超絶辛口トーク
&いたずらに撃沈された者は多し。彼に歯向かって勝てる―――というか彼の上に立てるのは部長ではなく三村のみである。何気にガキっぽい。
 なお彼、他者の事を客観的に分析するのは得意だが逆に自分の事となるととことん鈍い。自分の事も客観的に捕らえようとする一方もちろん自分の事となので主観的に捕らえざるを得なく、理性と感情が上手く噛み合わないためである。
 『カウンター』・『天才』・『No.2』・『女顔』・『体格に恵まれない』・『笑顔で腹黒(ちょっと違う・・・)』・・・・・・かぶってます。激しくかぶってます。誰に、とは言いませんが。むしろかぶってない部分を探すのが大変です。あえて言えば目の大きさか。笑っても別に閉じないし。・・・・・・それだけか・・・。それでありながら性格はむしろミハ様に近いような・・・・・・。






加瀬 信二
 −かせ しんじ−
風輪中学校3年テニス部部長。身長:170cm。シングルス専門。プレイスタイル:オールラウンダー。得意分野:総合的に。利き腕:右。
 精悍な顔のテニス部部長。その強いカリスマ性により個性豊かな部員を引っ張って・・・・・・いっているわけではなく、首尾一貫としたあまりの俺様至上主義的ゴーイングマイウェイっぷりは部員全員の首に縄を巻きつけ無理矢理引きずっている状態。彼にとって部員は全員面白い遊び道具である。
 実力ははっきりと高い。全国トップレベルで、中学テニス界では5本の指に入る有名人。風輪では余裕で
No.1。1年の入部当初からその座に君臨している。プレイスタイルにも現れるように筋力に優れながら、それに固執しているわけでもなく技術も恐ろしく高い。総合的に高いためむしろあまり目立ちはしないが、技術面は天才と呼ばれる瀬堂にもひけを取らない。ちなみに一番得意なのはその激しい性格に相手がひるんだ隙の速攻。典型的攻撃型。のわりに勝ち続けられるのは―――本当に単純に攻撃力がケタ外れに高いからである。
 なお瀬堂とはかなり仲がいい。お互いの首に縄を巻きつけ引っ張り合っているような状態(それで本当に仲がいいのか・・・・・・?)。ついでにこの関係は烈と不来にも言える。
 このシリーズの最強キャラは問答無用で彼です。烈兄貴じゃね―のか・・・? と突っ込みがきそうですが、まあ所詮No.4ですし後輩ですから。






三村 直人
 −みむら なおと−
風輪中学校3年テニス部部員兼補佐担当。身長:173cm。シングルス専門。プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー。得意分野:瞬発力・技術。利き腕:左。
 精悍な顔立ちは加瀬と同じだが、あまり表情を変えない分こちらの方が周りにはかっこいいと思われやすい。
 風輪中学では上の4人(5人か・・・?)の下、
No.5としての地位を確立している。テニスはわりと攻撃型。無表情でばしばし攻められると特に慣れない相手はかなり怖い。
 性格は冷静沈着。これに尽きる。1人を好み、人といる事、いて盛り上がることがあまり好きではない。ただし別に冷たいわけではなく、盛り上がる事こそないが人ともよく話すし、ふ・・・と目元の力を抜いて微笑んだりもする。全体的に人との接し方はせなに通じるものがある。
 なお部活での彼の位置付けはいろんな意味での補佐。さりげに凝り性かつ几帳面な性格から他校のデータなんかも調べ上げ、ついでに爆裂5人衆(つまりは上の5人)にまだまともに意見が押し通せる存在として先輩から後輩にまで頼りにされている。その一方で問題児3年トリオの中になぜか自分まで含まれている事には大いに不満なようだ。
 ・・・データノートは持ってません(笑)。代わりによくクリップボード持っていろいろ書いてます。こういう『普通』なキャラはむしろ登場しにくいのがウチのサイトの傾向のような気もしますが、その割に出番は多いです。彼がいないと話が進んでくれないから・・・・・・。






三村 直也
 −みむら なおや−
風輪中学校2年テニス部部員。身長:158cm。シングルス専門。プレイスタイル:オールラウンダー。得意分野:総合的に。利き腕:右。
 名字からしてわかる通り三村の弟。色素欠乏症[アルビノ]の典型として銀髪に赤い瞳。その目立つ外見と、先天的な症状により差別される事を何より嫌がる。そのため(目の保護という意味もあるが)、黒―――は日本での入手は難しいそうなので濃紺のカラコンをつけている。今ではそれ以上に目立つ外見をもつどこぞの兄貴のおかげでさして気にならなくなったらしいが。
 兄を冷静沈着とするとこちらは完全冷淡タイプ。人付き合いは完全に興味なし。自らまともに接するのは兄、そして兄に良く似たせなといった程度。冷めた目に無表情、人を中に入れないような突き放した敬語にて周りからは敬遠される。ただしなにせこんな奴らの揃ったこの部活。自分は接するつもりがなかろうがその意志はあっさり無視され向こうから絡まれる事多し。なおさり気に肝は据わっており、如何なる災害からも自分だけは逃げ延びるタイプ。
 テニスは兄から教わり、兄を最大の目標としている。実力は
No.6。とはいえ元々の水準がやたらと高い風輪。No.6なんて言われてても大抵の相手には楽勝できる。
 不来の転校に始まる一連のゴタゴタ以来彼もまたレギュラー落ちし続けている。が、彼の場合堕落したというより、それ以降はランキング戦のたび誰の思惑だか必ず予選[トーナメント]で兄に当てられるためだったりする。
 兄が直人に弟が直也。実は『NIGHT HEAD』の霧原兄弟と同じだったり。相も変わらず名前を考えるのは苦手な管理人でした・・・。都大会編では名前でしか登場しなかった彼。関東編では出てくれるといいなあ・・・。






星馬 豪・Hコンビ(氷室&日向)
公立風輪中学校1年&3年テニス部部員。全員ダブルス専門。
豪・・・身長:
158cm。プレイスタイル:オールラウンダー。得意分野:筋力・瞬発力。利き腕:右。
氷室・・・身長:
168cm。プレイスタイル:カウンターパンチャー。得意分野:技術。利き腕:右。
日向・・・身長:
167cm。プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー。得意分野:瞬発力。利き腕:左。
【豪】
 中学入学で日本帰国。プレイスタイルは、というか全体的に攻撃型。無謀とも思えるほどにとことん攻めまくる。一見本気で無謀だが、それでも勝てるのは本人の実力と、ダブルスパートナーである烈のサポートがあるから。さすが兄弟といった息の合い様で、周りの中学には『星馬兄弟』の名で(そのままだが)恐れられている。1年にしてレギュラーの座を獲得するだけの実力あり。ただし烈にはまだ及ばない。その辺りを忘れ自慢すると兄の制裁あり。
 烈へは片想いだった。兄を完全に理解する事は出来ず、都大会編で現れた不来に横取りされた。今では普通の仲のいい兄弟に。
【Hコンビ】
 風輪に珍しいダブルス要員。両方実力は高いので普通にレギュラー入り。幼い頃からの馴染みで、一緒にテニスをやっていたらなぜだかよく気が合ったのでダブルス。氷室は見た目どおり、日向は見た目とは対照的に、どっちも活発な性格。なお『Hコンビ』の『H』は、表向きは『イニシャルが2人ともHだから』、裏というか誤解されやすいものは・・・・・・2人の容姿で判断してください。
 豪が片想いな理由。うちの最強烈兄貴が格下に扱われて満足するワケがありません。以上。
 ・・・・・・冗談抜きでこのシリーズ、豪が片想いであり、そして烈が豪ではなく不来を選んだのはそういう理由です。本当は烈兄貴も豪のことは好きでした。
 Hコンビ、わかる人はわかってください。この2人、明らかにダブルスを組むための設定というかプレイスタイルの組み合わせですが、元ネタは不二と佐伯げふんごふん。性格含めあまりにそのまますぎるのもなんですし、ぶっちゃけ風輪大人しい(表面上)人多すぎますので元気いっぱいな感じで。






〔解説〕
1.シングルス
&ダブルス
 どちらか専門、あるいは両方と書きましたがあくまでその場合が多いだけです。例えば不来なら烈とも組む事ありますし、加瀬と瀬堂、三村兄弟なんかも組んだりもします。その他ももちろんいろいろと。

2.プレイスタイル
 私もテニスはそこまで詳しくないので細かい事は言えませんが(というかめちゃめちゃ受け売り状態ですが)とりあえず挙げられた4つを分けるとこんな感じだそうです。ただししつこいですがこのシリーズ限定で(実際はもっと複雑ですよ)。
 ・カウンターパンチャー・・・・・・後ろで粘る。持久力での負かしあい。
 ・アグレッシブ・ベースライナー・・・・・・後ろから攻撃。パワー対決。
 ・サーブ
&ボレーヤー・・・・・・さくさく前に出てスピードプレー。瞬発力が命。
 ・オールラウンダー・・・・・・全面使って攻撃・守りどっちも
OK
 よって単純に行くと彼らの割振り、加瀬・三村・不来・豪が攻撃、瀬堂・烈が守りとなります。ちなみに直也はどっちも可。

3.得意分野
 どうタイトルつけたらいいのかわからなかったのでそのままで。2と絡めて、どんな感じのことが出来るのか、ということの指標です。ほとんどまんまですが2つほど解説を。ちなみに複数挙げられている場合最初に挙げられたものほど得意です。
 ・瞬発力[スピード]・・・俊敏性やら反射神経やらをひっくるめて。文字通り一瞬にどれだけ動けるか。
 ・技術[テクニック]・・・単純にいろんな技が使える、とか、狙ったところに必ず打てる、とか言うのの他に、試合の運びや駆け引きなんかも含めてます。これが得意=狡猾といった認識で大丈夫です。






烈:「次は設定だね」

風輪中学テニス部

 みんなの通っている(通っていた)、このシリーズの中心となる中学のテニス部。東京にあり、関東の強豪として名を馳せている。特に加瀬を始めとした現3年入部と共に、かつてない強さで快進撃を続ける。が、なぜかシングルス陣の強さに対し、ダブルスには恵まれず。おかげで本来シングルス専門の人がダブルスまで担当してたりすることもざら。






千城学園中等部テニス部

 やはり東京にある強豪校。ただしこちらはダブルスが強く、シングルスが弱い。だが今回不来が入部して来てくれたおかげでそれがカバーできたらしい。ちなみにこのため団体戦をやると不来は必ずS3担当となる。Wで2つとって不来でしめる。これが千城のやり方のようだ。






校内ランキング戦〔風輪中only

 風輪中学恒例行事。大会前に行いメンバー、つまりはレギュラーを決めるもの。4ブロックに分けて総当り戦―――ではありません。学年問わず希望者のみの参加で、トーナメント方式に争い団体戦のメンバーである8人まで絞り(予選)、そこからは8人で総当りのリーグ戦を行う。なお人物紹介であった
No.1〜6はこのランキング戦でのいつもの順位です。8人に搾った後のこの総当り戦に何か意味があるのかと言うと、実のところあまり意味はありません。ただみんなのやる気が湧くというだけで。
 ただしこれだけでレギュラーが決まるわけではなく、例外もあり。それがダブルスの1人のみがレギュラー入りした場合。この際は必要だと判断されたなら8人の中の下のほうを落として、代わりにパートナーのほうを入れる。実際かつて烈はランキング戦には参加せず、この方法でレギュラーになっていた。が、当り前の事ながらこれだと周りからの不満も多い。それでもかろうじて烈がその特例を受けているのは着実に成果を挙げているからである。風輪中学のダブルス要員不足はそこまで重大な事態だった・・・・・・。



 あ、すっかり忘れてました(爆)裏ランキング戦。これは今より1年近く前に行われたもの。その頃は不来やらもおり、烈も先輩らの手によって強制的に参加させられていた(まあ2回目以降は自主的に参加していたけれど)。
 きっかけは参加予定部員がたまたまその日風邪で欠席した事。もちろんその生徒のために日を延ばすなんて事はせず、だが総当り戦ならともかくトーナメント方式で枠が1つ余るのはとても困る。シード権、という事で不戦勝させても良かったのだが、それだと何だか差別っぽい。という訳で、その頃マネージャーを務めていたせなにお鉢が回ってきた。人数合せで彼女と争わせればとりあえずメンツは保たれる、という事だった・・・らしい。提案者が加瀬である時点でその建前もかなり怪しいが。
 そして行なわれたランキング戦。自前のラケットすら持っていない彼女だ。もちろん実力はど素人・・・・・・と甘く見ていた誰もが裏切られた。あっさり快勝。またまた快勝。気が付けばトーナメントを勝ち抜け8人にまで選ばれてしまった。これはこれで面白そうだという当時の2年らに(というか加瀬と瀬堂に)おされてそのまま総当り戦まで参加。結果は・・・・・・人物紹介で書いた通り。加瀬、瀬堂に続く
No.3。しかも瀬堂とほぼ互角の試合をした、という事で非公式ながらその実力は誰もが認めるものとなった。が、クドイようですが彼女はマネージャーであり、それ以前に女性なので男子テニス部のレギュラーにはなり様がありません。なのでこの後レギュラーは9位を決め、その人が繰り上がりでGetしました。






全国大会

 このあたりは普通に中学テニス部です。地区大会(5月)→都大会(6月)→関東大会(7月)→そして全国大会(8月)へと進んでます。なお話が始まるのは風輪と千城の衝突する都大会の前から。






新人戦

 3年引退後、9月に1・2年で行なわれるもの。全国までではなく都道府県レベルまで行なわれる。
 参加人数は自由。ただし学校の代表者として扱われるため精鋭1組か2組程度を出すのが礼儀。『質より量』と言うところもあるがそんな所は大抵ボロ負けして終わる。
 風輪からはダブルスに加瀬と瀬堂が、そしてシングルスに不来が出場。結果は不来が男子シングルス優勝。加瀬・瀬堂ペアが千城のダブルスに負け4位。なおダブルスの1位、2位は毎年恒例千城の独占。
 ちなみに不来の紹介欄に『全戦相手には6ゲーム中半分も取らせなかった』と述べたがあくまで新人戦そのもの限定で。メンバーを決める校内選抜では、加瀬と瀬堂が最初からダブルスへ行くと決めていたため不来と烈の一騎打ちとなり―――そして6−6のタイブレークの末勝った不来が大会に出場した。これ以外にも不来と烈は対戦させると必ずタイブレークに持ち込まれるという本っ当に互角の実力同士。
 なお2人とも出さなかったのは加瀬の独断。曰くこうやって争わせた方が強くなりやすい、だそうだ。






以上。あくまでこれはこのシリーズ限定の設定ですので、そのまま鵜呑みにしないで下さい。様々な場所がおかしいです。
烈:「―――というのが、管理人が最期に遺したメッセージだよ」
最期かよ・・・・・・



2003.5.25 (2004.1.32005.4.13一部改正)