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議題1.各校及び各家の位置関係(近くになきゃ幼馴染のなりようがありません)。
1.六角=千葉にある。以上。都道府県違いな時点でこれ以上語ったところで意味はないだろう。
2.山吹・氷帝・青学
千石がコミックス6巻にて青学の、さらにラブプリにて氷帝の偵察を、しかも制服のまました時点で3校はわりと近くにあるらしい。なお3校とも私立のため学区は関係なし。
そしてキスプリ・ラブプリにて、青学メンバーと跡部・忍足が同じ図書館を利用しているところから(図書館での不二の台詞「部活が休みなのは残念だけど、おかげでやっと図書館開いてる時間にこられたし、たまにはいいかな(Byキスプリ&ラブプリ)」より部活のない学校帰り。しかも全員制服姿のため間違いなく学校から通える範囲)、青学と氷帝もまた近くにあるらしい。なおルドルフメンバーもここに通ってきてはいるが、木更津の台詞「ここの図書館、いいのが揃ってるけど学校から遠いのがたまに傷だよね(Byキスプリ)」よりやはり遠いそうだ。なお原作・アニメ共に発生したイベントにて、リョーマと桃が学校帰りに利用するストテニ場でジャージ姿の氷帝メンバーに何度も遭遇する辺り本気で2校は近いと思われる。
さて、学校と自宅の関係。千石が一切関係出てこないのでここは主にその他2名について。
不二
不二といえば姉が車で送ってくれたりするのでちょっと遠いのか? などと思わせつつ実際それが行われたのは地区大会日で会場へ向かう時。アニメでは《カルピンの冒険》の回でもう一度あったが学校帰り偶然会って。しかも一緒にいた桃が由美子の事を知らなかった時点で、そうそう送り迎えがよくあるとも思いがたい。なので日常わりと歩きかと。
跡部
次いで跡部。ラブプリにて「ちっ、すっかり遅くなっちまったな。やっぱり迎えをよこしてもらえばよかったぜ」と制服姿で呻いていたりするが、逆に考えれば迎えがあろうがなかろうが問題ない位置、即ち学校から意外と近いらしい。
ちなみにこれまたラブプリ&キスプリ、不二対手塚戦で2人が会った位置と跡部の帰り道は同じ場所(正確には風景)だったり。不二が「手塚がこっちを通るなんて、珍しいね」と手塚に言うところから、不二は日常的にこちらを使用しているようだ。なおこちらも学校帰り。つまり―――不二と跡部の帰り道は同じコース!
佐伯
上より続いて、しかもさらに面白い事に、同じ場所にて佐伯対樹戦でサエは樹ちゃんに「サエこそちょっと昔きたことがある」と指摘されている。ちなみにサエと葵除いて樹・黒羽・ダビデは同じ場所を「初めて」と言っていた(なお葵はそこへ来る展開がなかったっぽい。ゴメン。葵に関してまだ全員対戦してないからこの辺りの詳細は追って報告しますわ)上、サエはこれまた樹曰く「スタスタ歩ける」程度(少なくとも初めて来てきょろきょろしてるやつ置いていける程度)に慣れているそうだ。
つまるところ不二・跡部・佐伯の3人は同じコースを知っている。さ〜って少なくとも千石さん除く3人が近くに住んでいた的こじつけ(爆)はいいかな?
千石
ちなみに千石さん関連ではこれまたキスプリ&ラブプリにて『運勢のいい方角』として千石さんが寄った商店街に『何気に人使いの荒い母と姉に買出しさせられた』不二(共に前後の展開と制服姿より部活のない学校帰り)がいた辺りやはり2人の家も近いのか? とりあえず北西の方角が千石さんの自宅と正反対でない事を祈る。彼なら正反対でも絶対行くだろうし。
では次、関係いってみようか!
議題2.4人の関係
さて、4人の関係ですが、これまた千石さんを除いての話を先にしてみようと。そしてそれをするにあたって1つ。
この関係を解く重要なキーは裕太である! とだけ力説。本っ気で裕太の言動と相当おかしい履歴を元にすると、最低限跡部まで幼馴染になれるんじゃなかろうかと。
1.不二と佐伯
不二と佐伯といえばアニメでは公式幼馴染、原作ベースのS.H!2でも芝沙織が2人を指して幼馴染と言っているところからそれっぽくはあるが、原作そのものでは対戦前にわざわざ2人きりで会ってまでいるというのに20.5巻でそのような記述は一切無し。ラブプリでの会話もかろうじて学校名抜きで直接名前を呼び合ってはいるもののその他は極めて普通。ではアニプリ限定の設定なのかといわれるとこれも違う可能性高し。それを証明するのが佐伯と裕太の関係かと。
佐伯と裕太というとかつて対戦して佐伯が惨敗した(厳密には裕太が圧倒したBy乾)、本人曰く勝ちを譲った(ラブプリより)という話だが、まあこれはアニメでは触れられなかった20巻の佐伯と不二会話より、腕痛めちゃうから負けたを採用。その他の理由だと相当に哀しいというのが一部本音。それはいいとして。
ここで疑問。佐伯はなぜそこまで裕太に遠慮したのか。もしも2人が赤の他人でこの時点で初めて会ったとする。佐伯は裕太の怪我『するかもしれない』可能性まで気を使う必要があるのか。これに関しては一応人間としてYesと答えておく。頼むからいくらコートで残虐極めていようが観月と同じ路線には走らないでくれ・・・。
ではさらに生まれる疑問。佐伯はなぜ裕太にすぐにそれを言わなかったのか。リョーマなど喰らって即座(正確には4球目程度か?)に「あんまり使わない方がいいよ」と警告したというのに(9巻)。裕太が青学戦でまだ使い、しかもラブプリ佐伯対裕太では
佐伯:「この間はちょっと、勝ちを譲っちゃったからね。リベンジさせてくれないかな?」
裕太:「むっ・・・、やだなあ。実力ですよ、実力」
などという会話が成立している時点で、佐伯は一切注意・警告・禁止の類をしないまま使わせないようにさっさと負けただけという事になる。言わない理由、考えられるのはいくつか。
1つ:破ってみたかった → 使わせないよう負けた時点でこれはありえない。
2つ:注意する義理はなし → これもない。ならば同時に気を使う義理も無い。
3つ:裕太の『思い』を知っていた → これならばありうるのかと。
裕太が日々兄に勝ちたいという思いを知っていたからあえてその気持ちを折るような、せっかく身につけた必殺技を禁止する事が出来なかった。それなら言わずに負けた理由も一応説明がつくかと。そしてそこまで内情を知り、なおかつ配慮するからには相当の知り合いであると思われる。
そしてそれを裏付けるのがまたしてもラブプリ。これにおける裕太と六角メンバー(の内の佐伯・樹・葵)との会話で出し。通常微妙な知り合い相手での出だしは「何処何処(学校名)の誰々(名前)」がパターン。実際裕太は樹と葵相手には「六角の〜」と言っている。ところが佐伯相手のみいきなり「あっ、佐伯さん!」と学校名をすっ飛ばす。直接対戦した相手だからかと思いきや、同じく対戦した(それもより最近)筈のジロー相手には「氷帝のジロー・・・!」としっかり学校名が入る。というわけで佐伯と裕太の間には相当の関係があるかと思われる。
では裕太と佐伯はいつからどういう関係での知り合いなのか。
ラブプリにおいて対青学3年メンバー除いてかなりケンカ腰だった裕太が、妙に佐伯に甘える(というとかなり語弊有)。この辺りより、2人は裕太が不二に反発しやさぐれる前から知り合いだったのではないだろうかと。反発する前なら不二と離れる理由もなく、それこそ妄想こじつけと評される事を覚悟で言い切るならば、むしろ裕太は兄にべったりついていたのではなかろうかと。初っ端っから離れていたのなら比較される事はそこまで多くはないような。そしてアニプリ回想シーンでは実際幼い頃なんだかやたらと2人でいたような・・・。
だとすると裕太と佐伯の共通点、1番簡単なのは間に不二を挟んでだろう。裕太とは兄弟、佐伯とは同じ年とくれば、彼を介したと考えるのが最も自然といえよう。
この時点で最低限不二と佐伯もまた裕太が反抗期となる前からの知り合いだと思われる。なお『最低限』を殊更強調するのは、それ以前ならいつでもOKのため。
そして不二と佐伯の直接関係。名前についてよく挙げられますが、しかし私はこの辺りについては詳しくなく、これ以上理論を広げようがないので割愛。
改めて不二と佐伯、ついでに不二と六角生との関係。
アニメ・原作共に、不二がやたらと六角とその近辺について詳しい。アスレチックの由来からオジイが元ウッドラケット職人だった辺りまで。さらにアニメでは青学と六角遭遇時、本来ありえないはずなのに不二と佐伯が気付くまでお互いの正体に気付かなかった。原作ではルドルフの木更津が元六角生だったことを不二は知っている(まあ乾のデータノートにも載っていた時点で彼からの知識提供ともいえるが、これは教わる理由がない)。そしてラブプリでは樹・黒羽ともある程度は親しそうに話している。なおダビデは誰に対してもロクな反応をしないため(ヒデ・・・)判別不能。そんなこんなで不二は六角生全体と個人的にわりと親しいのではと。
なお逆にラブプリにおける佐伯と青学生の場合・・・・・・・・・・・・全っ然! 他の人との会話と差がなかったため割愛。サエ関連のやりとりは使いまわしが多すぎる。多分何も予備知識なしでサエ関連全員やった場合、同じ六角生の次に彼が仲がいいのは誰かという質問に全員が『裕太』と答えると思う。不二ではなく。
さてある意味不二と佐伯幼馴染説における最大の疑問。どっちが離れた(引っ越した)のか。
ここまでくれば結論は一般的には不二が東京に、だろう。越す前千葉に、それも六角中近辺にいたからみんなと親しく、また佐伯が不二の元へ遊びにいったから前述した樹の「サエこそちょっと昔きたことがある」となる(『いた』ではなく『来た』であるのがポイント。この発言からするとむしろ『いなかった』と捉えるのが普通)。が!
誰もが知るよう不二の家は車2台持ったかなり高級ちっくな広めの住宅しかも東京にあり(6巻参照)。その上父親は時差のある場所(つまりは海外か? あるいは実は夜型の仕事か。しかし外資系の会社員の仕事に昼夜逆転するような事が起こるのか。イマイチ仕事というのはよくわからない・・・・・・)へ単身赴任中。引っ越すか? ンな環境で。
つーワケで一般思考と逆走して佐伯が千葉に越したとしてみたり。ただしこちらはこちらで根拠0ではないのでご心配なく。
3度登場樹の台詞。佐伯は昔ここ(東京の、不二もいそうな場所)に来た事があり、他の六角メンバーは初めてらしい。この時点で六角が青学と対戦(練習試合)するために東京に来たといった仮説は完全0となる。
仮に不二が東京に引っ越したとする。ではなぜ佐伯のみ不二の元へ遊びにいったのか。しかも樹は「ちょっと昔」と表しなおかつ「来た」と過去形。現在形では行っていない。
そして逆に、かつて佐伯が東京にいて千葉へ越したとする。佐伯を通じ不二が六角の内情を知るのは割と普通の事であり、さらにアニプリにおいて過去(中学入学前)のシーンで、当然の事ながら佐伯を中心とした六角メンバーはいてもその中に不二はいなかった。
また樹の言った件の場所及びその近辺(はぐれた2人がお互いを探し回っていた辺り)、これは証明というより一般理論で。サエが『昔きた(あえて強調)』事を樹が知ってるのはもちろんサエ本人が話したからだろう。ではここで疑問。サエはどうやって樹に説明したのだろうか。答えは「この辺り、昔来た事があるんだ(あるいは『よく通ってた』など)」じゃないだろうか。たとえ元通学路だの遊びによく行っていた場所だろうと、自宅そのものでない限り狭い範囲(それこそ彼らの会った河原の道だの2人が探し会った公園だの)を指すなら必然的に『いた』ではなく『来た』となる。樹の発言は一見佐伯元東京人説を否定するようであまり矛盾はしていない。
というワケで、不二(と裕太)と佐伯の関係としては小さい頃からの知り合いで、なおかつ佐伯が千葉へと引っ越したということで了。
2.跡部と不二
2人の関係を表す―――というか一般的にこの2人が幼馴染だというのに最も大きな、そして簡単な理由は呼称。不二は跡部を呼ぶ際呼び捨てにしている。他は大抵『君』付けだというのに(コミックスで確認したところ、彼が呼び捨てにするのは青学メンバー+当り前に裕太と佐伯を除けば観月・亜久津・ジロー・跡部、そして真田に柳。観月呼び捨ての理由は最早私が語るのも哀しいほどに単純なものなので控えるとして、亜久津はむしろ君付けする理由がないからか、ジローに関しては手塚に向けての一言のみ「・・・裕太を倒したあの彼、ジローだっけ?」とめちゃくちゃに曖昧な言い方。しかもキスプリで本人に言う際は「芥川くん」「亜久津くん」になっている。そして真田と柳は本人がいないところで呼び捨て。本人10m程度前にして呼び捨てするのは確かに観月と跡部だけだった)。
ところで話題ここでふっとばしましてキスプリ&ラブプリについて。
不二とその他全員対戦させて妙なことを発見。青学メンバーを除いた不二の呼称。大抵『〜くん』。呼び捨てだったのはラブプリにおいて六角&切原除く立海メンバー(余談だがなぜか幸村と無用なまでに親しげに語りあっていた。ヘタをするとそれこそ不二は、佐伯とより幸村と幼馴染と言われた方が納得する)。そしてなんと! キスプリにおいて唯一呼び捨てにしていたのが千石さんだった! なお忍足・橘・そして跡部に関しては名前すら呼ばずいきなり「やあ、奇遇だね」で話が始まる。逆に言えばそれだけ親しいのかそこ3人? ラブプリというか六角・立海戦の頃から不二の呼称法が原作からして少しずつ変わってきているような気もするし、そこからゲーム作ればそりゃ呼び捨てになるかなんて思いつつも何故千石さんだけずっと呼び捨て? しかも他は「〜くんだよね」と微妙に曖昧なのに千石さん相手だけ「山吹の千石か」と断言。もしかしてこれは私が幼馴染設定作る前にあった設定、≪2年の都大会にて不二を見かけた千石。可愛い子発見にさっそくアタック。返事は「僕に勝ったらいいよ」。さっそくやって―――さっそく惨敗。不二のポロシャツ捲くれに気を取られているスキにあっさり6−0。途中からはわざと捲くられ、以降彼にはからかわれ続け頭が上がらない≫そのままだったのか・・・!?
話は戻しましてさらに2人の関係となると初めての接点、青学対聖ルド戦にて登場した跡部が開口一発「さすがだ不二周助。相変わらずスキがねえ」と言ってのけたり。『相変わらず』っていつ? 去年大会で見たのかと思いきや、彼その直後に樺地に向かって「よく見とけ」など言っていたり。氷帝は選手のみではなく応援者(部員)大会に引き連れてきてる以上去年樺地もいたはずでは?
そして都大会終了後というか14巻ストテニ場で氷帝正レギュラー全員集合の時、跡部がリョーマを指し「お前が例の青学1年レギュラーか。あの山吹中の怪物亜久津を倒したらしーぜ」。本気で彼はどこからこの情報を仕入れた?(なお同じ事が言えるのが7巻における千石さんの台詞「うんそうか。キミが例の青学ルーキー?」)
一応9巻で氷帝が不動峰に負けた際「無名校だからノーマークだった」とホザかれているところからある程度の情報収集はしているらしいが、ぶっちゃけ青学においては手塚狙いの彼がわざわざリョーマの情報を覚えてる理由は? 少なくともコンソレーション中だった彼本人が見ていたわけではないだろうし。というか『例の』だの『らしー』と来た時点で絶対自分で直接得た情報ではあるまい。ついでにこれさり気に千石さんにも同じ事が言えたり。この簡単な解釈が不二→千石経由で跡部に伝わった、あるいは不二から直接伝わったという形。
再び青学対氷帝戦に戻りまして、2人というと直接対決はもちろんなくとも目立つのは互いの解説の多さ。特に跡部。試合前から不二について解説、それも寝こけるジローに向かってやりまくったようだ。挙句陰で。口に出さず心のボヤキだった筈が騒ぐジローに「言ったろジロー」と普通に言い切る。言ってません断言しますがアンタ口に出しては。さらにジローを手玉にとりまくる不二にまたも心の中で(不二・・・・・・)とか思ったり、「遊んでやがる」とか言ったりした時のアンタの実に不愉快げな顔は何!? 妙にむっとしてるし。しかも次のコマで目ぇ開いて「ふっ」と鼻で笑う不二出されると、まるで跡部を笑ってるように映るのは何故!? 遊ばれるジローが嫌なのですかそれとも遊ぶ不二が嫌なのですか!? それこそふざける弟を注意したくてたまらないって感じですよアンタ!! 弟は弟でむしろお兄ちゃんからかいまくってます! (こんな子用意したって僕には通じないよ)とか心の中で言ってそうだ。やはり彼も不満だったのか? 跡部がやたらジロー推進に回って。(どうだ、こいつがジローだ)とか自信満々に笑ってますしね。
また原作において不二のトリプルカウンター・白鯨の正体に最初に気付いた(ジローに警告した)のが跡部だったり。一見普通なようで・・・・・・跡部警告の段階でボールはまだ落っこちてきていなかった。前のコマで英二と桃が無言で驚いているのは、同じ事(超スライスロブ。少なくともただのオーバーというかアウトではない)に気付いたからかそれとも単純に不二の『ミス』に驚いたかどちらかはともかく、彼らと跡部の違いは『不二が何をやるか』を知っていたか否か。青学メンバーはもちろん不二がリョーマにした白鯨やります宣言を聞いてはいただろうが、跡部はざわめく周りに対し「何かやるつもりか?」と言った点で宣言そのものは聞こえていなかった。でありながら気付きさらに警告、と実質最も早く動いたのは、元々あの技を知っていたためか? とか思ってみたり。
いっくら相手の打球に対するカウンターではないとはいえ、さすがに1人で完成形まで持ち込んだとは考えにくい。壁打ちする中で使おうにもそれじゃ逆風が吹かない、しかもちゃんとネットの上を通って自分のコートまで戻すためにはコート全面使って練習しなければならないだろうが、8巻でリョーマがやっていたようにコートをイメージして壁打ちを行う場合半面(つまりはネット部分が壁)にしかならないだろうし。なら不二は一体誰を相手にこの技の練習をしていたんだという疑問は残ったまま。
―――実はこの答えはどうせ宣言を聞いた際「・・・・・・・・・・・・」と黙って頷いた手塚なのだろうが(自己ツッコミ)、跡部の反応いくらなんでも早すぎだろ!?
そして手塚対跡部戦。17巻においてひたすら打ち合う2人を固唾を飲んで見ていた一同の中で、不二だけなぜか「・・・・・・・・・・・・」といかにも何か言いたさげに唇を尖らせていたり。アンタはアンタでどっちに向かって何を言いたい!? 跡部と同じく手塚の肩に気付いたのか、それともそれを見極めようとしている跡部を見ているのか。
さらに跡部が持久戦に持ち込んでいると最初に気付いたのが不二。そしてそのきっかけが、同時に気付いた真田を参考にすると跡部が破滅への輪舞曲を打たなかったから。つまり―――不二もまたこの技を知っているとも考えられる。
さて再び真田の(正確には柳の)台詞より。跡部がこの技を彼らの前で初めて見せたのはJr.選抜合宿の時。それ以前もあったとすると・・・・・・跡部ってば一体いつ使ったんだろうねえ? 関東より先のレベルなら2人が見てただろうし、都大会レベルだとすると1番考えられるのが対青学戦。実際2年の時跡部は出て、当時の部長を倒したなどというし。が、その部長というか今の3年より上の世代、みんっな入学したての手塚しかも右手持ちにあっさり負けてなかったか? そういうの相手に跡部がンな大技使うか? 第一あんなに印象[インパクト]強すぎの技なら1度見せられれば青学陣みんな覚えるだろうよ。なのに不二だけが気付いたり。
しかも跡部を称して「跡部はそんな甘い男じゃないよ」などと言ってのけたり。貴方むやみに詳しすぎませんか? これで憂いに満ちたため息までついてみせた彼が『全国区』の一言に踊らさせられてたとしたら大爆笑だけど。
ちなみにさらに余談として手塚のドロップショット、「零式」とちゃんと正確に名前言えたの跡部が最初でしたね。その他みんなは「伝家の宝刀」としか言ってなかったのに。わ〜。跡部ってば物知り〜。これが不二からの受け売り知識だったら本気で笑える。
はい。閑話休題つまりはこれからが本題。は〜今までのこじつけは大変だった。
3人の関係のポイントは裕太にあり、と最初にヘンな字で示したわりに今だに出てきてません裕太。
そう! 跡部と不二の関係もまた裕太絡みで解決だ! さらにヘタすると不二と佐伯の関係以上に明白になるかもしれん。さ〜ではそんな裕太Come on!(現在午前2時。このレポートもどき始めて10時間経過。疲労によりちょっぴり壊れ中)
ラブプリにおける跡部と裕太の会話、ポイントとなる跡部の台詞は以下の3箇所。
その1:「テメェどっかで見たな・・・(文字通り裕太と遭遇して)」
その2:「思い出したぜ。青学の不二の弟じゃねえか」
その3:「兄貴に追いつきたいんだろ? この俺様が練習相手をしてやってもいいっつってんだ。感謝しな」
おまけの裕太:「追いつくんじゃなくて、追い抜いてやるんですよ」
『どっかで見た』のはまあ都大会5位決定戦だとして、『青学の不二の弟』って・・・、氷帝対聖ルド戦しかも青学は決勝で忙しかっただろうに、お兄ちゃん全然関係ないじゃん! 周りのざわめき聞いたのか?
ちなみにS.H!2シナリオモードを参考にすると、お兄ちゃんどうやって時間作ったか応援に行ったらしい。しっかり試合前の弟に声までかけて。となるとさらに不思議なんだが、跡部様はそんな麗しき兄弟をしっかり閲覧してたんですかい。しかも見物人の兄のみ。そんなに見られると不二以前に読み手&プレイヤーが照れんじゃん////。・・・まあそんな冗談はさておいて。
なおキスプリにてやはり跡部と遭遇した木更津・柳沢。「思い出したぜ」の後で来た台詞が「ルドルフだろ、テメエ」。・・・・・・制服見りゃわかります誰だって。跡部は本当に自分に関わる人物以外覚えていないらしい。
1番の注目ポイントはもちろん『兄貴に追いつきたいんだろ?』。跡部様何故不二兄弟事情にそんなに明るい?
こればっかは歓声とかそこらへんからは読み取れないだろ。よっぽど内部事情に通じてないと。しかもコンソレーション時、既にリョーマと対戦済みの裕太はそこまで兄に固執していない筈。やはりコンソレで1回会ったっきりの状態でコレ当てるのは、跡部様の眼力をもってしても不可能かと。
ちなみにキスプリ・ラブプリ共通で他の人を裕太と当ててもこのような会話出されたのは跡部相手の時こっきりでしたな。しかも裕太も乗るし。
さて、跡部はなんでここまで詳しいんだろう? これまた偏見で言ってしまえば、彼がそんなに何でもかんでも他人を気にする性格とも思えないし。他人の事情を気にするならまず不動峰を気にするべきだろうになんて突っ込んでしまえるし。しかもこれはあくまで『裕太の』事情であり『不二の』事情ではない。不二に対してなら、互いに関東の強豪同士だし去年もいろいろ大会で当たったようだしまあ100歩譲って事情を知っててもおかしくはないかもしれないが・・・・・・クドいがあくまで裕太の事情。
無名校だからノーマーク云々の話に戻れば、それこそルドルフの調査をする必要はないだろう。外部から取り入れ強化してきたとはいえブロックも完全に逆。ラストまで残らない限り本来当たる筈のなかった学校であり、しかも同じ側に青学がいたとなれば本っ気で調査しちゃいないだろう。まあ『左殺し』として有名になってきている裕太の名前くらいは聞くかもしれないが、それと兄をくっつけるのは無理に等しい。なにせお兄ちゃんは右利きだ。
跡部が知るとなればそれこそ直接知り合いだからか。その割にこの裕太の警戒心バリバリの台詞。対佐伯とは大違いだ。となればここになおさら干渉役というか媒体というかが必要とならないだろうか。そう。『不二周助』という仲介役が。
もし跡部と不二がそれ相応に親しく裕太がその弟として間接的に知り合いだとしたら、不二と一緒に居れば裕太の対抗心について知るのも容易だろうしそれこそ『不二の弟』発言の謎も簡単に解けるわけで。
ついでにさっきの『不二の弟』発言の根拠、考えれば考えるほど可能性は薄いです。対青学戦ならまだしも対氷帝戦しかも対戦相手が正レギュラーのジローとなると、周りの歓声は氷帝コール一色となるか。しかも余裕綽々で勝てる(と予想したであろう)戦いならば、またしても跡部はどっかへふらりと消えていた可能性もあり。そして橘の正体を一目で見破った割に初っ端あった筈の挨拶時には気付かなかったりした辺り、この人は興味なさそうな事は本当によく見ていないような・・・・・・。
などなどの理由により跡部と不二もまた知り合いであるという事で。
3.佐伯と跡部
この2人の接点は当り前の話ラブプリ1回こっきりしかありませんが(厳密には青学対立海戦観戦仲間とも言えるのか?)、さ〜ってそこから話を広げてみよう。
まず出会ってからの全文上げます。比較対象として佐伯対不二戦も。なお佐伯の微妙に違う台詞は対跡部/対不二の順、さらに跡部と不二の台詞はまあ好きなほうをお読みください。
佐伯:「おーい、樹っちゃん! どこいっちゃったんだ?
こんなところではぐれるなんて、ついてないな。オジイに頼まれた用事も済んだし、早く帰りたいのになあ。
ん?
やあ、氷帝の跡部/不二じゃないか」
跡部:「テメエは、六角の佐伯か? 千葉の六角が、こんなところで何やってんだ」
不二:「なんだ、佐伯か。こんなところで何してるんだい?」
佐伯:「ちょっと用事があってきたんだけど、連れとはぐれちゃってさ」
以降対不二のみ・・・佐伯:「もう探すのあきらめて帰ろうと思ってたところなんだ」
不二:「ふふっ、それは災難だったね」
佐伯:「そうだ、跡部/不二。ちょっと俺と打っていかないか/そこで俺と打たないか?」
跡部:「お前と?」
佐伯:「せっかくこんなところで会ったんだし、手ぶらで変えるのももったいないしな。土産話のネタにでも、どう? 相手してくれないかなあ」
跡部:「へぇ、おもしろそうだな。いいぜ、遊んでやるよ」
不二:「へぇ、おもしろそうだね。いいよ。僕でよければ、よろこんで」
佐伯:「サンキュー。恩に着るよ」
はい。色分けすると如何にサエが1人マシンガントークしてるかが明らかになりますが、今回のポイントはそこではないので置いておくとして。
こういうややこしい事をした理由は1つ。やったら跡部と不二の台詞が似通ってます。だからどうしたたーいいませんが、あ〜生活環境が似てるときっと思考パターンも似たものになるんだろうなあ、と。ちなみにこの簡単な例が六角一同。裕太と対戦するとかなりの確率で彼にフリスビーぶつけられます(避けるか本気で当たるかは人それぞれですが。ちなみに六角ではもちろんサエは避けました)。他のみんな怒るのに六角メンバー口を揃えて「楽しそう」と言ってます。台詞回しやその内容にもしこの脚本書いた方が意味を持たせているのならば、ここまで被った不二と跡部の間にも何かあるのか!?
戻しまして佐伯と跡部の話。SweetとBitterどっちにも登場した跡部は六角メンバーの佐伯・樹・葵・黒羽・ダビデの全員と遭遇。跡部が最もすすんで試合に臨んだのが対ダビデ戦。100人切りのリベンジですが、さらにダビデの代理として黒羽とも試合してみたり。
ところでBitterにいたこの2人と違って、Sweetでの跡部の六角メンバーの扱いはかなりヒデェものだった。「さっさと千葉に帰れ」といった台詞を素敵にぶっこきます。サエ除いて(迷子でも1人で帰れる的発言をする樹に「そーかよ。そんじゃ、とっとと帰れ。じゃあな」。用事終わっても女の子に会いたい一心でブラブラする葵に「フン。くだらねえ事いってねえで、さっさと帰って練習でもしてな」)。
何でサエには言わないのか。それはさっき示した会話通り。ンな口挟むヒマないさりげなサエの弾丸トークに阻まれてといえますが。しかし同じ状況でサエを探していた樹の場合、『以降対不二のみ』と示したところで先程の台詞を言われます。そしてそれを慌てて止めます。不二が示したように口を挟もうと思えば挟める場面です。なのに跡部は全く口を挟まずそのまま流しました。
さらにもう一つ、件の対ダビデ戦、ダビデが了承する際「(新しいギャグの)いいネタが浮かぶかもしれないし」と言って「くっ・・・。この俺様との勝負をネタだと? その言葉、後悔させてやるぜ」と怒られかけてましたが、その割にサエは堂々「土産話のネタにでもどう?」とほざいておきながらその返答は「へぇ、おもしろそうだな」。
・・・いいんかい。ネタにされて。しかもギャグだろうが土産話だろうが、ネタにされる跡部には利点0だというのに。どころかめちゃめちゃ乗り気だ。そして、再び戻りまして対ダビデ戦。ギャグが浮かばんと悩むダビデに「何ブツブツ言ってやがる。やるのか。やらねえのか。あア?」といった台詞から、跡部はダビデ曰くの『ネタ』の意味はわからなかったはずでは・・・・・・?
さてここから妄想タイム。サエはこの試合をどう土産話として持ち帰ったりするのか。普通に「あの氷帝の部長跡部と対戦したよ」というつもりか、それともMy設定(引っ越したサエに会いに、よく不二・跡部・千石は千葉へ行っていた)を引っ張ると、「久しぶりにアイツに会ったよ」という内容で六角のメンバーに言うのか。
前半ならそれこそンな「動物園に行ってゾウ見てきたよ」と言うのと同じノリで挑まれた勝負に、跡部が乗り気になる理由がさっぱりわからんが(余談だがサエなら本気でこのノリでも勝負を挑みそうだ。会ったヤツほぼ全員に同じ台詞を言っている辺り少なくとも何割かはこのノリだろう)、後半だったら大爆笑。ついでに跡部が乗り気だったのも納得。お互いの状況報告を兼ねた試合ならばまあ「おもしろそうだな」と乗り気にもなるだろう。そして「遊んでやるよ」の言葉が裏一切なしの文字通りの意味に・・・・・・。
そんなこんなで2人は絶対知り合いだとめちゃくちゃな理論のまま次へGo!
4.千石と他の3人
いきなり内容が減りそうなのでまとめていってみました。佐伯と千石。本気でオフィシャルにおける接触が0なので解釈のしようがなし。くっそ〜。せっかくのラブプリで分かれやがって・・・・・・!!
不二と千石。この辺りはなんだか不二と跡部の辺りで語った通りですな。
千石初登場時はもちろん青学偵察に。そしてその時彼はリョーマの正体(笑)を一切知らなかった(6巻より)。5巻で地区大会終了時、『この日を境にもう一つ噂が流れ飛んだ。「青学に強い1年がいるらしい」・・・・・・と』とナレーションが出た割に知らない。リョーマが左利きだった事を知らない時点で、たまたま気付かなかったのではなくこの噂そのものを千石さんは知らなかったと考えるのが妥当。何より7巻、都大会前半戦で再会を果たした際「うんそうか。キミが例の青学ルーキー?」と聞いた(確認した)時点で、本気で6巻時知らなかったようですが。まあ山吹における情報収集屋見習いの太一が対戦寸前までリョーマの事を知らなかった点で大丈夫なのか山吹の情報収集方面・・・? と心底気になる。いや山吹のブレーンが室町君な時点で心配は無用でしょうが。
さて、偵察時から都大会初日までの間にそんな情報を手に入れた千石。さらに同時に不動峰に関しても結構いい情報を手にしていたり。はっきり言って彼がこの情報を跡部に流していたなら、氷帝が無様に3連敗などしなかったというのに・・・・・・。あ、ちなみにこの辺りの話はさっき不二と跡部の絡みについてした時の産物だけどさ。
はい。そして思う。千石さんは一体この情報をどこで手に入れたんだろう、と。不動峰を評して「強力ダークホースだね」という辺り試合についてもある程度は知っているはず。その割に橘の事は聞いていなかった。存在そのものは知っており、同じ条件で手塚や乾は既に見破っていた(笑)というのに。つまり千石が得ていた情報もやたらと偏った方向性を持っている。雑誌で見たとか普通に調べたとかの可能性は低い。乾も言った通り、少しまともに調べれば鍵を握るのが橘だと判明する。
不動峰の強さを知っていながらその理由についてロクに知らない人。なおかつリョーマの事もよく知る人―――1番早いのが手塚・乾除く青学メンバー。
さらにもちろん向こう知らないリョーマと7巻にて初対面的台詞をかました桃を抜けば残るは5人。さ〜だんだん不二先輩の確率が上がっていきます。これで海堂が情報受け渡し人[メッセンジャー]だったりしたら笑えてたまりませんが。
ついでにリョーマの情報を亜久津が知ったのは、10巻にて千石経由だったと推測される。もしも千石に伝えたのが河村だったとしたら、むしろ彼亜久津の方に先に言わないか? はい。無理矢理な理屈にて確率1/3。
さて千石と言えば青学戦で桃と当たった。アニメでは未確認だが原作ではその解説は乾と大石が担当。千石の説明をする際の大石の口調はどう考えても知り合いに対するものではなかった。はいこれでいよいよ1/2。
実のところ「うんそうか。キミが例の青学ルーキー?」などと千石さんがフザけた口調で言った時点で、余程面白おかしくリョーマは解説されたらしい。ンな事するのは36メイツ以外いないと言い切れば上9行の文はそもそも無意味極まりなかったりしたんだけど。ちなみにここから先判定の使用がないのでこの問題はここで保留。
そしてもう1つ。不二と千石の関係といえばまたしても裕太絡みで奇妙なこと発生。
キスプリにてばったり(文字通りぶつかって)出会った2人。「おーっとメンゴ。・・・ってアレ?(1つお詫び。ここと最初にあった木更津さんの台詞は、ゲームの台詞そのままではなく録音したものを再現したため微妙に句読点の位置等が違うかもしれません)」といきなり千石さんが言う。
「アレ?」って? その後の裕太の台詞「ああ、こっちこそ。・・・あ、アンタは〜」と続くのはまあ千石さんさりげに(失礼)有名人だからいいとして、何故千石さんは裕太を見ただけでわかった? もちろん山吹とルドルフは一切対戦していない。制服で判別したかもしれないが、制服+ラケットだけでそこまで親しく話すか? やはりこの辺りも関連はあるのか?
さらに千石と跡部との絡みといえばJr.選抜。今までの中で最も簡単。たった一言で切って捨てられたり。
ところがここで切ると幼馴染設定あっという間に崩壊しますのでもーちょっと付属品をつけてみましょう。
さてそのJr.選抜。選ばれれば問答無用で凄いらしいが、選ばれる人数はそこまで少ないのか? 跡部・千石・真田・柳が入った時点で恐らく少なくとも関東圏の代表らしい。ヘタをすると全国一括なのか。なんにしろ悲しくなるほど人数が少ないわけでもあるまい。ではその中で跡部はなぜ千石の事をよく覚えているのか。
ラブプリでは「あぁ? テメェ、山吹の千石か?」と何故だか妙に慌てた様子で言ってみたり、さらに「相変わらず食えねえ奴だ」と言い、挙句「さあ、どうする? ラッキー千石よ」と2つ名まで知ってたり(ちなみに発音もしっかり合ってた)。はっきりきっぱり手塚の代理で来た時点で、千石の実力が跡部の気を引くほど凄いとはとても思えない。では何故か。千石が第一印象として覚えやすいとかその後しょっちゅう会いに来て覚えられてたとかいろいろあるんですが、あえてその中に元々知り合いだった、とかも入れてみたり。
ああそして千石経由で跡部に情報が入ったという話。亜久津を倒したというのも同じ学校で見てた千石ならよく知る事態だろう。ちなみにそれならなんで不動峰情報を流さなかったのか。
―――氷帝が勝つと、都大会準決勝で山吹の当たったのが不動峰ではなく氷帝となるからというのが簡単な案。
ダブルスに力を入れている山吹に比べ、氷帝はシングルス陣に使える正レギュラーを都大会時点から配置。団体戦はダブルス2試合シングルス3試合。つまり単純に考えて、氷帝の方がシングルス3つとって勝ちという展開を迎えやすい。シングルスに亜久津が入ったが、自分か亜久津かに跡部をぶつけられれば勝率はそうそう高くなかろう。なおかつ宍戸・樺地は都大会でダブルスも兼任していたが、対山吹戦で考えるなら恐らく2人ともシングルス行き。
さて一方不動峰。確かに青学と割といい試合をしたらしい辺り強力そうだ。しかしやはりダブルスを考えるとこちらが取れる可能性高し。そしてシングルス。千石が橘についてどの辺りで知ったのかは不明だが、千石・亜久津2人いてシングルスはあんな感じ。
山吹がより勝ちやすい方を選べば氷帝より不動峰では。だとすると、わざと情報を渡さず氷帝を負けさせたとしてもさして不思議ではないかと。山吹の「食わせ者」ならば。しかも最悪逆のというかなんというかの情報流した?
宍戸と樺地、2人ともシングルスに回ったのは不動峰で始めてだった。他はダブルスに入って、当然の如く6−0を築いていたのに(20.5巻より聖ルド戦除く)。対山吹そのまんまのオーダーで行ったか、さもなければ「あそこはシングルスが強い」という間違ってはいないが正確とも言いがたい情報を得ていたからか。もしも不二→千石→跡部で情報が回っていたなら、直接対戦した不二の情報となればさすがにある程度は真に受けるか。ノーマークでロクに情報収集を行っていないのならばなおさら。ついでに話題は逸れるが不二→跡部で直接情報が渡される関係なら・・・・・・不二もまた千石同様の事をやっていただろう。去年の都大会の成績(優勝=氷帝、準優勝=青学)を考えると、1番邪魔なの氷帝なワケだし。まあ不二が教えたのなら前に書いたとおり普通に言おうが同じ展開になるのだが。
おや? 意外と長くなった。そんなこんなでとりあえず千石さんも関係があるのか? はい。まあ千石さんに関しては本気ででっちあげ設定ですしね。でも本気で千石さんにリョーマ&不動峰の情報渡したのって誰なんだろう・・・・・・?
議題3.4人(5人)のいた小学校
最初に、20.5巻を参考にすると山吹・青学は中等部より、氷帝は幼稚舎(つまりは小学校)よりあり。六角は市立で詳細は述べられていないが、市立というか公立の場合ってあんまりエスカレーター式とかそういう内部の人優先方式はないか。
まず1番簡単なのが跡部。これまた20.5巻より氷帝幼稚舎にいたと断言されていたためそのまま利用。その割に『樺地と幼稚舎で知り合って以来の付き合い』という設定を見事に無視しまくってますが。
さて、ここで反復。跡部・不二・佐伯+裕太はかなり前から親しい。
―――今(中学生時)でこれが成立するのか。
学校まで違って1名都道府県まで違いますがそれで可ですか? と問われるとどうも違うっぽい。理由は前でしつこく連れて行った妄想ワールドより。実際裕太は中学上がってすぐやさぐれっぽいしね。
んじゃ小学校とかあるいはそれ以前からの知り合いと断言すると、可能性は小学校とか以下略が一緒だったか、さもなければ通っていたテニススクールが一緒だったか。
ここでまたも出てくる裕太の話。ご存知のように彼はルドルフに行く前関東の強豪青学に入っていた。しかし兄と比較されたくないためテニス部には入らず、少し遠めのスクールに通った。
はいここで疑問点。裕太はなぜそもそも青学に入学したのか。
裕太回想録(9巻)によると、
―――『青学に入学した俺を待っていたのはいつも通りの周助[アニキ]がらみの会話。もうウンザリだ!! そんな声がウザくて俺はテニス部へは入部せず、少し遠めのテニススクールに通った―――。誰よりも強くなるために・・・・・・・・・!』。
一見ちょっとかっこ良いが、よくよく読まずとも矛盾に満ち溢れるこの語り。
『いつも通りの周助がらみの会話』が『もうウンザリ』。気付けよいつも通りなら入学する前に!
しかもせっかくテニスバッグ持って名門に入学したクセにこれが嫌でテニス部入らないって、本末転倒じゃん! 挙句いくら特待生だろうが転校するほどならそもそも入るな!! これじゃ私は馬鹿弟と言い切った観月に賛成だよ!!
まだ青学が都立か区立とかなら納得。学区の問題で他は選べません。が! 青学は問答無用で私立です。むしろ逆に選ばなきゃ入れません。その上青学が中等部からしか存在しない以上、エスカレーター式で止む無く入ったのではなくそれどころか入試に受かってまで入りました。彼一体何がやりたかった?
さて、最初に青学・氷帝・山吹の位置関係について近くらしいと言いましたが、つまり通おうと思えば裕太は氷帝に行けたのではなかろうかと。ちょっと遠めのテニススクールに頑張っていくなら、むしろこちらを選んだ方が良かったのではと思う。
・『誰よりも強く〜』と思う彼の意気込みに、氷帝の方式って結構あってると思うし。
・そして何より、裕太入学前における氷帝と青学テニス部の成績を考えると明らかに氷帝の方が上。
確かに去年(裕太中1)の時は都大会:氷帝=優勝、青学=準優勝、関東大会:氷帝=2位、青学=4位と微妙に下ながらおおむね互角ではあった。
が、さらにその前、氷帝は詳細が記されてはいなかったがおおむね毎年この程度までは行っていたのだろう。一方青学は―――10.5巻より2年前は関東へ出たもののそれ以前は17巻の大石の台詞より「ここ4・5年は都大会止まり」と言われ、さらにもちろん当時1年だった手塚らはレギュラーになれないため2年前も関東止まり程度ではないかと推測される。
どちらも私立であり、確かに氷帝は金持ち学校とラブプリにてみんなに言われる事から、金銭的に辛いのかと思いきや、キスプリにて本人曰く『庶民』の宍戸が普通にいる学校。不二家の経済状態考えると確かに兄が私立の青学入り、裕太がさらに金かかるところ入ると辛いのかと思わせはするが、裕太入学と同時に由美子は普通に行けば大学卒業。短大や専門学校ならもっと早い(医師やら弁護士やらだっけ? 6年かかる学校もあったりそもそも浪人・留年の類をしていたならば話は別だが)。少なくとも車2台あったり高級ちっくな家だったりする不二家が、学費が足りずに裕太を入れさせてあげられないなどというそんな事情があるとも思いにくい。第一そうなら裕太がまず特待生だのそこらへん(氷帝にあるのかどうかは別として)狙おうとするだろうに。
ちなみに氷帝、20.5巻より入学状況を見ると、半分強は幼稚舎からの繰り上げではあるが残り半分弱はしっかり外部から取っている。しかも都外からすら円グラフの見た目30%程度はいる。氷帝が東京都のはじっこにない限り、遠くからも来れるようにと相当いろいろいいサービスをしているのだろう。
となると裕太は本気で自ら望んで氷帝ではなく青学に入ったようだ。さて一体彼を青学へと動かしたものは何か?
理由はいろいろ考えられるかもしれないが1つ。裕太及び不二が元々氷帝幼稚舎にいた場合。
もしその頃から裕太が兄と比較されていたとしたら、氷帝中等部に通う生徒の半分強は幼稚舎からの繰り上がり。当然中等部でも『不二の弟』扱いのままだろう。
件の裕太モノローグで『いつも通りの』と来た時点で、小学校時から比較されていたのは立証済み。他の場所、それこそテニススクールとかでされていたかもしれないけれど、小学生にとって1日の内最も人と接する時間が長いのは学校内でだろう。ウンザリとか言いたくなるほど比較されるのなら、される場所は小学校内部含むと考えるのが妥当。
これこれそんな感じで、裕太が兄と比較されない中学を選ぼうとしたとする。では彼はどこを選ぶか。
テニスは続けたいし、せっかく今いるのがテニスの名門氷帝学園。出来ればここと同クラスかそれ以上、少なくとも落ち過ぎない程度にしたいと思うだろう。青学なら条件にぴったりだ。が、さっき言った通り近くには山吹もある。
ここ数年成績不振の青学をなぜわざわざ選んだ? 兄と違う場所を選ぼうというのならその決意は小5時点。この頃青学は都大会止まりが続いていた筈。
これの答えになりそうなのが現青学3年レギュラー。キスプリ・ラブプリにおいて、手塚除いた彼らは裕太にとっても不思議な接し方をします。即ち―――学校名抜きでいきなり裕太の名前を直接言う。誰一人として『不二の弟』と言わない(なお手塚が抜かれるのはそもそも「おまえは・・・」でそのまま会話が進んでしまったため)。不二の直接の知り合いならばそれこそ普通の意味で『不二の弟』と呼んで全く差し支えない。なのになぜか直接呼ぶ。しかも答える裕太も「〜さん!」と学校名抜きで言い、次いで出る台詞が「お久しぶりです」。元々青学にいたんだから普通じゃん、と思いきや、なぜか学年まで同じ筈の桃・海堂に向かって「青学の〜」としっかり学校名をつけ、挙句桃は「不二先輩の弟じゃん」と禁句をモロに口にする(海堂は手塚同様名前言わなかったんだけどね)。
だがそもそも青学生ではあったがテニス部には入らなかった裕太。むしろ青学メンバーとの関係は希薄というか完璧他人の方が普通だろう。なら現3年は何故裕太とここまで親しいのか。
テニス部に入りはしなかったが寄り付きはしていた―――なんていう案は問答無用で却下。1番兄と比較される場所へ自ら寄るわけはなかろう。
後考えられる可能性として・・・・・・裕太と彼らが中学入学以前から知り合っていた場合。これで考えられるのがテニススクールにて。もし裕太が氷帝幼稚舎にいたなら、それこそテニスクラブに入れば兄と比較される。それならという事でまたまた1人テニススクールに通っていたとしても不思議ではあるまい。
さてそこで現青学メンバーに遭遇していたとしたら? そしてその青学メンバーらに「自分達は青学に入る」と言われていたら?
これだけ仲良くしていた、何より自分を『不二の弟』としては接していなかった彼らが行く学校。ならば自分も行こうとしないだろうか。ルドルフ行きの時とぴったり同じ展開だが、だからこそ前例としてあったところで不思議ではあるまい。
そして・・・・・・この話が不二にバレたとしたら? 弟溺愛の彼は氷帝捨てて絶対青学へ移るだろう。しかもそうとわかっても一旦青学行きを決意してしまった以上、今更「やっぱ氷帝そのまま上がる」とも「他のところにする」とも言えはしないだろう。とっても真っ直ぐな裕太の性格から考え。そして屈辱と後悔のままそれでも意地だけで青学へ入学―――とすると割と矛盾のない展開になるような。
さらにコレ、というか青学3年メンバーと裕太の繋がりを深めるのが6巻、都大会組み合わせ判明時の河村の台詞。「ベスト8で弟君の聖ルドルフと当たっちゃうね、不二・・・」。
なぜ河村が裕太の転校先を知って、その上覚えているのか。裕太の転校は去年の秋、おおよそ8〜9ヶ月程度前の事。裕太は入学後テニス部には近寄っていない。不二はこれまた偏見的性格判断として、家庭内の事情を部活にまで持ち込むとも思えない(いや復讐とかそこら辺はしょっちゅうやってるけど、単純な家庭問題の悩みをぐちぐち他の部員に言ったりするようなそんな真似はしそうにあるまい)。裕太の転校そのものはともかく転校先まで知り、さらにそれを覚え気遣うとなると、裕太ともそれ相応の親しさが必要となるだろう。しかも現青学テニス部員としてではなく。
以上の事から跡部・不二・裕太は氷帝幼稚舎にいたと結論づけられたり。なお不二がある程度氷帝に関わっているっぽいと推測されるのがラブプリ不二対榊戦、氷帝のテニスコートを見ての不二の一言。「いつ見ても立派なコートだなあ」。
練習試合かなんかで来たのかと思いきや、他の青学レギュラーはめちゃくちゃ初めて来ました的台詞を吐く。例として、
手塚:「ふむ。さすが氷帝だ。練習にも熱が入っている。青学も見習わなければ」
大石:「う〜ん。さすが氷帝だなあ。俺達も、こんな立派なコートで練習してみたいもんだな」
この2人が初めてな時点で部活というか青学絡みではないらしい。なおデータ収集担当の乾ですら「ふむ。見事な設備だ。さすが名門・氷帝学園だな」と初めて台詞をぶっこく。ちなみにvs榊戦で青学メンバー・橘兄・裕太・佐伯・樹・葵・真田・柳を氷帝に行かせると、面白い事に以前来た(それも何度も)話をするのは不二と真田のみ。柳ですら初めてだったらしい。余程氷帝は練習試合をしないのかそれとも自分の学校でやらせないのかまあその辺りはいいとして。
やはり不二、元々氷帝生じゃないか? 幼稚舎がどこにあり、クラブ活動は中等部とどの程度接していたのか等は不明だが、年間行事に幼・中・高・大、交流会なる各校代表集まり会が存在する以上そこまで遠くはないだろう。
同じ敷地にまとめてあるとか(ちなみにそれは私の通う大学&高校だが)? ならば幼稚舎に通っていた不二が、中等部のコートを見に来たあるいは使わせてもらった事があったとしても不思議ではないか。幼稚舎―――というか小学校のクラブレベルだとそうそう毎日練習(活動)はない、と思うのは文科系にしか入ったことのない私の偏見か? 氷帝中等部は毎週水曜オフらしい。この時幼稚舎の生徒が利用していたとしても不思議ではないか。ここまで充実した設備をいくつも作って持て余すよりは1つを併用した方が効率も良かろう(実際そんなに余分もないから、氷帝の練習は時間交代ではないのか?)。だとすると不二の台詞も納得が出来るかと。
そしてすっかり忘れていたが(爆)不二と忍足の話。2人と言えば互いに天才だったり技名やたらと似通ってたり(ゲームにて、不二の『羆落とし』に対して忍足のは『月の輪落とし』、トップスピンをスライスで返すのが『つばめ返し』ならスライスをトップスピンで返すのが『雲雀返し』という)むやみな共通点が多い。むしろこの2人を幼馴染だの何だの言ったほうが遥かに誰もが納得するだろう。
この2人が氷帝幼稚舎あるいはそれ以前に知り合っていたとしたら? 『偶然』で技そのものはともかく名称までは一致しないだろう。さらに2人のスマッシュ返し、跡部の破滅への輪舞曲対策じゃないか? 実際ゲームならもちろんこれも返せる。普通に返そうとすれば、たとえグリップではなくラケットに当てたとしても相当な力がかかり特に不二など問答無用でラケットを弾かれるだろうこの技、普通のスマッシュならあのようなカウンターを使わずとも返そうと思えば直接返せるというのは、Jr.選抜合宿であった4人相手のスマッシュ乱れ打ちなんつー練習が実現する事からいえそうだ。なのにわざわざあんな変則的かつ神業カウンターを思いつくからには、それ相応の状況下に置かれていたからではなかろうかと。
さらに言えば不二のつばめ返しはこれまた跡部のドライブボレー対策、忍足・不二の互いに逆な〜返しはそれこそ互いにやる中で泥沼に嵌った結果とも言えたり。
ところでテニスプレイに入ったところでふと思い出すは千石と佐伯。原作(これはアニメもか)の対神尾時の千石と、こちらはアニメ限定だが一応原作も含まれるの対英二時の佐伯。動体視力を利用して相手の動きを先読み、逆に打つという戦法はぴったり同じ。わ〜い共通点はっけ〜ん!
さ〜ってわき道に逸れた話題を本筋に戻しまして、不二・裕太・跡部の3人が氷帝にいたという設定からするとそのまま佐伯と千石も同じく氷帝にいたという流れになる(と、めちゃくちゃに説明をすっ飛ばしてみたり)。いや、ただ単にそうしないと裕太と佐伯の接点がなくなるからなのですが。
上の事情で裕太がスクールに通ったとすると、必然的にそこに不二はいない。さらにスクールで佐伯が裕太と遭遇したなら、彼は同時に現青学3年メンバーとも会う事になる筈。の割に彼は不二の幼馴染であって他の人とそう親しいようにも見えないところからこの案は却下。というかアニプリを参考にするとその頃はもう千葉に行っている(六角メンバー回想シーンでのみんなの年齢はきっと小学校高学年だ!)。それ以前にいたスクールで云々・・・・・・そうそう何度もスクール変えられたら親もたまったもんじゃないだろう。やはり後の接点は学校のみのような。
そんなこんなで4人+裕太の出身小学校は氷帝学園幼稚舎という事で決定してみたり。
ところでラストまで来てちょっとした笑い話の提案。氷帝中等部は都外からの入学者がなぜか都内からより多い。恐らく見た目2倍程度(円グラフでパーセンテージ書いてなかったんだよ(泣)!!)。この理由に『氷帝が東京都のはじっこにない限り』と言ったが、もし本当に氷帝が東京の端、それも千葉寄りぎりぎりにあったとしたら―――
佐伯は元々千葉人、一切引っ越しなしで普通に通える距離として氷帝の幼稚舎におり、中学入学時は公立の中学を目指した結果千葉の市立六角中に行ったとも考えられたり。つまり六角生が遊んでいたりするらしい海辺は九十九里ではなく東京湾!? さらに東京すぐそばの千葉って・・・市川じゃん! 川の向こうは東京だよ! サエ〜!! アンタ市川人!?
・・・・・・な〜んて思ってみたり。本当にそうだったらこれから大学行くのが楽しくて仕方ないよ(大学は市川にあり)。そりゃムリだけどさ。つーか東京湾って砂浜あったっけ? 千葉側には稲毛海岸などちょっとあるが。
総合というか設定と証明事項の差について
さって今まで証明? してきた事と設定との間に凄まじく大きな隔たりがあるので、それについてラストに触れておきます。証明してきたものはおおむね小学校というか幼稚舎というかつまりは中学入学以前のことですが・・・・・・その割に私の設定、不二・跡部・佐伯そして裕太が生まれた時からの知り合いで千石さんが保育園から〜・・・・・・ってなんかやったら早くないか? 実はこれですね、キーワードはそれこそ『幼馴染』。
―――『幼馴染』って一体いくつからの知り合いの事指すの!?
私的イメージでめちゃめちゃ小さな頃それこそ最低幼稚園レベルからという思い込みがあるからこそ、サエと不二の関わりは本当に小さなころからになりました。それに付随して跡部とも。う〜む謎だ『幼馴染』。辞書で引っ張っても『幼い頃からの知り合い』としか出ず、具体的にいくつからかは出ていなかったしなあ。
しかし発見も多し。まさか裕太がここまで役に立つとは・・・・・・いやこれは冗談として。意外とかみ合ったものだ裕太とその他のみんなとの関係。よ〜しこのままの理論で続けるぞ〜! けど本気で思う。裕太、なんで青学入ったんだろう・・・・・・?
以上、4人の幼馴染設定とその屁理屈付けでした。ご静読ありがとうございました〜!!