ダブルスは“ちーむわーく”が命です(玉林名台詞より編集)
誤☆ちーむわーく
日米中学生テニス大会を控え、いよいよ始まったJr.選抜。メンバーは主に関東でも屈指の強豪校レギュラーら。チームは3つに分けられたが、朝のウォーミングアップに関してはその限りではない。ならばせっかくのこの機会、好きな相手と組んで練習したいと思うのが普通だろう。
そしてその『普通』に倣い・・・・・・
「何、なんだ? このメンバーっつーのは・・・・・・」
目の前にいる3人に、跡部は頬を引きつらせるしかなかった。『朝のウォーミングアップ程度ならばチーム混合で自由にやってよし』。誰がとは言わないが確かに先生らはそう仰られていた。その通りみんな学校もチームもバラバラで適当に組んだ。ああそれに関しては否定はしねーよ。だが!
「何だよ。なんか不満あんのか?」
1人目・佐伯がきょとんと首を傾げる。
「せっかく他校の人とも組めるんだし、それなら組んでみなきゃつまらないでしょ?」
2人目・不二がにっこりと笑った。
そして―――
「そうそう。イロモノ集団って感じでv」
「自覚してんなら他のと組みやがれ!!」
3人目・千石がぴっと立てた指をはたき、ついにこらえきれずに跡部が怒鳴り返した。周りからの好奇の目。ちびっとどころかやたらと痛い。
青学の不二、山吹の千石、六角の佐伯。そして―――氷帝の跡部。彼らといえば各校レギュラーの中でも際立つ実力の保持者であり・・・・・・同時にそれ以上に際立つ個性の持ち主である。この合同合宿、もちろん目的は実力向上だのなんだのというかそもそもアメリカとの試合に備えてなのだが、それと同時にこんな狙いも(内輪では)あった。
―――こういう個性大爆発の奴らをいっしょくたにしたら何が起こるのか。
ため息をつく。が、もう他の者は組み終わっている。今更嘆いたところで後の祭り。かくて、
跡部・佐伯・千石・不二(あいうえお順)による、人知には計り知れない(かもしれない)ウォーミングアップが始まったのだった。
「んじゃまず組の作り方は―――」
「じゃんけんででいいんじゃない?」
「そうだな」
「じゃあさっそく―――」
と誰しもがさらりと納得し行なわれたじゃんけん。
『グッとっパッ!』
もの凄くほのぼのとした可愛らしい雰囲気についてはあえて無視するとしてその結果は―――
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「じゃあグーだったサエくんと不二くん、パーだった俺と跡部くんの組み合わせって事で。
―――どしたの? サエくん」
「・・・・・・マジ?」
首を傾げる千石にさらに沈黙を重ねた末、佐伯はようやく口を開いた。
「? そりゃじゃんけんの結果だし」
「何? サエってば僕と組むのイヤなの?」
「いや不二はいいんだけど・・・・・・」
口を尖らせる不二に対してもやはりもごもごと言いよどむしか出来ず。
「だったら何が―――」
「オラ佐伯ちんたらしてねえでさっさとコート入りやがれ。てめぇが入んねーと俺が入れねーじゃねえか」
「だからそれが嫌だって言ってんだろ!!??」
跡部に襟首を引っ張られずりずり引きずられながら必死に藻掻く佐伯。ネット脇で行なわれたじゃんけんでなぜ跡部の隣にいてしまったのか心底後悔する彼だったが・・・・・・その後悔と叫びの理由を打ち合い相手除く一同が知るのはもう少し先のことだった。
そして始まるアップ。とはいってもあくまでやるのは準備であり試合ではない。さらにここでへばっては練習が出来ない。
というわけで、打ち合う相手同士コートを挟んで斜めになり、前の方へ出て行く4人。完全に半面に割って後ろで打ち合ってもいいのだが、それだと打てる方向がストレートあるいはそれに近い角度に限定される上、左右に走り回っている間に激突する(経験済。誰と誰がかは機密事項)。なので今回はあまり動く必要のないボレー練習を行なう事にした。ボールを2個使用し、最初は軽く山なりに、慣れてきたら徐々に高度を落として最終的にはほとんどネットすれすれに打ち合う練習。適当な緊張感と遊び感覚。軽いウォーミングアップとしては丁度いいものだ。
「んじゃ、行くぞ」
跡部の声を皮切りに、4人がいっせいにボールを打ち上げた。
「ぅええっ!?」
4人の練習を興味深々に見ていた英二が思わず声を上げた。
「すごいっスね〜・・・・・・」
なぜだか彼の相手となっていた切原(ちなみにこの2人は不二と練習をしようとして、爽やかな佐伯の笑顔を前に屈したあぶれ組である)もまた、大口を開ける。
コートの中央上をのんびりと飛び交うテニスボールそれも4つ。クロスした相手がしかも同じタイミングで打ち合えば、4つとも当然交差点は一緒となる。が、それを僅かずつ高度差を付けることで一切激突させていないのだ。まるで機械で制御しているかのような緻密さと正確さだ。
「相っ変わらずめちゃくちゃな練習だよな・・・・・・」
「不二先輩のは知ってたけど、他のもコントロールいいんだ」
同じくあぶれ組(なおこちらは千石お得意の裏必殺技『アンラッキーショット』なる回避絶対不能の危険球を喰らい、命とペアを天秤にかけ泣く泣く断念した)の裕太とリョーマが同時にため息をついた。
それらをさらに後ろから見やり―――
「まあ―――今だけだけどな」
「そうですね・・・・・・」
こちらは普通に組んでいた宍戸と鳳が、違う意味ながらこちらもまたため息をついていた。
練習が続く。その中ではたまにこんな事も起こる。
「あっ、と・・・」
「大丈夫? 不二くん」
「あ、大丈夫だよ。ありがとうね、千石君」
上を向いたまま立ち位置を微調整していた不二。上ばかり見ていたため軽い立ちくらみを起こすなどという、天然ボケ振りを遺憾なく発揮してふらついたところを千石に心配され小さく微笑む。
そんなほのぼの風景に・・・
『・・・・・・・・・・・・』
佐伯と跡部、2大魔眼の持ち主(誤)の瞳が冷たく光を放った事に気付いたのは―――やはり上を向いたままの不二除く全員であった。
順調に高度を下げていくボール。最初に『仕掛けた』のは佐伯だった。
「おっと失敗」
「ってすっごい棒読みなんだけどサエくん・・・」
軽い声と裏腹に、佐伯がそちらを見もせず放った剛速球は狙いバッチリで―――じゃなくて明後日の方向にあった千石の顔面へと飛んでいった。
冷や汗を垂らしつつも余裕で打ち返す千石。が、
「ぅおわっ!?」
その死角から飛んで来た2つ目のボール―――今度は普通に跡部の放ったこれまた危険球に、さすがにたまらず後ろに引っくり返った。
これで残り球は3つ。
「って跡部くん!! 今のすっげー危険じゃなかった!?」
「何だよ。俺は普通にボレー打っただけだろ?」
「そりゃボレーだったけど! だからってなんでいきなりドライブボレーなんて技になんのさ! しかもサエくんのボールに合わせてわざと打つタイミングずらしたっしょ!!」
「知らねえなあ」
へっ、と視線を逸らして嘲う跡部に千石がわなわなと戦慄き―――
「―――じゃあこっちも攻撃していいんだよねv」
「へ・・・・・・?」
それが表に出るより早く、本質的な流れを綺麗に無視したお鈍ちゃんの不二が笑顔で構えを変えた。このモーションはつばめ返し。
「甘いよ不二!」
一言吠えて佐伯が前に飛び出した。実のところ元々前にいたからこそ吠えるだけの余裕があったのだがそれはいいとして。
打たれたつばめ返しをそれこそ練習の賜物といわんばかりにボレーで返す。地面に付かなければ樹でなくとも打ち返せる。
だが、
「甘いのはどっちかな?」
スライディングをかけ低位置での返球。当然球は上に浮く。
つばめ返しを放つと同時にネットまで走り寄っていた不二がこのチャンスボールを逃すわけもなく。
「しまっ―――!!」
佐伯の声を残し、打たれたスマッシュががら空きのコート後ろをえぐって―――
―――いかなかった。
「何やってんだよ佐伯」
「跡部・・・・・・」
フォローするように佐伯の後ろに回りこんでいた跡部がスマッシュをあっさり返す。
「貸しひとつな」
息を抜くように今度はふっと笑う跡部に、佐伯もまた薄く笑った。
「すぐ返す」
薄く笑い―――パッシングのため(とはいっても不二も前に出てきた時点でまず後衛がいないのだが)ネットに飛び出し跡部の球を返そうとしていた千石にはりついた。千石の打ってきた球を一度ロブで外へと逃がし、真正面で向き合う。
「そういやお前とは初対戦だっけ?」
「へ〜。マーク対決?」
獰猛な笑みを向け合う2人。確かにこの2人の対決というのも興味が湧く。が、
「ずるいよそっちばっか何かチーム組んじゃって!!
千石君!! 僕達も組もうよ!!」
「はいは〜い不二くんvv」
「くっ・・・! 負けた・・・・・・!!」
「って何の勝負だ!!」
ごん!
ばすっ!!
む〜っと頬を膨らませる不二の誘いに喜ぶ千石。横目でにやりと笑われがっくりと膝つき項垂れる佐伯の頭を後ろから跡部がラケットでどつき、
―――そんな事をやっている跡部・佐伯ペアの後ろをボールが跳ねていった。なお千石・不二ペアの方にもボールは行っていたのだが、千石のラッキーなのか不二の怒りのパワーなのか、ちゃんと2人の元へ飛んでいったため難なく返された。
「ちっ! これで1対1になっちまったじゃねえか!」
「すっごい虚しい負け方だったな、今の」
「誰のせいだ誰の!!」
一応打ち合いをしながらもついでに口喧嘩も続ける跡部と佐伯。微笑ましい(不二視点)光景にさらに頬が膨らむ不二に、
「でもね不二くん、わざわざ対抗するまでもなく、絶対すぐ崩れる―――っていうか自滅していくと思うよ。あの2人」
「どこが!?」
「まあ・・・・・・多分あと2分以内に」
このように呟く千石。ちなみにこの瞬間、データ収集好きなどこぞの3人がストップウォッチのスイッチを入れた。
さらに何度目かのラリーの後、球の1つが山なりに上がった。飛びついたのはもちろん彼。
「破滅への輪舞曲! 踊ってもらうぜ!!」
言いながら跡部が打ち放った球。狙うは不二。しかしこの必殺技ですら羆落としで返すであろう彼にどうやって対抗するのか。
そう誰もが思う通り、実際不二はカウンターとして羆落としを使った。何事もなくのんびり返って行くボール。なおも跡部はその球に飛びつくのか―――いや。
地面に着地する跡部の上を、もう1つの球が飛んで行く。羆落としとタイミングをずらして放たれた千石のロブだった。
「さって跡部くん、どっちを狙う?」
千石が狙うのは跡部の撹乱だった。二兎追う者は何とやら。一瞬でもここでためらえばどちらにも間に合わない。
が―――
「え・・・!?」
跡部は全く悩まずに着地と同時に身を翻した。不二の打った球を確認しつつ、にやりと笑う。
「決まってんだろ?」
「―――お前の球は俺が打つ」
移動し始める跡部の影から現れたのは佐伯。千石の球を狙い飛び上がっていた彼が狙う先にいたのは―――
「不二くん!!」
「え・・・?」
まだ後ろを向いたまま戻れない不二を狙って打たれたスマッシュは、隙だらけの彼の手から今度こそラケットを弾き飛ばしていた。
「―――っ!?」
(いや・・・)
驚く不二を見て、佐伯は冷静に批評を下していた。弾き飛ばしたんじゃない。寸前にわざと握力を緩め、ラケットを軽く放り投げていた。ラケットが横ではなく上に飛ぶように。
さらに佐伯とバトンタッチするように飛び上がっていた跡部。輪舞曲の構成上再びスマッシュを打つつもりだろう。確かにラケットのない今の不二なら有効だ。本当にラケットがないのならば。
不二が空っぽの手をばっ! とカッコ良く上に伸ばす。まるで変身ヒーローものの変身開始シーンあるいは必殺技発動シーンのようだ。が、
『うそぉ!?』
外野一同が慄く通り、その手の中に本当にラケットがすっぽりと収まった。もちろん先ほど佐伯に『弾き飛ばされた』ラケットが落ちてきただけなのだが・・・・・・なぜだろう、虚空から武器が召喚されたように見えるのは・・・・・・。
これには内野―――コートにいる3人も驚いた。ボールのみではなく、この天才は飛ぶラケットまでも意のままに操るというのか・・・!?
しかし最初に立ち直ったのは跡部と佐伯。さすが生まれた時からこの人外魔境といるだけある。最早この程度の不条理現象は彼らの中では流されるべき事態であった。
跡部の眼力が見抜く。この不二の戦略は見事に裏目に出ている、と。
―――準備万端の不二に比べ千石が今だ呆気に取られたままだ、と(当り前)!!
「もらった!!」
嬉々としてスマッシュを放つ。千石の顔面へ向け、先ほどの恨み含め手加減0で。
どごっ!!
我に返る暇も与えず、跡部の放った外道スマッシュは今度こそ千石の顔面にめり込み、彼をコートに沈み込ませたのだった。
―――目的のために手段を選ばない人間というのは、しばしば手段のために目的を忘れる傾向にある。さらに世の中、目的なく手段だけ行使する人間もまたいたりする。
そして、ここに選ばれた彼らは少なくともテニスにおいては中学生でも屈指の実力で、日本代表にも選ばれるほどであった。
「後はてめぇだけだぜ、不二」
「不二1人だけで俺達に勝てるとでも思ってるのかな?」
「やってみなくちゃわからないじゃない」
完全に没した千石を尻目に目を爛々と輝かせ火花を飛ばす3人。
とりあえずこの時点においての跡部と佐伯にとって、そもそもの始まりが不二に近付く千石という害虫をやっつける事であったというのも、
さらにどの時点においても不二がこの争いに参加する理由は全くないことも、
どうでもいいらしかった。
2対1という理由だけではなく不二に不利な試合が続く。ぴったり張り付く佐伯のマーク。抜いたとしてもその後ろにはコート全てが守備範囲のオールラウンダー跡部が待っている。
(どこが『わざわざ対抗するまでもなく、絶対すぐ崩れる―――っていうか自滅していくと思うよ。あの2人』だよ・・・。むしろ良くなってるじゃないか・・・!!)
心の中で悪態をつく。言った張本人はとっくに没しているが。
半端にとはいえダブルスもまたかじっている不二から見ても、2人のコンビネーションは当初より格段に上達していた。ネットに詰め寄りこちらの打てる球の範囲を減らしている佐伯。狭まった範囲をさらに跡部が完全に埋めている。はっきりと、今の2人には隙がない(笑)。
悔しげに感心する不二ではあったが―――
――――――事実はもう少し違うものであった。
(くっそ・・・! 邪魔だ佐伯・・・!!)
佐伯の背中を凝視しながら、跡部は全身全霊心の底からそう思っていた。佐伯のマーク、2対2では1人を封じ確かに有効なのだが、1対2でやられると不二の打った球はほぼ必然的に佐伯が取る事になる。早い話が跡部にボールが回ってこない。佐伯の穴に跡部が動いているのは、少しでも自分の方にボールを来させる確率を上げるためだったに過ぎない。
今までシングルスしかした事がなく(一応ダブルス経験はあるにはあるが、あれはむしろ自ら望んで樺地1人に任せた)、故に試合中自分にボールが回ってこないなどという事態に遭遇した事のない跡部。この、集中力は要するがヒマな状況に、飽きるのは時間の問題だった。
「おら佐伯! さっさと俺様にボールをよこしやがれ!!」
(何勝手な事ホザいてんだよ馬鹿跡部・・・)
後ろから聞こえたかもしれなかった言葉に完全無視を決め込み前を向く佐伯。しかし突っ込んでから決め込むまでの一瞬(短すぎるように思えるが、最早いつも通りの事柄に対する慣れとしてその程度で済むほどになっていた)、どうやら注意力散漫となっていたらしい。全く以って意図せず不二の球はタイミング良く佐伯の横を抜けていった。
「よし!」
後ろからした声に―――背中を猛烈に嫌な予感が駆け抜けていく。
(マズい・・・!!)
慌てて逃げようとする。だがもちろん今更間に合うはずもなく。
ごがっ!!
跡部の放った危険球その2は、千石に続き佐伯をもコートへと沈めていったのだった。
誰の持っているストップウォッチでだか、千石の先ほどの発言から丁度2分が経過する・・・・・・。
ずるずるとネット伝いにへたばり―――
「・・・・・・って何すんだよ!!」
佐伯は即座に復活した。跡部の一撃があくまで普通のショットであり(それでも十二分に危険なのだが)、なおかつ当たるまでの間にピンポイントで急所を外していたからこその復活スピード。如何に佐伯がこのような事態に慣れているかが証明された。―――ではなくて。
怒鳴りながら詰め寄る佐伯。しかし跡部は全く悪びれる様子もなく―――どころか逆に迫る佐伯をラケットで指差し、高慢に言い放つ。
「てめぇがンなトコでちょこまか動いてやがんのがいけねーんだろ!? 邪魔だ!!」
「マークしてたんだから動いてて当然だろ!? 第一問題としてお前いい加減ダブルスの定義ってモンを覚えろ!! ダブルスは2人1組でやる競技だ!! 自分と同じ陣にもう1人いるんだよ!!」
「ンなモン知るか!! いるんだったら俺様の邪魔になんねーように動け!!」
「だったらまずお前が俺の邪魔になんないように動けよ!! 明らかに今のはお前が妨害したんだろーが!!」
「ああ!? 俺様が邪魔だあ!?」
「きっぱりはっきり疑いようもなく断言する!! 邪魔だ!!」
「てめぇやる気か―――!!!」
「今日こそ決着つけて―――!!?」
そして、違う方面で熱くなっていく『ウォーミングアップ』を見ながら、
「ねえやっぱ僕だけ仲間外れにしてみんな楽しそうじゃない!?」
などと不機嫌MAXで怒る不二に、
「なんちゅーか、そう思えるお前がある意味最強やな・・・・・・」
忍足はただため息をつくしかなかった。
さらに遠くの方では、
「やっぱ4大奇人変人総集合、って感じっスね」
『・・・・・・・・・・・・』
そんなリョーマの呟きに、誰もが重々しく頷いていた。
―――これでいいのか日本代表!?
わ〜いアニプリ合宿記念〜vv そして《Brain Panic!》でちょっとだけ触れました合宿合同企画というのが私の大好きなサイト様でありましたので、ここはぜひ産科じゃなくて参加させて頂きたい! と思ったのはいいのですが――――――
募集要項その1『基本的に不二受け』。
・・・・・・出来てないじゃん片っ端っから一片たりとも。
というわけで泣く泣く断念しました(早ッ!)。よくよく読むと一応不二総受けなのですが、普通に読むとむしろ跡部とサエですどっちがどっちだかワケがわかりませんが。なお不二総受けという形、実はウチのサイトではかなり珍しいです特に最近は。おかげで千石と跡部が争うなんつーいと珍しい光景まで出てきました。不二を巡っての幼馴染み三つ巴。相当えっぐい事になりそうだ・・・。
そして実はこの話というか4人の練習風景、元はパラレル『天才〜』でやりたかった話なのですが・・・・・・どちらにせよアニメ基準のはずなのになぜかサエがマークしてます。しまったアニメのサエはマークしねえよ・・・・・・。ちなみにこのボレー練習(と跡部のダブルス下手説)は皆様ご存知のPS2ソフト『S.H!2』よりです。あ、でも跡部のダブルスは2でちょっとは改善された・・・か・・・・・・?
それはともかくついに始まった合宿! という勢いだけで書いたこの話、書き始めが放送日真昼間のためまだ始まってませんなのでメンバーがわからん(爆)!! なので観てから改めて登場メンバー変えましたが。おかげで本来ジローだった英二の相手が切→不二狙いで切原となったため・・・微妙に台詞がおかしいです。切原ならこの程度の事に感心はしないか・・・。
しっかしサエが登場それだけでOK! そんな私にしたのは私。はい本日普段の3割マシで壊れております。これ以上続けるとヤヴァめどころか明らかにヤバいのでこの辺りで終わりにします。
――――――う〜みゅ。しっかし合宿とはいえやるのは練習だけではない! いずれは企画に参加するぞ! おー!!
2004.6.2〜7