合宿のお供に、花火はいかがですか?
キケンナアソビ
「古今東西!」
『Year!』
「爆弾ゲーム!!」
『わ〜〜〜!!!』
などと盛り上がるのは千石・佐伯・跡部・リョーマ・切原、そして―――不二。
合宿所近辺にあった浜辺にて、彼らは今花火を楽しんでいたりする。厳密には合宿メンバー全員なのだが、なぜこの盛り上がる輪に彼ら6人しかいないのか、それはきわめて簡単な理由によりだった。
「さてルールは簡単。ここにある打ち上げ花火を直接手にとって古今東西ゲームをするだけです!」
と、千石が掲げたのはかなりぶっとい打ち上げ花火。当然の如く打ち上げ花火というのは地面に固定し、火をつけた後その場を離れるものである。そのためわざわざ導火線も長いというのに、彼らは一体何をやりたいのか。
「あ〜あ。不二〜。俺も一緒に遊びたかったよ〜」
「無茶言わんとき自分。誰や? アレに参加出来るホンマもんのど阿呆は」
「ん・・・、んふっ。不二君、相変わらず無謀な事をやるようですね・・・・・・」
「跡部さんたちはまあ慣れてるからいいとして・・・・・・、越前と切原って、よく参加する気になったな・・・・・・」
涙をぐしょぐしょ流す英二。肩を叩いて諦めの首振りをする忍足。引きつった笑いの観月に、いっそ普通に感心する裕太。
つまるところ・・・・・・誰もが命が惜しかった。今はまだこの程度だが、絶対1時間後には互いの命を賭した争いとなる。いや・・・・・・
「1時間後、不二を除き誰かがまだ立っている可能性は3.2%」
「ふむ。俺もほぼ同じ確率だ」
「『ほぼ』?」
「赤也の赤目モードがいつ発動するかによりパーセンテージは微妙に変わるだろう。45分以内に発動すれば5つ巴。可能性は1%未満だが上昇する」
「なるほど。それに1番のキーポイントは千石か。あのノリではさらに何を出すかわからない」
などなどこちらも幼馴染みの乾と柳による予測に乗るかのように、今、花火を下地とした壮絶なバトルが―――じゃなかった、花火大会が始まった。
※ ※ ※ ※ ※
「第1問! 犬の種類!
ダックスフンド!」
1番手の千石が、反時計回りに打ち上げ花火を渡す。その先では2番手・切原が両手でがっしり受け取り、そのままさらに次へと渡す。もちろん犬種は忘れずに。
「え〜っと、秋田犬!」
はい! と渡されるは3番手のリョーマ。
「え、犬・・・? 猫ならわかるけど〜・・・・・・」
―――と言いつつ猫でもわかるのは愛猫の1種のみなのだが、首を捻ってついでに花火の筒も振り回して悩むリョーマへと声援が掛けられた。
「越前君頑張ってvv」
「頑張るっス!」
4番手にして隣にいた不二からの応援。頑張るっスどころか頑張らいでか! とでも言いそうな勢いで―――
「ブルドック!」
「・・・・・・頑張った結果がそれかよ」
肩をコケさせる佐伯はいいとして、いよいよ花火が不二の元へと回った。導火線の残りは半分。このままなら2周目まで行くか否か。
が―――
「え〜っと、犬・・・、犬・・・・・・」
なぜかここで詰まった。
「もしかして不二くん・・・・・・
―――リョーマくんの応援するだけして自分は考えてなかった?」
「そ・・・そんな事ないよ・・・!! ただちょっとド忘れしちゃっただけで・・・//!!」
((か、可愛い・・・・・・vvv))
う〜ん、う〜〜〜んと可愛らしく悩む不二を全員で微笑ましく見やる。2人だけだったら間違いなく鼻血も出ていた。
しかしながら、彼らにそれを和むゆとりはなかった。ライバル牽制ともうひとつ―――
「ふ、不二先輩・・・。とりあえずド忘れしちゃったのは放っておいて次行った方が良さそうっスよ・・・?」
「さっきっから・・・・・・、すっげー導火線短くなってるんスけど・・・・・・」
不二に来た時には半分あった導火線。悩んでいたら残り1/4となっていた。
「あーあの・・・、跡部の飼ってる・・・・・・!! えっと・・・!! そこまで出てるんだけど・・・!!
そう! 『ア』! 『ア』で始まるあの・・・!!」
「ンなモンじゃねえでいいからさっさと行きやがれ!!」
「そうだよ周ちゃん! そんなの跡部に回したら勝手に正解言ってくれるから!!」
他の誰で破裂しようがいいのだ。たとえ誰の陰謀だかさりげに持ち方反対向きだろうとそれで直撃喰らうそいつが間抜けなんだから(最低)!!
しかしながら不二は困る!! とっても困る!! 何が何でも困る!!
そんな、完璧一致団結した一同に持ち上げられたかのように、
不二はパッと顔色を明るくした。
「ビーグル犬!」
「俺が飼ってんのは●ヌーピーじゃねえ!!!」
どん!!
まるでそれが引き金になったかの如く、爆弾こと花火は盛大な音を立てて破裂した。
―――5番手だった跡部の手に握られて。
かろうじて筒の向きを元に戻すことが出来た事だけが救いだろうか。破裂音に備え耳を塞いだ一同(不二含)に対し、キ―――ンと耳鳴りのする頭で跡部は小さく呟いた。
「ちなみに俺の飼ってんのは『アフガンハウンド』だ・・・・・・」
※ ※ ※ ※ ※
「んじゃ古今東西次行くぞ。第2問は花の名前だ。
バラ!!」
「うわ来ると思ったよ!」
跡部から始まる第2問。跡部らしすぎる答えに突っ込みを口にしたのはぐるりと回って今回3番手となった千石である。
口にしなかった―――そして2番手として花火を渡された佐伯は、
「ならここは普通に菊」
「『普通』・・・?」
確かに国花かもしれないが、『普通』ならむしろ桜だろうに・・・。
思う不二ではあったが―――
(―――ああなるほど)
笑いながら千石に渡す佐伯の目線を追い、1人で納得した。その先にいたのは英二だった。言うまでもなく『菊』丸英二。
渡しながら佐伯の口端が微かに吊り上がる。垂れた導火線に左手の人差し指と中指を伸ばし・・・
――――――切るジェスチャーをした。
あからさまに引き攣る英二の顔。その向こうで「菊切ってKILL菊丸。上手いなサエさん・・・」と彼を常々尊敬する(誤)天根がしきりに感心していた。
「え〜っと、んじゃあ俺はリュウスコチナス!」
「はあ?」
「何スか? それ」
「花っスか?」
「ん? 11月25日、俺の誕生花。意味は『賢明』だって」
「合わねえ・・・」
「ま、まあ誕生花は本によりきり違うからね・・・」
「不二くん・・・、全っ然! フォローになってないよ・・・?」
沈みながらもしっかり4人目に渡す。この辺り確かに『賢明』かもしれない。『ズルっぽい』とも言えそうだが。
「ていうか、みんな普通の行きません? 桜とか」
「む・・・。
んじゃ俺チューリップ」
連打で答える切原とリョーマ。どうやらこの2人、普通のとかいう以前にこの辺りしか知らないらしい。ある意味男子中学生として一般的な反応だ。むしろ誕生花(それも月ごとでなく日にちの方)を知っている千石の方が稀有な存在だろう。
「じゃあ僕はサボテン」
「はい?」
「サボテン、って・・・・・・」
「花、か・・・?」
「花だよ〜。だって花が咲くもの。すっごく可愛いのとか」
言いながらきっと自分で育てて咲かせた『可愛い花』を思い出しているのだろう。へら〜っと緩む不二の顔に、全員一致で「ま、いっか」となった。
そして、1周回って跡部の番。
「・・・・・・・・・・・・」
「あれ? 跡部くんどーしたの?」
「まさかとは思うけどさ、お前バラしか考えてなかったとか?」
「うっせーな。ンなワケねえだろ」
「説得力0っスね・・・」
「バカじゃん? このサル山の大将」
「う〜ん。そんな事もないと思うんだけどなあ・・・。別に生物が苦手なわけでもないし・・・・・・」
一同に本気で心配される跡部。ひっじょ〜〜〜〜〜〜に! 屈辱的な扱いながら、彼が言わないのには理由があった。そう。決して思いつかないわけじゃない(力説)!!
導火線がジリジリ燃えていく。
1/2
1/3
1/4・・・・・・
ほとんど残り0となったところで、
「竹!!」
「うわお前セコッ!!」
120年に1度しか花をつけない貴重かつマニアックな回答に佐伯が突っ込む。そう、今回の策略は佐伯に突っ込ませる事――――――
―――ではもちろんなく、佐伯のところで爆発させる事だった。この不二争奪戦(ではないのだが)、もちろん全員強敵だし油断するつもりは毛頭ないが、実は一番恐ろしいのはかの爽やか腹黒男である。
幼馴染みとして人生15年弱共にいた身として断言する。この男は騒乱になったらその他3人と提携を結び(という名目で悪質扇動して)自分を倒してから改めて寝首を掻くノリで3人を滅ぼしていく。この辺りのあからさまに人道外した残虐策略は佐伯の裏十八番だ。千石ならばともかくそれを知らないリョーマと切原に回避する術はない。別にこの2人が人間不信に陥るほどの仕打ちを受けようがきっぱりどうでもいいのだが、さすがに4対1はキツいものがある。
が―――
「甘いよ跡部!」
佐伯の手は上を向いてはいなかった。この男は人道などと一緒に『注意書き』の道も外れるらしい。
跡部に直に向けられる筒の先端。筒にもしっかり書いてある『花火を人に向けてはいけません』の文字が、動体視力のいい千石やリョーマ、さらに切原にも見えていた。
見えた上で―――ガッツポーズを取る。誰も注意する気はないらしい。素晴らしいまでの友情である。
しかし、
わかった上で、跡部はふっと笑った。
「甘めえのはてめぇだ、佐伯!」
笑って、一歩下がる。浜ぎりぎりでやっていたこのゲーム。少し動けば足は充分海へとついた。
振り上げられる足。ファンの間では美脚と評判のそれから滴る水は、違う事無く佐伯の持つ花火へと降り注いだ。
じゅっと音を立てて火が消え―――
「うわっ!」
「冷たっ!!」
上がる声が・・・2つ。
筒を持ったまま、びたびたに濡れた佐伯。さらにその隣で同様にぐっしょり濡れた千石。
「・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・最悪な事をやったような気がする。
沈黙はどれほどになっただろうか。濡れて垂れた前髪のおかげで2人の表情は全くわからない。
と、
2人が顔を上げる。
にっこりと微笑んで。
「跡部くんv」
微笑んで。
その手に握った20本余りのロケット花火に火をつけて。
「お前一回死んで来いv」
※ ※ ※ ※ ※
『だああああああああ!!!!!???』
ヒュンヒュンと何かの飛ぶ高速音と共に、そこは地獄と化した。
「危ねえ不二!!」
飛び交うそれらを見ながら、跡部が最初に考えたのは自分よりも愛しの―――そして自分の隣にいたかの少年の安否だった。
手を伸ばして抱き込もうとして・・・
すかっ。
「・・・あん?」
あっさり手は空を切った。
嫌な予感にかられ、ぎぎぎっ・・・と首を動かす。先では、予感どおりの光景があった。
「大丈夫っスか不二先輩!?」
「あ、うん大丈夫。ありがとう、2人とも」
「いえいえそんな事ないっスよ」
不二を抱えて飛び下がったらしいリョーマと切原が、笑顔でお礼を言われあまつさえ役得と言わんばかりに抱きつき頬擦りしていたりする。
ぷつぷつぷつぷつぷつ・・・・・・
跡部の頭の中で、何かが次々と切れていく・・・。
理性を脱ぎ去り、間違った意味での『無我の境地』に達した跡部に不可能はなかった。
「うっせえ!!」
一言吠え、真正面から飛び来る無数の豪速ロケット花火(しかも微妙に時間差攻撃)を片手ではたき落とす。ぼたぼたと足元に着水するそれらを見ることもなく不二の元へ向かう。が、
―――その先にあった光景は、先ほどまでよりさらに250倍ほど悪化したものだった。
※ ※ ※ ※ ※
リョーマと切原の油揚げ横取りトンビコンビに現実を超越したのは跡部だけではない。
不必要な感じで砂浜にスライディング、そのままごろごろ転がり現在座り込んでいる3人の元へ、瞬間移動並みのスピードで接近する佐伯と千石。リョーマと切原の頭をかなりヤバい力を込めて踏みつけ、完全に気絶(あるいは死亡)して力を抜いた2人を不二から引っぺがす。
ざっざっとやたら慣れた手つき足つきで砂浜を掘り、2人を僅か数秒で跡形もなく埋めた後、不二の元へ駆け寄―――
―――ろうとして、後ろから何かをぶつけられた。
スパンスパーンと小気味よい音。振り向くと、そこではビーチサンダルを投げた姿勢のまま跡部が荒い息をついていた。
ロケット花火をはたき落とした弾みで水が跳ねたのか、それとも本気で怒った者と怯えた者のみ可能な脂汗ダラダラ状態なのか、濡れた顔にべったり髪を張り付かせて。
綺麗な顔は凄んでみせるとやたらと相手に恐怖心を植え付ける。それを見事なまでに実践した跡部に、ただでさえ引いていた周りはさらに10mほど後ろへと下がっていっていた。
引かない人が、3人。
「あの・・・、跡部?」
手を伸ばそうとした不二をとどめ、
「跡部くん、本気みたいだね・・・・・・」
「そろそろ、お前とは決着つけないとな・・・・・・」
跡部と同じ部類の笑みを浮かべ、千石と佐伯が前に進み出る。
「ほお・・・。面白れえじゃねえか・・・」
まるで荒野の決闘のように、対峙する3人。合図を送ったのは一際大きな波の音か、丁度彼らを照らし出すように回ってきた灯台の明かりか、それともただの飽きか。
なんにしろ・・・
「いくぜ!」
声でいけば跡部の掛け声をかわきりに、3人の間で命を賭した争いが始まったのだった・・・・・・。
※ ※ ※ ※ ※
「つまんな〜い」
3人にとっては命を賭した争いであろうが、さらにそれに巻き込まれたその他大勢にとっては自ら賭ける権限も与えられない一方的な危機であろうが、絶対安全である不二には同時に3人が構ってくれなくなり、ひたすら退屈であった。
「越前君と切原君も見つけられないし、裕太とでも遊ぼうかな」
そうだ。せっかく一緒にいるのだから。むしろ何で今まで思いつかなかったんだろう?
不機嫌一転、にこにこと笑顔全開で裕太が先ほどいた方を振り向き―――
「はい裕太君、次は線香花火でもやりましょうか」
「そうですね。観月さん」
「・・・・・・・・・・・・」
目の前に広がる『何か』に、笑顔のまま思考回路を全て停止させた。
止まった頭で、しかしながら行動だけは起こす。
恐らく佐伯の持ち込んでいた武器その2だろう、ダンボールに入ったネズミ花火100個以上。
無言でそこに、火をつけたばかりの花火を投げ込み、
「そ〜ら飛んでけ〜vv」
笑みのまま、ダンボールごと『どこか』へ放り投げた。
「うわ熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!!!」
「み、観月さん!!??」
さすが天才とでも言うべきか、それともさすが不二、見事なまでの才能の無駄使いだとでも言うべきか、どちらにせよ完璧なコントロールによりネズミ花火はたった一人に向けバラバラバラバラと降り注いでいった―――らしい。
『どこか』から聞こえてくる声をBGMに、不二は改めて3人の争いへと注意を戻した。
※ ※ ※ ※ ※
乾や柳の予測を裏切り、1時間40分後、まだそこには不二を除き3人もの人間が立っていた。
「(ぜえ・・・。ぜえ・・・)や・・・、やるじゃねーの・・・・・・」
「(ハア・・・。ハア・・・)ま、この位は、な・・・・・・」
「ひは〜。ひは〜。
と、とりあえずこの辺で止めにしない・・・? もう、武器もないし・・・・・・」
情けない声を上げる千石。確かに今3人の目の前にあるのは打ち上げ花火1本。これ以外は全て使い尽くした。
全体的にボロボロななりで座り込む3人に勝負の終わりを見たか、不二がぽてぽてと駆け寄ってきた。
「じゃあさ、最後にみんなでコレ上げようv」
にっこりと笑う。その笑顔に、3人もまた優しく微笑んだ。
「んじゃ、デカいのいくからちゃんと下がれよ」
跡部がライターを持ち花火へと近付く。佐伯と千石は後ろに下がり、間に不二を座らせた。
2人の間で腕を絡めえへへ〜と笑う不二。跡部も肩越しにそんな様を見ていながらも(ついでに両端を取った2人に殺気を飛ばしながらも)、後ろから抱き込めばいいかと軽く考え―――
導火線に火をつけた。
時間にして僅か数秒。ちりちり燃え始めたことを確認して振り向き・・・・・・
『は・・・・・・?』
3人の声は、綺麗にハモった。
「不二、は・・・・・・?」
「どこ・・・、いったんだろうな・・・・・・?」
不二がいない。
跡部が目を離したのは僅か数秒。佐伯と千石に至っては腕まで組んでいたというのに。
「えっと・・・・・・」
気まずい雰囲気で辺りを見回す。その間にも導火線は燃えていき・・・・・・
ドン―――!!
「ああ、いた・・・・・・」
打ち上げ音と、佐伯の声が重なる。誰よりも摩訶不思議な行為をした彼は、花火と反対方向でまたしても裕太にちょっかいをかける観月を砂浜に沈めていた。
誰からも愛される不二周助14歳。彼は色恋沙汰よりブラコンと苛めに精力を注ぐお年頃であった。
3人の後ろで、花火が大きく花開く・・・・・・。
※ ※ ※ ※ ※
「仕方ねえなあ、不二も」
「でもやっぱ可愛いね。ああいう不二くん」
「うん。やっぱ周ちゃんはああじゃなきゃね」
ぱらぱらと火花の残骸が空を散っていく中、「警告は何度もしたと思うけど? 観月、君随分といい度胸だねえ・・・・・・」と踵をさらにぐりぐりさせつつどす黒い声で囁く不二を、3人は微笑まげな眼差しで見守っていた。
そんな彼らから恐ろしく遠くへと離れ・・・・・・
「なんちゅーか・・・
―――『子は親の背を見て育つ』、っちゅー言葉の意味がようわかる典型例やな・・・・・・」
『確かに・・・・・・』
忍足の言葉に、掘り起こされたリョーマと切原(生きていた)含め、全員は重々しく頷いた。頷くしかなかった・・・・・・・・・・・・。
さらに遠く離れ・・・・・・・・・・・・
「そういえば、アイツら一体なんで争ってたんだっけ?」
『さあ?』
―――これで終わり・・・らしい。
※ ※ ※ ※ ※
はい。以上親馬鹿万歳な3人でした。おや? 千石さんはそういう視点で書いたことなかったはずなのになあ・・・。しかしおかしいなあ。またしても手段のために目的を忘れているような・・・。そう、この話、初っ端は『不二争奪戦』だったような気がする(事実)!?
う〜みゅ。なんだかんだいってもお兄ちゃんらは元気な不二を見るのが大好きなんだ! と無理矢理納得したところで終わりです。
なおこの話、本気で(特に途中まで)ノリだけで書いたため文章がハイテンションに突っ走っています。冷静に読み直すとけっこー恥ずかしい状況になっているような・・・。
2004.6.14