シーン5 母は強し息子は弱し
映画のノベライズを読みました。短編では外伝となっており、映画とはまた違う話が読めるのですよ。そして冒頭とラストで出てくるのが跡部と亜久津の争い。初っ端の方は亜久津のお母さんこと優紀ちゃんが止めるのです。元ヤンらしい優紀ちゃんが。
さって終わりにはど〜なるのかなあ?
亜久津:「今度こそ決着つけてやるぜ跡部」
跡部:「ハッ! 望むところだ。来いよオラア!」
祭典の2次会にて、いきなり争うと一触即発な2人。太一や氷帝テニス部部員、河村、南次郎などを巻き込み騒ぎは膨れ上がろうとし―――
?:「駄目でしょ仁。そんな騒ぎ起こしちゃ」
?:「そうよ景吾。今日は裏方なんでしょ?」
ごんがん!!
ずるずる・・・・・・
呆気に取られる一同の前で、亜久津と跡部が崩れ落ちる。その向こうにいたのは・・・
片やまだ高校生程度かといった茶パツで今時のファッションをしたキャピキャピの女性と、
見た目は若いが醸し出す雰囲気は老獪な、群青色の髪を長く垂らした美人な女性だった。
彼女らが誰だかわからず慄く周り。そして・・・・・・
河村:「あ、優紀ちゃん・・・・・・」
不二:「あ、琴美さん・・・・・・」
英二:「・・・・・・誰?」
河村:「優紀ちゃんは言っただろ? 亜久津のお母さん」
不二:「琴美さんは跡部のお母さん」
一同:『っええええええええええええ!!!!!!!!!!!??????????』
悲鳴が木霊する中、亜久津の母優紀(32歳)と跡部の母琴美(33歳)は、殴り倒し蹴り倒した息子を引っ張り仲良く去っていったのだった。こんな会話を残しつつ。
優紀:「あ、跡部君のお母様なんですか。お若いですね〜」
琴美:「私なんてそんな。あなたの方がよっぽど若いですよ」
優紀:「そんな事ないですよ」
琴美:「何にしても、
これからも息子ともどもよろしくお願いしますね」
優紀:「ええ。こちらこそ」
―――Fin
・・・・・・このサイトのお約束として、跡部・佐伯両名は母には逆らえません。が、
・・・まさか亜久津までそうだったとは。びっくりだノベライズ。ちょっぴりみんな中学生っぽくっていい感じ? ちなみにここに佐伯母が登場したらますます凄い事になっていそうだ。30歳だしなあ・・・・・・。
2005.4.3〜5.1