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ヘキサゴンは誰だ!?
1.『天才〜』的有名人編〔跡部・忍足・千石・不二・観月・向日〕 司会・・・リョーマ・裕太 リョーマ:「えっと〜・・・」
裕太:「だから越前コレ読めって・・・!!」
リョーマ:「何々・・・
『これからこの6名でヘキサゴン大会を行います。司会は俺らが務めます』」
不二:「わ〜いリョーマく〜んvv」
観月:「んふ。越前君に裕太君ですか。期待しますよ、公平な司会を」
不二:「何かな観月。つまりこの2人なら不公平にやる、と(開眼モード)?」
観月:「いえいえそんな事ないですよ。ね? 裕太君」
裕太:「は、はあ・・・」
不二:「そんなの当たり前だよねえ裕太。昔から曲がった事大っ嫌いだもんねえ?」
裕太:「あ、ああ・・・・・・」
跡部:「・・・・・・確かにこの上なく公平になりそうだな」
千石:「そうだねえ。どっちに転んでも待ってるのは地獄だもんね」
リョーマ:「(全て無視)
んじゃさっそく問題。はい、観月さん選んで」
観月:「ええ。いいですよ」
不二:「リョーマ君!! なんで僕じゃなくて観月なんて選ぶのさ!!」
観月:「んふふふふふふ・・・・・・。もちろん越前君も君より僕がいいと思ったから―――」
リョーマ:「バカじゃんアンタら。くじびきで決まった順にやってるだけなんだけど」
観月:「くっ・・・!!」
不二:「そうだよねえ。リョーマ君がまさかよりによって観月なんか選ぶワケないもんね」
リョーマ:「はいはいどーでもいいから。観月さんもさっさとしてくんない?」
忍足:「否定せんのかいな越前君」
向日:「してたらキリねえからだろ」
観月:「なら―――《渋谷・池袋女子高生正解率98%》をお願いします」
裕太:「あ、はい。んじゃこっちの曲を聴いてください」
♪〜曲が流れ・・・
観月:「《この曲で最近注目されているバンドのグループ名はなんでしょう?》」
しんきんぐ&らいてぃんぐたいむ
観月:「んふふふふふふふふふふふふ」
裕太:「ど、どうしたんですか観月さん」
リョーマ:「わざわざ訊いてあげんの? アンタも付き合いいいね」
裕太:「それが司会者ってモンだろ(心底不思議そうに首を傾げて)?」
観月除くパネラー5人:『〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!』(←必死に笑いを堪える)
観月:「煩いですよ君達!! ちゃんと書きなさい!!」
千石:「いや全然煩くしてないし」
向日:「てゆーか書き終わってるし」
観月:「そうですか・・・・・・。
それはともかく(仕切り直し)!! この問題! 確実に2人はヘキサゴンとして落とせます!!」
裕太:「そ、そうなんですか!?」
観月:「当然です。まず千石君と向日君。流行に詳しい彼らは間違いなく正解を知っています」
裕太:「な〜るほどお。さっきもすぐツッコミ入れましたしね」
観月:「裕太君。君何気に僕に喧嘩売ってますか?」
裕太:「え!? いえいえいえそんな!!」
不二:「裕太。そう思った時ははっきり言っていいんだよ? 『そんなの当たり前じゃないですか。何今更確認してるんですか? もうボケの始まりですか?』って」
裕太:「そこまで思ってねえよ!!」
忍足:「つまりちょっとは思っとった、と」
千石:「うわ〜。裕太くんも言っちゃったね〜」
跡部:「つーか・・・。今のはどー見ても不二の悪質誘導尋問だろ」
観月:「次行きますよ!!
そして向日君の恋人で、彼の話をよく聞く忍足君も知っています」
忍足:「せやったら跡部もやあらへんのか? 千石にしょっちゅうまとわりつかれとるだろ?」
観月:「いいえここが落とし穴です。確かに跡部君は千石君の恋人であり―――」
跡部:「違げえ!!」
千石:「そ〜んな〜!! 跡部くんももー認めようよ〜!!」
観月:「―――であり、千石君とはよく話をしています。ですが、跡部君は得てして他人の話を無視する傾向にあります」
跡部:「てめぇケンカ売ってんのか観月・・・!!」
観月:「まさか。ただ貴方は『今時の流行』などというテーマで話をする人ではない。でしょう?」
跡部:「まあなあ」
観月:「そして不二君。逆に彼は越前君の言う事を1から10まで―――いえ、1だけ聞いて誤った方向に100ほど理解する人です」
リョーマ:「そうそう」
不二:「リョーマ君酷い・・・」
観月:「が、その越前君もまた流行には興味のない人です。よって不二君にも情報は与えられません」
不二:「う〜ん確かに」
観月:「というワケで、
まずは不二君! 君にヘキサゴンです!!
さあ!! さっそく1問目から×をつけられ恥を掻きなさい!!」
指差し高笑いする観月を前に、不二はひょいとボードをめくった。答え―――にして正解の書かれたボードを。
観月:「な・・・・・・・・・・・・?」
不二:「悪いね観月。このバンド、裕太が好きでね。テレビとか雑誌とか、いろいろ僕も一緒に観てんだ」
観月:「そんな!! 裕太君!!」
裕太:「え、お、俺ですか・・・?」
観月:「なぜそういう重大情報を不二君だけに教えてんですか!?」
裕太:「いや・・・。兄貴は勝手に横から割り込んでくるだけで・・・。それに今回公平な司会、という事で何も言わなかったんですけど」
観月:「ならまさか跡部君も・・・!!」
跡部:「(めくったボードにはもちろん正解が)
そりゃ不二があんだけ散々言ってくりゃ嫌でも覚えるな。この歌なら空で歌えるくらい聴かされまくったぜ」
裕太:「ホンットにすみません跡部さん。馬鹿兄貴が毎度恒例・・・」
千石:「あ〜ちょっと跡部くん酷い〜!! 俺が言った時は『知るかンなモン』で切り捨てたのに〜!!」
リョーマ:「じゃ、観月さんがまず×1つね」
観月:「この借りは必ず返しますよ・・・!!」
× × × × ×
裕太:「じゃあ2問目は跡部さんで」
跡部:「おう。んじゃ《新橋サラリーマン正解率3%》ってトコで―――
(問題を読み上げ)」
しんきんぐ&らいてぃんぐたいむ
跡部:「にしても思うんだけどよお」
リョーマ:「何を?」
裕太:「越前、そっちは訊くのか・・・?」
リョーマ:「笑ってないし」
裕太:「・・・・・・・・・・・・納得」
跡部:「(↑↑とリョーマに言わせつつ笑う。なぜか普通に嬉しそうに)
わかりやすいヤツとやるこのゲームって・・・・・・いいな、何か」
千石:「あ〜なるほどねえ」
一同:『は?』
跡部:「いやこないだ他の奴らとやったんだけどよ、
―――すっげー悪質なヤツらばっかでな」
千石:「はっはっは。おかげで跡部くん最初に失格になったしね」
不二:「大体・・・・・・」
向日:「誰とやったか想像つくメンツだな・・・・・・」
忍足:「ちなみに誰が優勝したん?」
千石:「幸村くん。怖くて誰も指名出来なかったからね」
不二:「跡部もしなかったの?」
跡部:「うるせえな! する前に落ちたんだよ!!」
千石:「まあ指名ミス・普通に間違え・セーブ崩し失敗で3連続×即座に退場したから」
リョーマ:「情けな・・・・・・」
跡部:「だったらてめぇがやってみろよ仁王だの佐伯だの相手に!!」
リョーマ:「俺司会だから」
跡部:「くそっ!!
―――まあそれはともかくだ」
向日:「そーいやつまりお前何が言いたかったんだよ?」
跡部:「だからな、
忍足、てめぇにヘキサゴンだ」
忍足:「俺かいな!?」
跡部:「俺様の眼力舐めんじゃねえよ。てめぇが普通なフリして答え思い出せねえのは見え見えなんだよ。『食わせ者』ならもっとしっかり誤魔化せってんだ」
忍足:「くっ!! 何やめっちゃプライド傷つけられる物言いやなあ・・・!!」
跡部:「おらだったらさっさと見せてみろよ。そんな風に言い逃れしようとしてねえでよお。ああ?」
不二:「凄く楽しそうだね、跡部」
千石:「そうだねえ。跡部くん、前回はサエくん、幸村くん、仁王くんに徹底的に攻撃されたからねえ」
―――この勝負は、確かに跡部の眼力がモノを言わせたらしく1位:不二、2位:千石、そして3位に跡部となった。千石は持ち前のラッキーで、不二は指名しようとする度跡部が恐ろしい目つきで睨みつけてくるため千石以外誰も出来なかったためである。なおその下は・・・・・・4位:忍足、5位:向日、6位:観月となった。
2.ターゲット決定?編〔跡部・佐伯・千石・千歳・仁王・幸村〕 司会・・・ブン太・切原 切原:「はい。これよりこの6人でヘキサゴン大会をやります。とりあえず最初に注意」
佐伯:「注意?」
仁王:「何かあるとね?」
ブン太:「すっげーある。何より言いたい。とりあえず『陰険対決は女の専売特許』って考えは捨てろよ?」
幸村:「つまり?」
切原:「コレ、始まる前に意識調査やったっスよね?」
千歳:「やったばいね」
千石:「そうだねえ。書き込み式のアンケート」
ブン太:「集計したところ、こんな結果が出た。
<『友人とは〜』の後に続く言葉は何か?>
答え。
―――6人中5人が『蹴落とす存在』ってどーいう事だお前ら!!」
佐伯:「いや。心のままに」
切原:「尚更問題アリっスよ!!」
仁王:「(無視)むしろ残る1人の答えが気になるとね」
千石:「残る1人が誰だかはよくわかるけど」
跡部:「ったりめーだ!! 俺はてめぇらみてえな最低根性の持ち主じゃねえ!!」
ブン太:「んじゃそう言う跡部の答えは―――(手持ちの資料を見て)。
ははははははははははははは!!!!! 馬鹿じゃねーかお前!?」
切原:「うわ読みたくねえ!! 跡部さん、アンケートなんだから人に読まれる事前提で書いて下さいよ」
跡部:「うっせえ//!!」
幸村:「あれ? でも2人とも。俺も違う答え書いたよ?」
千歳:「何て書いたと?」
幸村:「『俺のために存在するもの』って」
千石:「いや同じだから」
× × × × ×
ブン太:「さて、まずは1問目。跡部からだな」
跡部:「んじゃ・・・
《某有名私立小学校》・・・ってどこ調べたんだよ?」
ブン太:「氷帝学園幼稚舎に決まってんだろ?」
跡部:「何なんだよ『某』にする意味・・・」
切原:「ほら、0%って恥ずかしいじゃないっスか先輩として」
ブン太:「そうそう。ソレ踏まえての優しい配慮だな。で、正解率は?」
跡部:「まずは軽く100%だな。これで外したらただの馬鹿だろ」
ブン太:「それもそーだな。じゃ、問題は」
跡部:「え〜・・・。
《ほどんど価値のない事を示すことわざ、二□三□。□の部分に当てはまる文字を、それぞれ漢字一文字で答えなさい》」
しんきんぐ&らいてぃんぐたいむ
跡部:「よし」
切原:「『よし』?」
跡部:「こりゃ本気でわかんなかったらただの馬鹿だ特に佐伯」
佐伯:「俺が?」
跡部:「決まってんだろ? てめぇ以外の誰がンな言葉使うよ?」
佐伯:「・・・・・・俺もさすがにあんま直接は使わないな」
跡部:「だが無関係でもねえだろ?」
佐伯:「まあ・・・・・・」
跡部:「つーワケで、佐伯にヘキサゴンだ(指差し)」
佐伯:「・・・・・・。なんで?」
跡部:「てめぇ以外の誰がこの問題外すよ? どーせセーブ崩しだろ?」
佐伯:「俺以外もやってるかもしれないじゃないか」
跡部:「いーやねえ。ぜってえ俺がセーブしたら他のヤツから見て、千石辺りで緊張させて安心させて、最後にてめぇで司会も『佐伯ならぜってー知ってるだろーな』とか煽ってめくったら違うんだろ? でもってセーブ失敗、と。
―――ンな見え透いた手に誰が引っかかるか!!」
佐伯:「ひどいなあ。俺そんなに信用ないのか?」
跡部:「ねえ(即答)」
佐伯:「いいけどなどーせそんなモンだって思ってたから」
ブン太:「んじゃ佐伯、答えオープン!!」
佐伯が答えを書いたボードをめくり・・・
跡部:「・・・・・・・・・・・・」
佐伯:「だから言ったじゃん。信用しろよ俺の事」
跡部:「なら・・・まさか・・・・・・!!」
ぎっ、と他の4人を見回す跡部。4人もボードをめくり・・・・・・
切原:「すげー!! 全員セーブ崩し!!」
佐伯:「ほら。俺の言った通りだろ?」
跡部:「て・め・ぇ・ら〜・・・・・・!!」
―――この勝負は1位:幸村、2位:仁王、3位:佐伯、4位:千歳、5位:千石、そして・・・・・・もちろん6位:跡部となった。なお千石は、跡部がいなくなった時点でこれ以上の泥沼試合を避け、早々リタイアしたらしい。ある意味千石が一番の食わせ者かもしれない。
さてあの番組のゲームパクリでした。観る度ぜひともこんなメンツでやって欲しいなあ・・・と思ってしまいます。果たして跡部は有利となるのか不利となるのか!?
2005.3.25〜26