氷帝帝王として全ての才に溢れた少年・跡部景吾。彼は、運のなさでもまた有名である。
ツイている男
1月2日の朝、跡部は心音を高鳴らせながら目の前にある紙を手に取った。他愛のない紙。間違いなくその辺りにあった広告を適当に千切ったものだろう。折り畳んでいる表(というか裏というか)面に《砂糖大特価!!》だの《500mlペットボトル1本98円!!》だのといった文字が華やかに艶やかに目に痛い感じで踊っている。
紙の上に手を翳す。そんなもので何かがわかるのならばどんなにいい事だろう。あるいは千石辺りだったら実はわかるのだろうか? 「う〜ん・・・コレ!!」でいつも最良のものを引き当てているアイツならば。
自分に出来ないものは望まない。自分は自分の勘を信じるだけだ。
「決めたぜ! これだ!!」
まるでカワサギが水の中の獲物を捕らえるかのような勢いで紙を取り上げる。一瞬でもためらえば獲物は逃げてしまいそうだった。
引く動きとは対照的に、じわじわ・・・じわじわ・・・と紙を開いていく。心音はさらに高鳴る一方。テニスの試合前だろうが試験の答案返却だろうがこんなに緊張する事などないというのに。
ゆっくりと、広げ・・・・・・・・・・・・
「出たーーー!!! 大吉だ!!!!!!」
「何いいいいいいいいい!!!???」
跡部の雄叫びに、横でにっこにっこ笑っていた佐伯が奇声を上げた。
「そんな馬鹿な!! 今年は『吉』の方に大・中・小・末と普通のまであって不公平だって『凶』だって同じだけ用意したんだぞ!?」
「それでか!! 何でやったら枚数多いのかと思ったら!!!」
丸テーブルに乗った合計10枚(内1枚は今引いたから残り9枚だが)の紙を跳ね上げる勢いでどばしっ!! と叩きつける。メンコのノリでひっくり返る紙。弾みで一部が開かれ――――――
「・・・・・・確かにあんな。『中凶』だの『末凶』だの」
「公平な感じだろ?」
「どれが悪りいのかワケわかんねーよ!!」
再び、今度は手が叩きつけられ全て絨毯に散った。叩きつけた手をびしりと佐伯に突きつけ、
「はーっはっはっは!! どうやら今回はてめぇが策に溺れたみてえだなあ佐伯!! この調子で今年1年は俺様が勝ちあがっていくぜ!!」
「くっ・・・!! 何かめちゃくちゃ悔しい・・・・・・!!」
毎年恒例だった年明け1番の運試し。これ自体は毎年恒例だった。―――跡部が『凶』と名の付かないもの、どころか大吉など引いてしまった事を除けば。
気分好調ノリノリの跡部。ノリにノリまくったまま佐伯と初詣に行き・・・・・・
1.電車の中で
「つーか何で電車なんだよ・・・? 車で行きゃいいじゃねえか」
「ばっかだなあ景吾。1月2日っていったら『渋滞してます!!』って日じゃん。どうせ詰まるんだったら時間が決まってる電車の方がいいだろ?」
「にしてもこの混みっぷりって何なんだよ?」
「そりゃ成田山っていったら毎年参拝客全国トップ3争う人気所だからなあ。しかも今日電車遅れてるし」
「・・・・・・時間決まってねえじゃねえか」
「まあそんな細かい事気にすんなよv」
「てめぇだろーが言い出したの!!」
「はいはい電車内では騒がない。小学生だって知ってるマナーだぞ?」
「うあてめぇマジで殺してえ・・・!!」
こんな感じでぎゅうぎゅうに混み合った電車に乗り、銚子近辺から成田へと向かう2人。こう書くと上りばかりで空いていそうだが、残念ながら佐伯家最寄の駅から成田まで直通で行けはしない。佐倉で乗り換え結局下っていくため、2駅とはいえ乗車率軽く100%以上の電車に乗るハメになるのだ。
「でもまあ、ぎゅうぎゅうの電車に乗るお前っていうのも新鮮だよな。はいチーズv」
「おい・・・」
カシャカシャカシャ・・・・・・
「何枚撮ってやがる!?」
最新のカメラ付携帯―――跡部が購入した際、「俺もお前とお揃いがいいな〜」という立派な誘導に引っかかり一緒に買ってやったもの―――で、不機嫌な跡部を捕らえる。さっそく写メールで誰に送りつけようと悩んでいると・・・・・・
「―――っ」
「―――?」
不機嫌だった跡部の様子が一変した。とはいっても静かに行われたそれ。表に出たのはせいぜい細められた目程度。自分以外気付かなかっただろう。
合わせ、佐伯もまた静かに神経を尖らせる。跡部の視線は自分を向いたまま変わっていない。だが集中を向ける先は別のところ・・・
「あっ・・・!」
「―――で、てめぇはさっきから俺のバッグに触って何やってやがるんだ? ああ?」
小さく上がった女性の悲鳴。跡部に手を捻り上げられ睨まれ挙句ドスの入った声で脅されやたらと怯える彼女に、佐伯は心の中で黙祷を捧げた。実はこの女性―――というか少女か―――が本当は何をやろうとしていたのか、何となく気付いてしまったのだ。正確には彼女の触ろうとしていたのはバッグではなく跡部の躰。込み合う車内でバッグに阻まれていたのだ。
(ま、だからといって同情はしないけどな)
当たり前だ。自分の恋人に手を出そうとする者を庇う理由など微塵もない。
だからこそ、あえて真実を教えない。スリと痴漢(男性相手)。どちらの方が罪が重いかはともかく、どちらの方が跡部が容赦しないかとくれば文句なしにスリだ。痴漢に遭ったのが他の人ならともかく、跡部自身ならば適当に許してしまうだろう。ナルシスト的考えというより・・・・・・そんな事で騒ぎを大きくするとやった側以上に訴えた自分が恥ずかしいから。
何もせず、少女が何か言い出すのを待つ。跡部もまた然り。
と・・・
少女は2人が予想もしなかった事を言い出した。
「キャー!! 痴漢!!」
『は・・・・・・?』
結局その後、佐伯の撮っていた写真が証拠となり(幸か不幸か両手を使って携帯を取り上げようとしていた跡部と、その影で手を伸ばしていた少女両方が写っていたのだ)己の無罪を証明出来た跡部。しかしながら電車から引きずり降ろされ駅長室へ連れて行かれその上佐伯も面白がってなかなか写真を見せず、泣く少女と全員敵に回った駅員及び警察官相手に1時間ほど悶着し続けたおかげで跡部は不機嫌絶好調となっていた。
ダイヤが回復した煽りかますます混み合う車内にて、
「もうぜってーてめぇとは2度と初詣なんぞ来ねえからな・・・!!」
「はいはい行く前からそんな後ろ向きな事考えんなよ」
「うっせえ・・・!!」
「お前がな」
2.参拝中
これまた混み合う山道をのんびり歩きながら、
「ちなみにお前っていくら賽銭納めるんだ?」
「ああ? 5円だろ? 『ご縁がありますように』、っつー事で。普通そういうモンだろ?」
「何だ。意外と普通なんだな。てっきりお前なら100万とかぼんと入れるかと思ったんだけどな」
「・・・てめぇはどういう目で俺見てんだよ。ちなみにてめぇは?」
「15円。『十分ご縁がありますように』、って事で」
「がめついな・・・・・・」
「55円はさすがに無理だったからな。なんか二倍っぽくてよさそうだったけど」
「40円しか変わんねえじゃねえか・・・。それでも無理なのかよ・・・・・・?」
「無理(きっぱり)」
「・・・・・・。ヤベえ。今本気でお前が哀れに見えてきた」
「だったら帰り送ってくれ。そしたら55円払えるから」
「ああ・・・。その程度で払えるんなら帰り位送ってや―――ってちょっと待て!! 電車賃片道500円はかかっただろーが!! それが浮いてなんで40円しか賽銭上がんねーんだよ!!」
「もちろん残りはそこらの出店で何か買うからだ(これまたきっぱり)」
「同情心が一気に失せたな・・・」
「あ〜あ。景吾と甘酒飲みたかったな〜」
「・・・・・・・・・・・・。ま、まあせっかくの初詣だし、ンなケチくせえ事言ってても仕方ねえよな」
「さっすが景吾太っ腹!!」
「ふっ。当然だな」
「というワケで―――ハイ」
「・・・あん?」
「まず55円」
「そん位てめぇで払え!!」
何はともあれやってきた。最前列へと。
お金を入れ、2回礼をし2回手を叩きまずはいつもありがとうの感謝の辞。でもってそのオマケという名目で(実際はもちろんこっちがメインで)お願い事。
(今年も何かと良い事がありますように)
(今年こそ運が向いてきますように・・・!!)
・・・・・・どっちがどっちのものかなど、わざわざ解説の必要もないだろう。15円(結局こっちになった)と5円という額に見合った感じのアバウトかつ図々しい願いをし、2人揃ってラストに一礼。頭を上げ、後ろの人に場所を譲り自分達はそこから出ようとして―――
スコンスコーン!!
「痛つっ・・・!!」
横から飛んで来たものに、跡部が頭を揺らした。そして持ち前の動体視力にて『それ』を見てしまった佐伯は・・・
「うわ・・・・・・」
・・・・・・何ともコメントの仕様がないといった呟きをあげた。
「痛ってえなあ!! 何しやが―――!!」
ぶつけてきた主に怒鳴りつけようとする跡部。普通ならこれは彼に対する立派な宣戦布告だろう。が、
「どうどう。ストップ景吾」
「ああ!? なんで止めやがる佐伯!!」
「今のは純然たる事故だって。相手に悪気はないよ」
「てめぇはそいつの味方になるってか!? 何でンな事言い切れる!!」
「だってそりゃ〜・・・・・・」
先ほどからの呟きの延長を発しつつ、指差す。『それ』が飛んで来た方―――自分達の後ろの方を。
この状況において後ろから前へひゅんひゅん飛んでくるもの。それはもちろん、賽銭であった。
「・・・・・・・・・・・・」
「な? 『不幸な事故』だろ?」
この人混みの中、じわじわ進んで賽銭箱のある最前列まで行くのは大変である。しかも重要なのは賽銭箱に賽銭を入れる事であり、入ればわざわざ最前列まで行く必要はない。となれば当然、後ろから投げてさっさと終わらせようとする輩も出てくるわけだ。それにたまたまぶち当たったところで当てた人間に罪も無ければ当たった人間も不運としか言いようはない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
さすがに跡部も怒りを引っ込めた。いそいそと横に避難しつつ、ボヤく。
「なんでこの俺様がンな目に遭わなきゃなんねーんだよ」
「え? いいじゃん、金ぶつけられるなんて。何か景気良さげだし」
「だったらてめぇにぶつけてやろうか? ああ?」
「札束ビンタだったら食らいたいかな。もちろんその後くれるんだったら」
「・・・・・・てめぇの変態発言もだんだん堂に入ってきやがったな」
「おいおい俺は正常だって。だから『その後くれるんだったら』って言っただろ? 100万以上のためだったらプライドの1つや2つ捨てられるだろ普通」
「・・・・・・・・・・・・てめぇと話してるとマジで『普通』の基準がわかんなくなるぜ」
「そうか?」
きょとんと首を傾げながら――――――佐伯は死角から跡部の顔に向かって手を伸ばした。狙うは耳の後ろ。
「・・・・・・あんだよ?」
「いや? 別に?」
触れた瞬間に気付かれる。瞳に妖しい光を浮べ問いかける跡部を軽くいなし、
「じゃ、参拝も終わったし後はのんびり見て帰ろっか」
「そうだな」
甘い雰囲気を一瞬で霧散させ、佐伯は跡部の肩を叩き先を促した。
歩き出す跡部・・・の一歩後ろを歩く佐伯。肩に乗せていた手を離す。その手に挟まれた500円玉ごと。
先ほど跡部が賽銭をぶつけられた場面。動体視力のいい(と再度強調)自分はその一部始終をしっかり見ていた。ぶつけられたのが500円玉2枚であり(なおだからこそ跡部はやったら痛がった)、さらにそれらはぶつかった後跡部のマフラーの皺にすっぽり嵌っていたのだ。
生真面目な跡部には黙って賽銭泥棒をやらかし、
(さっそく良い事があったな〜・・・)
佐伯は心の中で口笛を吹いた。
3.屋台前にて
さて初詣。初詣といえば夏祭りと並んで屋台が軒を連ねるものだ。さらに成田山となれば成田駅からそこまでもずっと店が続いている。のんびり見て回りながら、気に入った―――でもって食べ物だの飲み物だの直接役に立つ―――ものを買い込み・・・、
またも起こる『それ』。今度は物ではなく事態を指差すその代名詞が起こった時、佐伯はあつあつの甘酒を飲み、跡部は付きたてきな粉もちを食べていた。半分ずつ金を出し合い分け合う中で、たまたまそういう順番だった。そして―――その順番が2人の生死を分けた。
どん―――!!
「熱っ・・・!!」
「ぐむっ・・・!?」
後ろから背中を叩かれ、唇に軽く火傷を負いつつ後ろを振り向く佐伯。今度は意図的に行われたそれ。後ろにいたのは・・・
「千石!」
「やっ。サエくん跡部くん。君たちも初詣?」
「ぐぶはっ・・・!!」
「ああ、お前は?」
「俺も初詣〜♪ っていうか初詣に来た可愛いコ探しvv」
「げほっ・・・!! えほっ・・・!!」
「あー正月から大変だな〜お前」
「ま、これも好きでやってるからね。ところで―――」
ばんばんばん!!
「―――俺、めちゃくちゃ悪い事した?」
「まあ・・・・・・これも『不幸な事故』だろ」
心配げに呼びかける千石・・・と一応佐伯。2人に見られた先では、跡部が叩かれた弾みに食べかけだったもちを喉に詰め、反射的に噴出した息できな粉を巻き上げ同じく反射的に吸い込みむせ返っていた。
絵に描いたような最悪街道を転がり落ちる跡部。ここまで来れば次に起こるのはアレしかない。
「貸せ!!」
『あ・・・・・・』
佐伯から紙コップを引ったくり・・・
「ど熱っちい!!!」
「やると思った・・・・・・」
「ていうか、予想ついてたんなら止めようよ・・・・・・」
「だって苦しそうだったから」
「余計苦しがってるみたいなんだけど」
「『不幸な事故』だったな」
「『事故』・・・・・・?」
半眼で呟く千石。呟いて―――
「―――あ! 向こうにリョーマくんと不二くん発見!! んじゃそういう事で、じゃ〜ね〜!!!」
脱兎の如く勢いで走り去っていった。
残された2人―――の内佐伯は、
「ま、気を取り直して行こうか」
どん―――!!
「ごふうえふっ!!??」
4.ようやっと帰路
「くっそ今年も全然ツイてねえじゃねーか!!」
なんとか生還した跡部。むしろあの状況で生きていた事こそが神の奇跡のような気もするが・・・
(そういやそもそも不運じゃなかったら詰まってもないか)
彼のわめきを聞きながら、佐伯は1人納得していた。朝の簡易おみくじで大吉など出してしまったから今回いろいろおかしく見えるが、よくよく思い出してみればこの程度の幸運と不運は跡部にとって毎度の―――毎年の事だった。
納得し、
「そんな事ないだろ?」
佐伯はにっこりと笑った。
「ああ!? どこがだよ!?」
3割程度八つ当たりを篭め怒鳴りつけてくる跡部をなおも笑顔で見、
「俺がついてる」
自分を指差し笑う佐伯。軽い驚きの表情で見返し・・・・・・
跡部は据わった笑みを浮べた。
「ほおおおお・・・。てめぇそりゃ俺に対する挑戦状か? ああ? だったら受けんぞオラ来いよ・・・・・・!!!」
殺気を漲らせ殊更ゆっくり言葉を紡ぐ。それを受け、なおも佐伯は笑い続けるだけで。
「じゃなくて。
お前には、俺がついてる。だろ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あん?」
鳩が豆鉄砲を食らったかのような表情で見返して来る跡部。瞬きの合間を縫って、唇に触れるだけのキスを送った。
完全に目を見開いた跡部に、朝のお返しとばかりに指をつきつけ、
「俺に愛されてツイてるだろ?」
今度こそ、跡部が本気で驚いた。面白いのでそのまま観察する。
2分ほどだろうか。硬直したまま赤くなっていた顔を紫にし、青褪めさせ、土気色になってきたところで戻ってきた。
ふっ・・・と薄く笑い、
「バーカ」
跡部は指ではなく、手全体を佐伯に向けた。
「うあっ・・・?」
おでこに手の平を当て、上を向かせる。戻ってきたところで、今度こそ指を突きつけ返す。
「そんならてめぇが一番ツイてんだろ? 俺様に愛されて」
先ほどと丁度逆の反応。佐伯は目をぱちくりとさせ、
「そうかもな」
クックック、と楽しそうに笑った。
「なら、今年もツイたまんまにしといてくれよ?」
「ったり前だろ?」
5.次の日以降
「跡部!! 君痴漢に間違えられて警察突き出されそうになったんだって!?」
「誤解だそりゃ!!」
「跡部!! お前参拝行って賽銭泥棒したんやて!?」
「してねーよ俺がンなみみっちい事!!」
「跡部、お前もち喉詰まらせて死んだと?」
「冷静に訊いてんじゃねえ第一死んでたらここにゃいねーよ!!」
「跡部。お前2日の昼初詣で佐伯とキスしてただろ」
「な・・・//!! なんでお前だけ伝聞じゃなくて普通に見たノリで訊いてきやがる幸村!!」
「・・・・・・突っ込むトコそこでいいんスか?」
「実際見たからな」
「見たんならわざわざ確認すんじゃねえ!!」
「まあ・・・」
「何にしろ・・・」
「そうだねえ・・・」
「せやなあ・・・・・・」
「まあ、そういう事じゃな・・・・・・」
「・・・・・・あん?」
『頑張れ。今年もいろいろと』
「おお! 頑張らいでか!!!」
新年最初に集まった一同。その集まりでは、
涙ぐんだ跡部のヤケクソ混じりの声がどこまでも響いていったという・・・。
「ちくしょー!! 今年も何も変わってねーじゃねえかああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
―――Fin
コレ、虎跡なのか跡虎なのかかなり不明な・・・というか実は最初は虎跡のつもりで書いてました。どっちに見えます? 敗因は1で跡部が自分の身を自分で庇った事ですか?
そんなこんなで初詣話。跡部の受難体質は最早このサイトでは避けられない事象のようですが、アンケートコメントにて『初詣で一人大凶を引く』というアイディアが来ましたので・・・・・・さっそくお約束破り大好きの私の手により大吉を引かせてみました(恩を仇で返した瞬間)。それでありながら結局不幸にしかならないみたいですね跡部氏。
しっかしこの話・・・・・・クッサ!! まさしくクサさ100%!!((C)ギップル) 考えた時点で最初に出てきた感想が「どうしようこのバカップル・・・」でしたねイヤ本気で。前振りのギャグで無理矢理中和させました。じゃなかったら自分がまず耐えられなかった・・・・・・。
そういえばコレ、実は微妙にノンフィクションというか私の今年の初詣記です。なので日にちが半端に2日です。行った人は知っているでしょう、実際電車は遅れ、おかげで時間と場所によってはめちゃくちゃに混んでました。でもって賽銭ぶつけられた人も実際いました。本気で2枚。ラストだけ何もないのが残念ですねえ。
余談。書きながら本日のラジプリを聞いていました大体跡部がもち喉に詰まらせた辺りで。叫びまくっていた諏訪部さんのおかげでラストがいろいろ変わりました。今日のラジプリは楽しかったなあ・・・vvv 以上余談でした。なおラストに出ていたのは順に不二・忍足・仁王か千歳・幸村でもって切原です。どっちにしようか悩んだ結果どっちとも取れる台詞回しでいってみました。
―――なお次にありますのは乾Fanの友人にFAXで送ったものです。こういうネタもいいなあ・・・。
2005.1.11
ツイている男 おまけ――― 「やったぜ! ついに俺は大吉引き当てた!!!」 おみくじにて大喜びする跡部の後ろで、 「『跡部、大吉の確率95.2%にてようやく引き当てる』と・・・・・・」 「さっき何%で外したんだっけ?」 「93%だ」 「実は跡部くんってすごい強運の持ち主だよね」 「何で7%しかない他の引けるんだろう?」 「今年の俺は変わるぜ!!」 まだまだ喜ぶ跡部を、 『「跡部、今年も何も変わらず」と・・・・・・』 乾・佐伯・千石・不二は温かい目で見守っていた。 |