clock
『HAPPY BIRTHDAY!!!』
パンパンパーン!!!
「え・・・・・・」
パーティー会場に入るなり暗闇の向こうからした声と音に、リョーマはわけがわからず硬直した。ここはとあるホテルのパーティー会場。不二家の知り合いがここを経営しているというので、毎年恒例の男女混合テニス部クリスマスパーティーの会場として借りた・・・・・・筈だった。
付けられた明かりの元、クラッカーから飛び出た紙テープを頭から振り払いつつ尋ねる。
「え・・・・と、これって・・・・・・」
「おチビ、今日が誕生日にゃんだって?」
「乾に聞いたよ。おめでとう」
「なんだよ水臭いな〜。そういう事は言えよな」
「そーそー。言ってくれればもっと凄い事できたのに〜!!」
なんだか盛り上がる英二と桃城は置いておくとして、リョーマはまず間違いなく発端者であろう人物をにらんだ。
が、その彼の視線の先で、かの人物はまあ予想通りの反応しかしなかった。
にっこりと笑顔で、
「13歳おめでとう、越前君」
「―――あっそ」
つれなく応えるリョーマに、不二ではなく周りで騒いでいた英二と桃城がきょとんとした。
「ありゃ?」
「何スか?」
「喜ばねーのか、越前」
「別に。1つ年とるだけでしょ? そんなんでなんでイチイチ喜ぶんですか?」
「にゃんで・・・・・・って」
「相変わらずクールだなあ。お前」
リョーマのこの上なく冷めた質問に、一気にテンションの下がる会場。
続く沈黙を破ったのは不二の笑い声だった。
口元を抑え、肩を震わせククッと笑う。
「・・・・・・何スか」
「みんな、まあ越前君の態度はいつものことだし、こっちは気にしないでパーティーに入ったら? いつまでもこうしてても仕方ないでしょ?」
「は、はあ・・・・・・」
「それじゃ・・・・・・」
かくて、少々ぎこちないがクリスマスパーティーが始まったのだった・・・・・・。
・ ・ ・ ・ ・
「―――リョーマ君v」
リョーマの周りに丁度人がいなくなったところで(言い換えれば丁度全員追い出したところで)不二がリョーマに囁いた。苗字ではなく―――名前で。2人きりの時使用する、2人のためだけのそれで。
「何、周助?」
だからリョーマもまた不二を名前で呼んだ。それは先輩と後輩という関係ではなく、恋人としての会話だという合図。
「ひょっとして―――怒ってる?」
(当り前でしょ?)
―――とは口に出さずに、リョーマはいつものように『相変わらず』の顔を作った。
「別に。怒る理由なんてないでしょ?」
「う〜ん。そうかな〜。僕が君との約束よりこっちを優先した事は怒るのに充分値する事かと思ったんだけどなあ・・・」
(判ってやってたワケ・・・!?)
小首を傾げる不二の態度に眉がひくりと動く。せっかくの誕生日なのだ。しかもクリスマスイブ。
(普通恋人だったら2人で過ごすとか色々考えるでしょ!?)
そう思って不二には今日が誕生日である事を前々からほのめかしておいていた。記憶力のいい彼なら忘れはしないだろうし、その性格から絶対何かやるだろうと楽しみにしていたのだ。
なのに! それなのに!!!
(なんでそれがこんなところでみんなと一緒なんだよ!!?)
「―――仕方ないでしょ? 毎年恒例の〜って辺りは本当なんだから。特にレギュラー、元レギュラーは参加が強制されてるからね」
まるでこちらの考えを読んだかのような台詞だ。ならばなぜ読むだけ読んで応えてくれない?
口を尖らせ周りから判るほどむくれを表面に表すリョーマに、不二はくすりと笑った。
リョーマの耳に顔を近づけ、薄く目を開く。
「大丈夫。このホテルのスイートルーム予約しておいたから。今日はずっと一緒にいようね」
「〜〜〜〜!!!」
「―――不二〜。おチビ〜。にゃにしてんの〜?」
「ああ英二。ちょっと話してただけだよ」
「ふ〜ん。
早くしないと料理なくなっちゃうよ」
「今行くよ」
短く言ってまたすぐ去って行く英二。彼の態度からすると今の発言は本当らしい。まあリョーマの誕生日祝いという事で料理もまたホテルの者ではなく英二・河村・海堂が中心となって作ったものだ。3人とも料理の腕は確かだし、手伝ってくれた女子も料理の得意な子ばかりだったらしい。
今だ頬を赤く染めたままのリョーマに再び囁く。今度は耳たぶにキスをして、
(楽しみにしててね)
「〜〜〜〜〜////!!!」
・ ・ ・ ・ ・
こうしてパーティーは最初こそつまずいたもののその後はつつがなく―――進まなかった。原因はやはりリョーマ。厳密には直接的原因は英二やら桃城やらといったこういった時真っ先に盛り上がるムードメーカーが沈んでいる事にあるのだが・・・。
(ね、ねえ不二?)
(何?)
離れた場所で黙々と料理を食べているリョーマを見て、英二は不二にこそりと耳打ちした。
(にゃんかおチビとあった?)
(なんで?)
(おチビ・・・実は機嫌悪い? やけ食いしてるっぽいんだけど)
先程河村の持ってきた寿司を食べているかと思ったら今度は英二の作った茶碗蒸し3個目。リョーマの食欲は特に試合後など驚異的なものを見せるが、今は英二の言ったとおり『やけ食い』という言葉がぴったり合いそうなほどの乱暴な食べ方だった。
(ああ。そうだね)
笑顔で持っていたサンドイッチをぱくつく不二。
(・・・・・・・・・・・・)
(何?)
(実はさー・・・不二も怒ってたりするでしょ?)
ジト目で英二が言う。彼はいつも笑顔で感情がわかりにくいと思われがちだが、実はかなり感情が表情に出る。というか感情を押し隠そうとすればする程笑顔が濃くなる。―――最もそれがわかるのは長年親友として付き合っている自分くらいだろうが(とさりげなく自慢)。
(そんな事ないよv)
(ぜんっぜん説得力ないから。っていうか今モロに青筋浮かんでたっしょ)
(・・・・・・誰だろうね、こんなパーティー企画したの?)
(やっぱ原因はそれ? 企画・・・って毎年恒例じゃん)
(だから今年は越前君の誕生会にしようって提案したんじゃない。パーティーの主役のそばにずっといたって不思議じゃないでしょ?)
(それが狙いだったワケ? どうせそんな事だろうとは思ったけどさ)
(なのになんで越前君のそばにいるのは僕じゃないのかなあ・・・?)
「うあ怖え・・・・・・」
不二の浮かべた絶対零度の微笑みに思わず声が出る英二。2歩3歩と後ずさりたいが―――
がしり
いつの間にか掴まれた腕のおかげで離脱はあえなく断念された。
(ねえ、君あれ見てどう思う?)
(あれ・・・・・・。う〜んと・・・・・・)
『あれ』を見ながら思う事は1つだった。
≪お願いだから早く逃げて≫
もちろん言わないが。
(おチビと・・・・・・女の子たち、だねえ)
「そうだね。ところで僕が訊きたいのはそんな誰もが見れば判る事じゃないんだけど?」
笑顔で大きく頷く不二。わざと大声を(とはいってもパーティーのざわめき〔様々な意味での〕に隠れて一応周りには聞こえなかったようだが。
(不二、声大きいって!)
と2人が話しているのは、リョーマとその周りにいる朋香に桜乃の事だった。2人もリョーマが不機嫌だと判っているのかそれともいないのか、どちらにせよいつもの如くリョーマに付きまとっては彼に迷惑そうな顔で見られていた。
「英二・・・・・・」
「に゙ゃ! にゃに・・?」
更に降下していく不二の声。
「そろそろ僕、キレてもいいかな・・・?」
言葉からしてみれば本気なのか冗談なのか判別しがたいが、目は完全に据わっていた。
「に゙ゃ〜!! にゃにするつもりにゃんだよ不二!!!」
「え? やだなあ。そんな怯えないでよv
ただリョーマ君のそばにいるのは誰か、思い知らせてあげるだけで・・・・・・」
ふふふ、と笑い声が広がらずにひたすらここに留まる。それが妙な異空間でも作り出しているのか、会場には充分な暖房がつけられているはずなのにこの辺りだけはやたらと寒い。
と―――
「あれ? 不二?」
なぜか笑みのまま人込みへと姿を消す不二。てっきり今の雰囲気だとリョーマ達の方へ殴りこみをかけに行くのかと思っていたのだが・・・。
「ま、いっか」
違うのならばそれに越した事はないのだが・・・・・・。
「・・・・・・なんていえるわけもないか」
不二は有言実行の人間である。その上こんな仕打ち(不二視点)に遭って黙っているほどお人好しではない。
残念ながらそれがわからないほど英二は不二との付き合いが短いわけではなかった・・・・・・。
・ ・ ・ ・ ・
場所は変わるがこちらも不機嫌モード全開には変わりないリョーマ。
(何あれ何あれ何あれ!!? 俺にはあんなこと言ったクセに他のヤツにでれでれと〜〜〜!!!!)
こちらはこちらで元々釣り目顔のため判別しがたいが、先程から料理を口に詰め込みつつも目はしっかり怒りの対象を睨んで離さない。怒りの対象―――女の子やら後輩やらに囲まれ笑顔で話す不二を。
「リョーマ様、次コレど〜ぞ。英二先輩が作った茶碗蒸し。リョーマ様の好物v」
と茶碗蒸しの入った器とスプーンを差し出す朋香を、そちらを全く見ずに受け取り、器を口につけ中身を流し込む。上を向いたため不二から視線が外れる。だがそれでも頭の中には自分以外と楽しく話し不二の姿が焼きついて離れなかった。
・ ・ ・ ・ ・
「リョーマ君v」
6個目の茶碗蒸しを食べ終わったところで後ろから声がかかる。
『僕たちが恋人だって、周りにはなるべく秘密にしようねvv』
そういったのは不二だろうに、何を自分からそれを壊すような言動をするのか?
リョーマは侮蔑する様に鼻で笑って振り向いた。
「なに? 周助」
八つ当たり気味にわざと大声で返す。その声が聞こえてか何人かが2人の方を向いてきた。その約束を周りの者も守ったため、今だ2人が付き合っていることを知っているのは(元)レギュラー+αだけだった。
何も知らない彼らから見れば、ただの部活の先輩後輩である自分達がなぜ名前で、それも自分は先輩を呼び捨てで呼んだのか不思議でたまらないだろう。
が、それを判っているのか否か―――多分判っているのだろうが、不二が平然と続けてきた。
「喉、乾かない? 飲み物持ってきたんだけど」
そう言い不二が軽く振るグラスの中で、炭酸の泡が弾け飛んだ。
何をするつもりなのか、おおむね悟って―――リョーマはそれに応えた。
手に持っていた器とスプーンをテーブルに置き、にやりと笑う。
「乾いたね」
「じゃあいるよね?」
「欲しい」
欲情に濡れた瞳でリョーマが見上げる先で、不二はその液体を自分の口に含んだ。
「え・・・?」
その行動に声を上げる桜乃。一見嫌がらせのような行動だが―――
『――――――!!!!!』
次に2人の取った行為に会場中が唖然として静まり返った。
不二が口に液体を含んだままリョーマに顔を近づける。リョーマはリョーマでそんな不二が待ちきれないのか彼の首に両腕を絡め引き寄せる。
結果。
「あ〜あ。やっちゃったよあの2人」
「2人とも相当今日のことにはイラついてたみたいだしね」
「若いね〜」
「ってお前は2人の中間だろ」
「けっ」
「なるほど。一定ラインを超えると2人とも回りは見えない、か。まあ元からあまり見ていない傾向にあったけど、一応データとして残しておこう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
既に慣れきっているレギュラーらののんびりとした声のみ響く会場内で、不二とリョーマの口移し――もとい『飲み物の受け渡し』は続いていた。
「ん・・・・・・」
「んん・・・ふ・・・・・・」
硬直したままの回りはとりあえず放って置いて、
「そういや不二先輩って、ないしょにしとけって言ってませんでしたっけ?」
「言ってたな。確かに」
「ならなんでこんな事いきなりするんだろうね?」
「周りへの牽制―――じゃないっスか・・・?」
「海堂。お前の意見は常識的に見れば正しい。が、残念ながらあの2人には通用しない」
「ど〜いう事?」
「周りへの牽制以前に周りを見ていないだろ、そもそも。越前はともかく不二は『周りに知られない事』より『その事実』の方が重要だったんだろうね」
「それはどういう事だい?」
「つまりその時点で2人は共通の秘密を持つようになる訳だ。『秘密』は相手との仲間意識、結束をより強固にする。これに関しては大抵誰でも経験があるだろ?」
「なるほど。つまりじゃあ実はバレても全然オッケーって事っスか」
「越前はどういうつもりで黙っていたのか知らないが、今の2人を見る限りそうだろう」
と、
ふう、と長い呼気音が2人の行為を終わらせた事を告げる。
「乾き、収まった?」
「全然」
「じゃあ―――」
「に゙ゃ〜〜〜!!! ストップストップ!!」
再び―――ただし今度は飲み物を口に含まず―――リョーマに顔を近付けた不二を、後ろから英二が羽交い絞めにした。確かに見慣れているからいい。ただし―――この程度なら。これ以上放って置くとこの2人は何をしだすかわからない。
「英二・・・・・・」
「と、とりあえず続きなら部屋行ってやろ? どうせ部屋取ったんでしょ、不二?」
慌ててそう加える英二に、不二はなぜか(今度は本当の)笑みを浮かべた。
花のように微笑み、
「あ、もう帰ってもいいの?」
「いいから。もう帰っていいから」
「後は俺達で何とでもするから」
「だから不二は越前と帰りなよ。ね?」
なぜかやたらと協力的になる一同。その『親切』をありがたく受ける事にして、帰ろうとリョーマの腰に手を回し促す不二だったが・・・・・・。
「あ、そうだ」
(((((((まだ何かあるのか・・・・・・?)))))))
「―――はいリョーマ君。お誕生日おめでとうv」
「え・・・・・・」
いきなり渡された包みにリョーマの目が大きく開く。そういえば今日は自分の誕生日だった。なんだか今のことですっかり忘れていたが。
「あ、ども・・・・・・」
とりあえず受け取り、綺麗にラッピングされ包みを開いていく。高級感溢れる赤いビロードに守られて出て来た物は―――、
「懐中時計・・・?」
「うん。
―――僕とおそろいの、ね」
そう言い不二は着ていたブラウス左胸のポケットからチェーンを引っ張り出した。シルバーの鎖に引っ張られて出てきたものは確かにリョーマの今持っているものと同じで。
「それでね―――」
笑みの含んだ楽しそうな声で不二が先を続けた。
「蓋の裏、見て」
不二の言葉に眉をひそめつつもリョーマは開けた蓋の裏を見て―――
「―――にゃににゃに? おチビ、どうしたの?」
「〜〜〜〜〜///」
顔を真っ赤にして硬直するリョーマに代わって、不二がそこに書いた文字を読み上げた。
「・・・・・・へ?」
英二が目を点にするのも無理はない。周りで興味津々に聞いていた者もほとんどが英二と同じく首を傾げていた。
不二が読み上げたもの、それは日本人には真似すること―――どころかまともに聞き取ることすら難しい、流暢な英文だった。
「何々? どういう意味?」
「大石に訊いてみたら?」
にっこり笑って不二が言う。
「ふ、不二・・・!!」
「君はわかったんでしょ? 顔赤いよ?」
「え〜!? どういう意味、大石〜?」
「あ、あのそれは―――」
「大石先輩!!」
よほど恥ずかしいのかリョーマが珍しく大声で制する。が、
「『いつまでもあなたと共に在り続けられますように・・・』っていう意味だよ」
「周助!!!」
なりふり構わないのかファーストネームで叫ぶが、それすらも最早からかいの対象にしかならなかった。
「『周助!』だってv おチビかわい〜vvv」
「このやろ〜v 生意気だぞ〜〜vv」
うりうりとリョーマの頭を小突いてからかう英二と桃城に、リョーマが本格的に切れそうになる。
「―――ところで不二」
「何、乾?」
「君のことだから、自分の分にも何か書いたんじゃないかい?」
「ああ、僕の?
書いたよ」
「何て?」
乾の疑問に、ふふ、と不二が笑い、彼にではなく先輩2人に拘束されわめくリョーマに囁きかけた。
再び流暢な発音が響き渡り・・・・・・。
「〜〜〜〜〜〜〜//////!!!」
「ええ〜!!? 今のは!? 今のは!?」
「え〜っと、今のは―――」
リョーマの拘束を解いて大石に詰め寄る英二。自然と桃城の手も離れる。
一人見上げるリョーマの頬をなで、不二は言葉を続けた。
「ねえリョーマ君。気付いた?
この時計、ねじ巻き式なんだよ?」
「・・・・・・だから?」
「だからね、電池式と違って放っておけば2・3日で止まっちゃう」
「・・・・・・・・・・・・」
「けどね―――」
優しく微笑み、リョーマに顔を近づけていく。
「ちゃんとねじを巻けば、一生動きつづけるんだよ?
だから・・・・・・」
ほとんど触れそうな距離で、先ほどと同じ言葉を囁く。
決してリョーマから目を逸らすことなく紡がれたその言葉は―――
「『(この時計が時を刻み続ける限り、僕は永遠に君を愛することを誓います)』」
―――Fin
おまけ
「・・・・・・・・・・・・//////」
不二の言葉に、そして今度は優しく送られたキスにリョーマの顔が徐々に赤くなり―――
フラリ・・・
限界点を越えたのか、突如崩れ落ちた。
「おチビ!?」
「越前!? どうした!!?」
誰もが驚く中で、唯一冷静に対処した不二がリョーマを抱きとめたまま答えた。
「大丈夫だよ。寝てるだけだから」
『寝て・・・?』
確かにリョーマがよく寝るというクセ(?)は全員知っていた。が、今のは余りにも突然すぎやしないか?
「・・・・・・盛ったな、不二」
「僕が? まさか」
大石が意を決して尋ねるも、さらりとかわされる。
そこで乾が別の質問をしてみた。
「不二。訊くけど、じゃあさっき越前に何を飲ませたんだい?」
「ああ、さっきの? ファンタをウォッカで割ったものだよ」
((盛ってんじゃねーか・・・・・・))
「じゃ、なんでかリョーマ君寝ちゃったみたいだから僕たちは退室するね」
((つまりはそれを口実にしろ、と・・・・・・))
リョーマをお姫様だっこで担ぎ退室する不二の後姿に全員がため息を送った。
全てにおいて用意周到な天才、不二周助。そして彼のそんな行動を完璧に理解する友人一同。彼らの繋がりは、本人たちが思っている以上に実に深いものだった・・・・・・。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
さてリョーマのお誕生日祝い第1弾。予定とは何か違ったけどやっぱり甘々に―0―終わりませんでしたね。まあしょせんこのサイトですから。
予告通りの懐中時計話。なのになぜかこちらの方が脇役っぽいような・・・。む〜。気がついたら不二様の真意はリョーマを部屋にお持ち帰りする事、になってしまったような・・・。
―――まあとりあえず、それは置いておいてHAPPY BIRTHDAY リョーマ!
2002.12.24