「ごめんリョーマ君。
僕達、もう別れよう・・・・・・?」
「え・・・・・・・・・・・・?」
騙し 騙され 振り 振られ?
「なん、で・・・・・・?」
「僕達、もう限界だと思うんだ・・・・・・」
「今、すぐ・・・・・・?」
「これ以上一緒にいたら、もう手後れになるから・・・・・・。
別れるなら今しかないよ」
「でも俺――――――
―――ひとりじゃいられないよ・・・・・・」
「ごめんね。君の事はちゃんと頼んであるから。きっと大丈夫だよ・・・・・・」
「そんなに・・・・・・・・・・・・?」
「うん・・・・・・。
―――後悔はしたくないんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
―――そう・・・」
「いつになるかわからないけど、
でも、全部が終わったら必ず君の元へ帰ってくるから。
だから・・・・・・・・・・・・」
「本当・・・・・・?」
「本当だよ」
「絶対・・・・・・・・・・・・」
「ああ。絶対に」
「じゃあ、
―――俺、ずっと待ってるから。周助が帰ってくるまで、ずっとずっと待ってるから・・・・・・」
「ありがとう」
「行ってらっしゃい。周助」
「行ってきます。リョーマ君」
「・・・・・・・・・・・・なーおチビ」
「何スか? 英二先輩」
「気持ちわかんなくもないけどさ、
―――にゃんで買い物1つでそこまで盛り上がれるワケ?」
「ウソは言ってないでしょ?」
「・・・・・・どこが?」
「周助がいなきゃ俺帰れないもん。道わかんないし金もないし」
「・・・・・・・・・・・・。
不二もわざわざンな混んでる所におチビ連れて来なくてもウチに待たせときゃよかったじゃん。しかもなんで俺がお守り役?」
「よろしく。英二先輩」
「ただいまv リョーマ君vv」
「お帰り周助。いいのあった?」
「うんv すっごいかわいいの見つけちゃったv まだ花は咲いてないんだけどね、写真で見たらすっごいリョーマ君っぽいのv 『リョーマ君2号』って名前つけて育てるねvv
―――あ、もちろん一番可愛がるのはリョーマ君だよvv」
「も〜。バカ・・・・・・//」
「ふふ。
待たせちゃってごめんね」
「だったらそこの喫茶店寄ろうよ」
「うん。いいよv いっぱい食べようねvv」
「当然」
前を歩くバカップル2人に痛む頭を押さえつつついていく英二。
以上、
―――千葉県某市にて開催された世界サボテン市での出来事である。
―――むしろノリは某夏ミサか冬ミサ・・・・・・
はい。以上騙されたのも振り『回さ』れたのも管理人及びここを読まれている方々(の何割か)でした。他の話ならともかくこのシリーズでこの2人が本当に別れるわけはありませんな。あったらシリーズ終了だよ。
しっかし今回やったらリョーマが乙女ちっくです。どうせエセ話だしと悪ノリしすぎて恐ろしい事になってます。「も〜。バカ・・・・・・//」ってアンタ・・・・・・・・・・・・。
そして夏やら冬やらの大イベント・・・に関わらず。買う側として参加した事のある方なら思った事はないでしょうか。―――誰かと(特にお互い好みの異なる者同士)一緒にいると大変だなあ、と。
・・・・・・私だけですな。
では、千葉県某市の会場。イメージは幕張メッセでの話でした。ちなみにこのような催し物があるのかは不明です。2003.9.28