『大丈夫だって。

 

きっとその内うまくいくわよ。

 

 

ね、‘ラッキー’千石クン』

 

 

 

Lucky  Yell !!

 

 

 

 

 「ゲーム不二! 不二リード!」
 (まいっ・・・たなあ・・・・・・)
 審判のコールを聞きながら、千石は笑みを浮かべてぽりぽりと頭をかいた。いつもの笑み。おどけてみせる。いつもの自分。
 ―――そうでもしないと壊れてしまいそうだ。
 『自分』がよくわからない。『俺』はこれで合ってたか?
 (ねえ、教えてよ。いつもみたいにさ・・・・・・)
 もう無理なのだと、わかっている。今更どんなに願っても『彼女』は戻ってはこない。
 ―――『ねえ、別れましょう』
 もう永遠にも昔だと思える出来事。彼女に別れ話を告げられたのは、今からまだほんの6時間前のことだった。

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 「え・・・・・・・・・・・・?」
 彼女にそれを告げられたとき、俺はこの上もなくあほな面をしてたと思う。
 「だから、もう別れましょうって話」
 「別れる・・・って、俺と君が?」
 「そう。私とあなたが」
 本当にわからなかったわけじゃない。ただ考える時間が欲しかっただけだ。
 一から順に尋ねる俺。そんな俺にも彼女は親切に答えてくれた。
 「・・・・・・・・・・・・なんで?」
 しばらく考えた結果がコレ。本気で理由がわからない。俺が彼女のことを好きだって気持ちが揺らいだこともないし、態度も変えてない。現に彼女だって昨日までいつもと同じ態度だった。そんな事考えてるなんて全然素振りも見せてなかった。
 「わからない?」
 首傾げる俺に、彼女が悲しそうに笑みを浮かべた。始めて見る、そんな顔。
 ―――なんで・・・?
 彼女の言い振りだと原因は俺にあり。でもやっぱりわからない。俺はいったい何をした?
 「・・・・・・。でしょうね。確かにあなたにとってはいつもの事だと思う。わかってた。それがわかって付き合ってた。
  でもね、もう限界なの。私もうあなたの彼女でいる自信ない・・・」
 さよなら―――そう言って部屋を出て行く彼女の腕を掴んで、俺は訊き返すしかなかった。この時点になってもまだ、俺は彼女が何を言っているのかわからなかったんだ。
 「待ってよ! 何の事さ!?」
 「離して―――!!」
 「―――!!」
 振り返る、彼女の目からは涙が溢れていた。見たことなかった、彼女の涙。
 こんな時なのに、俺は不謹慎にも再確認しまった。
 ―――彼女は何より笑顔が似合う、と。
 力強いわけじゃないけど、ふんわりした笑み。あの笑みで、俺はどれだけ救われたんだろう・・・?
 「千石クンが、悪いんじゃない・・・!! いつも、いつもいなくって・・・・・・!!」
 「それ、は・・・・・・」
 プロテニスプレイヤーとして仕事をしている以上、全国に飛ばされるのはいつものことだ。いや。これでも海外へ行かないだけマシな方だ。少なくとも世界中を飛び回って日本に帰ってくるのが月2日3日などという友人たちよりは。
 『慣れない場所でやるとラッキーが逃げるから』
 決して嘘じゃない。彼女がいない場所では試合をする気はなかった。彼女に見てもらって、初めて自分は自分でいられるような気がした。
 「・・・ごめんなさい。それはいいの。あなたの活躍は私もよく見てるから」
 なんで謝るの? 悪いのは俺なんでしょ? 責められるのは、俺なんでしょ?
 「でも・・・・・・」
 やっと目が合う。今日初めてかもしれない。
 俺に向けた彼女の顔は―――
 涙でぐちょぐちょだった。
 「だったらせめて一緒のときは私のこと考えてよ!! なんで一緒のときまで他の子に目を向けるわけ!? なんで一緒のときまで他の子気にしてるわけ!? あなたがそういう軽い人だってわかってた!! 最初はそれでもいいって思ってた!! その内私だけを見るようになるって、そんな都合いい事考えてたから!!
  でもあなたは変わらなかった!! もう4年よ!? もう4年も付き合ってるのに、あなたはキスすらほとんどしてくれない!!
  ねえ。あなたは本当に私を愛してくれてたの? もう飽きたの? それとも・・・最初から私はあなたの言う『可愛い子』の一人に過ぎなかった・・・?」
 彼女の言葉に、
 俺は何も言えなかった。
 彼女の言い分は正しい。俺は彼女といても他の子たちばかりに目を向けていた。キスをするのも、セックスするのもいつも彼女からで。俺からなんて片手で足りるくらいしか誘ったことがない。
 でも・・・・・・
 「ねえ、ひとつだけ聞いて」
 出て行こうとする彼女の背中に、俺は静かに呟いた。
 「信じてくれなくていいんだ。ただ聞いてくれるだけで。許して、とか、だからまたやりなおそう、とか、そんな事言うつもりもない。
  でもね――――――
  俺は君を誰よりも愛してよ。初めて声かけたその時から、今でもずっと」
 「・・・・・・・・・・・・そう」
 ばたん、とあっけない音を立てて閉まる扉。俺は試合に遅刻するぞとコーチ怒りの電話が入るまで、ずっとそれを見続けていた・・・。

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 (言えるわけないでしょ? 『君が好きすぎて何もできないんだ』なんて、そんな恥ずかしい理由さ)
 他の子たちを見てたのは、彼女の事を見るだけで顔が赤くなるから。
 他の子たちを気にしてたのは、緊張しないように気を紛らわせて落ち着くため。
 自分からほとんど何もしなかったのは、自分を止められる自信がなかったから。
 どこの嬉し恥ずかし初恋少年だろう。自分がこんな風に考えるなんて思ってもみなかった。
 (ああでも、別れて正解だったかもね)
 このままどんなに続けたとしても、きっと今より前に進める事はないだろう。自分はそれで満足だ。だが彼女は?
 ―――きっと別れるのは時間の問題だったんだろう。たまたまそれが今日になっただけで。
 「千石、トゥーサーブ!!」
 そんなことを考えながら打った打球は、
 ぼすん! と今の千石同様情けない音を立ててネットにぶつかった。
 「『アンラッキー』、か・・・・・・」
 呟く。笑いと涙、両方こみ上げてきそうだ。
 手で顔を覆う千石の脳裏に、懐かしい記憶が蘇ってきた。
 『懐かしい』。今となってはそうとしか形容できない記憶が。

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 「は〜。もー俺だめかもしんない」
 そんな口実で、いすに腰掛ける彼女の腰に抱きつく。頬に触れるさらさらの髪がくすぐったい。すりよる胸があったかい。何より、頭をなでてくれる手が気持ちいい。
 俺の頭をなでて、いつも彼女は同じセリフを耳に囁いてくれた。
 「大丈夫だって。きっとその内うまくいくわよ。ね、‘ラッキー’千石クン」
 「そ〜かな〜」
 「そ。だから自信無くさないで。ラッキー逃げちゃうよ」
 そんな言葉が、いつも俺を元気付けてくれる。
 「お〜っし! んじゃあうまくいったらラッキー君に分けてあげるからね!!」
 「楽しみにしてるわよ」

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 自分がこんなにひとつの恋愛に、一人の子にハマるとは思わなかった。きっかけはいつもと同じだったのに。たまたま見かけて、それで声かけて。お茶誘って。
 ―――それで、気がついたらどっぷりハマってた。
 恋愛なんて、自分は絶対しないタイプだと思ってたのに。それもこんな気持ち持つのは。
 なのに今、自分はこんなにも彼女を愛していて。一人ではもう生きていけないほど、彼女中心に世界が回ってて。
 (俺はこれからどうすればいい?)
 彼女のいない世界。一秒先ももう見えない。
 「千石選手・・・?」
 「え? あ・・・・・・」
 審判に呼ばれ、千石がようやく顔を上げた。呆けた顔で、沈んだ意識を無理やり動かす。そういえば今は試合中だった。
 「あ、ごめんごめん。ははは・・・」
 乾いた笑いを浮かべてコートを見やる。ネットの向かいで不二が困った笑みを浮かべていた。
 「じゃあえっと、俺のサーブだから・・・・・・」
 呟いて。他人事のようにそれを受け止めて。
 ひょろひょろ上げたトスの軌道をぼんやり見ながら、適当にラケットを構えて。
 打とうとした千石の耳に、
 甲高い少女の声が響いた。
 「(大丈夫だって! きっとその内うまくいくよ! ね! ‘ラッキー’千石クン!!)」
 「え・・・・・・?」
 彼にしては珍しい大振りの空振り。それは気にせず、千石は声のしたほうを見上げた。客席2階席にて、日本の大会なのに流暢な英語でエールを送ってきた少女は―――
 彼女には似ても似つかなかった。
 大胆な服装で、周りの目一切お構いなしで客席にたって大手を振る少女。力強く微笑む『可愛い子』に、
 千石もまた、力強い笑顔で大きく手を振り返した。
 「(ありがと! んじゃあうまくいったらラッキー君に分けてあげるからね!!)」
 「(楽しみにしてるよ!!)」
 そんなやり取りを終えて。
 「よ〜っしじゃあ頑張りますか!」
 千石は足元から拾った球を、高く高く投げ上げた。

 

 

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 

 

 千石お得意の虎砲が決まる。さすがに一歩も動けず固まったままの不二の脇を通り抜けるボール。「おっしラッキ〜♪」と指を鳴らして喜ぶ千石を見ながら、
 「・・・・・・・・・・・・」
 は無
言で席についた。小さく笑みが浮かぶ。先ほどまでの千石と同じ笑みが。
 (『よかった。千石クン、元気になって』)
 『彼女』なら―――姉なら、きっとそう言ったであろう台詞。胸の中で呟いて、
 涙が出ないように歯を食いしばった。
 中学のころから、山吹中にいたころからずっと憧れていた先輩。少しでも近づきたくて、少しでも千石に見てもらいたくて。運動は苦手なのに女テニに入って、性格も見た目も改変して。
 その成果が現れてきた頃―――
 姉と千石が付き合い始めた。
 運動オンチの姉が。性格が明るいわけでもない姉が。見た目だって地味な姉が。
 ―――自分とそっくりだった姉が。
 悔しくて。虚しくて。悲しくて。
 でも、
 姉といるときの千石の笑顔を見れば、やっぱりこれでいいんだなと思った。
 それは本当に嬉しそうで。
 それは本当に楽しそうで。
 それは本当に幸せそうだった。
 好きなんだな、と。
 愛してるんだな、と。
 誰よりも、
 大切にしてるんだな、と・・・。
 (思ってたのにね。なんで別れちゃったんだろ・・・・・・)
 今朝早く帰ってきた姉。ただ一言、「私、千石クンと別れたわ」とだけ言って。
 無表情の姉からは何もわからなかったけれど、
 絶不調の千石を見れば、本当に別れたのだと、それだけはわかった。
 チャンスだ―――とは、思わなかった。
 今になってよくわかった。
 自分が千石を好きになったのはただの憧れだったのだと。
 そして―――
 自分が千石を愛したのは姉と一緒だったあの時の彼だったのだと。
 姉に向けられた彼の笑顔を、
 誰よりも愛した。
 だからこそ、その笑顔をもう一度取り戻して欲しかった。
 笑顔の千石を、もう一度だけその目に焼きつけ、
 
席を立った。
 誰よりも愛した先輩。
 もう二度と、自分が彼を愛することはないのだろう。
 「ばいばい、千石先輩・・・・・・」
 肩越しに振り向いて、口の中だけで呟く。英語ではなく、日本語で。『姉に対抗する妹』としてではなく、『千石を愛した1人の少女』として。
 客席を後にする彼女に―――
 返事は何も帰ってこなかった。

 

 

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 

 

 「ゲームセット! ウォンバイ、不二!」
 「あっちゃ〜。惜しい!」
 3セットマッチで3−1。やはり前半落としまくったのが痛かった。
 笑いながらそう言う千石に、にっこり微笑む不二の発言が突き刺さる。
 「僕に勝つのはまだまだ早いよ」
 「・・・なんかバージョンアップしてない?」
 「うv リョーマ君の受け売りvv」
 毎度恒例、相も変わらず死角0の完全方向に花を飛ばして不二がそんな事を言う。
 「ミックスすると・・・・・・なんかすごいね」
 「ありがとうvv」
 凄い―――嫌味だ、とはとても言えなかった。とりあえず目の前の幸せ満開な友人には通じたようだが。
 「はあ。いいね。幸せで」
 「どうしたのさ。何かあった?」
 今日の試合の様子を見ていれば誰にでもわかるだろうが、あえて―――なのか何なのか訊いてくる不二に、千石は大げさにためいきをついて答えた。
 「そ〜なんだよ聞いてくれる?」
 「・・・・・・。今の聞いて凄く聞く気を無くしたんだけど」
 「そこを何とか」
 ぱちんと両手を合わせて頭を下げる千石。その耳に、はー・・・・・・・・・・・・と長々とため息が(今度は本当の)届いた。
 「仕方ないな。まあ一応『訊いて』あげるよ。
  で? 『どうしたのさ。何かあった?』」
 恐ろしく棒読みの台詞ながら、とにかく聞いてもらえるようだ。
 千石は一気にまくし立てた。
 「それがいきなり今日彼女と別れちゃってさあ」
 「いたんだ彼女。初めて聞いたよ」
 「あれ? そうだったっけ?
  いっや〜。4年も付き合ってたってのに―――」
 「4年も? また随分と長いね。珍しく」
 「何その『珍しく』って・・・。
  けど別れるときってほんっと『あっ!』という間だね〜」
 「・・・・・・いきなりだったの? それだけ長ければ普通前兆ってなかった?」
 「俺全っ然別れたがってたなんて気がつかなかったよ」
 「・・・・・・気付いてあげなよ。可哀想じゃない」
 「てゆーかそれが片っ端っからすれ違いでさあ。彼女は俺が他の子ばっか見てるのがイヤって言うんだけど俺は彼女しか見てないんだよね。見すぎて照れるから他の方見てただけで」
 「・・・・・・その理屈、通用する人少ないと思うよ」
 ・・・・・・紆余曲折はあったものの、とりあえず言うべきことはひとしきり言い終わり、残った息をのんびりと吐き出す千石。その耳に、今度はため息ではなく笑い声が送り込まれた。
 「・・・・・・? 何? 不二君」
 見やる。口元に拳を軽く当て、クスクスと笑う彼を。
 「いや。その割には落ち込んでないな、って思って」
 「ああ。そういえば」
 さっきまでどうしようもなく落ち込んでたのに。
 今では随分軽くなってる。
 「‘ラッキー’、あの子に分けてあげなきゃね」
 「あれ? わかったの? さっきの英語」
 「わからないわけないでしょう? どれだけ英語圏で試合してると思ってるのさ」
 「あそっか」
 不二の言葉に頷きながらも、千石は目で客席を見回した。あの、彼女には似ても似つかない女の子がいた席を。
 もう誰もいないその席を見て。
 「よ〜っし! じゃあ次はあの女の子をナンパしよ〜!」
 「見つかるの? 知らない子でしょ?」
 笑みのまま首をかしげる不二に、高らかに宣言する。
 「見つかるよ―――じゃないか。『見つける』よ」
 「どうやって?」
 「さあ。けどさ―――」
 再び見やる、『彼女』のいた席。
 「‘ラッキー’ついてんだから、絶対見つかるでしょ!!」

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 そう言い、表彰式もエスケープして『彼女探し』に出てしまった千石。ベンチにて汗を拭きながら、不二はのんびりと呟いた。
 「相変わらずおもしろいなあ。千石君は」
 「はあ? どこが?」
 我が物顔でベンチに座る主から、即座に突っ込みが入る。もちろん不二が招待したのだが、後半はともかく前半はこの王子にとってはひどくつまらない試合だったようだ。
 頬杖をつくリョーマの頭を撫で。
 「‘ラッキー’千石なんていうけどね、実のところ彼は『ツイてる』わけじゃないんだ」
 「どこが? ツキまくりじゃん」
 「一見そうだけど、厳密には『彼がついている』んじゃなくて『彼がツキを呼び寄せている』んだ。だから絶好調の時は現実全て無視するし、逆に絶不調の時はやる事なす事片っ端っから失敗する。
  要は全て彼次第、っていう事だよ」
 だからあの子もきっと見つかるだろう。奇跡の一発や二発、軽く起こして。
 「ふーん・・・・・・」
 半眼で呟き、興味を無くしたとばかり視線を逸らすリョーマ。その隣に座って、不二は彼の頭に置きっぱなしだった手を移動させた。
 彼の帽子ごと、下へと。
 「わ・・・」
 リョーマを抱き寄せ、驚く頬へと軽くキスをする。
 「僕はもちろん、君次第だけどねv
 「調子に乗んな!!」
 がん! と硬いもので何かやはり硬いものを殴る激しい物音が会場に響き渡る中―――

 

 

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 

 

 

 

 はあ・・・。はあ・・・・・・。

 

 

 「やっと・・・見つけた・・・・・・」

 

 

 「千石・・・先輩・・・・・・・・・・・・?」

 

 

 「あ、あの、さ・・・・・・」

 

 

 「何、です・・・か・・・・・・?」

 

 

 「俺と・・・・・・」

 

 

 「え・・・・・・?」

 

 

 「俺と・・・お茶しない・・・・・・・・・・・・?」

 

 

 「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 「――――――――――――はい」

 

―――Happy  End !!

 

 

 

♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪

 はい。そんなワケで(工夫0の出だし)千石とのCP的ドリー夢でした。どこが? そんな感じの突っ込みが100人中100人から来そうですね。つーかむしろオイシイとこ8割方持ってった『彼女』の方名前入れよーよ、って感じですね。
 いっや〜。たとえドリー夢でも絶対やらんと誓っていたキャラとのCP。ついにやってしまいました。ただし千石×全国の可愛いコの1人、ですが(まあラストはその位もちょっぴり上昇したみたいですが。そんなつもりなかったのに(爆))。
 ではラストに、1人称と3人称をごちゃごちゃ使ってさぞっかしわかりにくい話でしたでしょうが、それでも健気に(笑)読んでくださった皆様。ありがとうございました。あ、ここまでくればもうお分かりですね。今回『自分』となったのは―――ラスト近辺しか出てこなかった印象の薄い少女(爆再び)でした! ・・・・・・だからちゃんと目立つキャラにしようよ自分・・・・・・。

 

2003.7.1922