周助の担当する(らしい)人の1人、佐伯虎次郎は、“虎鵜[コウ]”という名でファッションモデルをしている。





Fantagic Factor
           
    −幸せの要因−




. 『同居人』  〜周助の 仕事場訪問記〜



おまけ ≪人気ファッションモデル虎鵜脅迫事件!!≫  <真の脅迫!?>

 こうして、事件は終わりを告げた・・・・・・らよかった。
 今回もまた軽症だったがまあ目覚めたのが夜中だったため、佐伯は次の日の朝退院する事になった。
 退院前に記念の朝食を食べる。食事っぽい食事がいい感じだv
 食べながら豪勢にテレビなんか観てみちゃったりして・・・



 ≪本日の芸能ニュース:人気ファッションモデル虎鵜はお姫様!?≫




 ぶっふ!!
 「やっほーサエくん元気〜――――――には見えないね」
 丁度退院手伝いにやってきた一同。彼らの見たものは・・・・・・・・・・・・佐伯の名誉保護のためこの先は省略する。
 「どういう・・・事だ・・・? これは・・・・・・」
 ぶるぶる震えすぎて言葉まで途切れ途切れになっている。そんな彼の指差す先では、『一般市民』から提供されたらしいビデオ映像として、昨日の出来事がしっかり流されていた。騒ぎそのものも一応普通に取り上げられたがそれ以上に―――
 「なんで、お前らが俺の王子扱い受けてんだ・・・・・・?」
 「そりゃあの会話じゃあなあ」
 「相当やべえやりとりたっぷりだったしなあ」
 「まあ、サエくんご愁傷様」
 ぶち。
 「お前らいっぺんまとめて死んで来い!!」
 『うぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!』







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 こうして、今度こそ事件は終わった。佐伯が退院し、代わりに千石・跡部・リョーガが入院する事となって。
 退院した佐伯。するなりマスコミに追いかけられるハメとなった彼の、哀愁漂う背中を見て、
 「なんかサエ、今すっごい不幸?」
 周助は、自分ではどーしよーもない彼にとりあえず手を合わせたのだった。








 

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 ちょっとしたおまけ編です。不二総受けが大前提のクセしてなぜかサエが総受け状態です。なので本編とは外れて。なお快流、そこだけオリジナルなのにちゃんとキャラ名つけた時点で最初から犯人候補だったでしょうが、さすがにテニプリキャラにこの犯人やらせるのは良心が痛むかな〜という事で誕生しました。オリジナルですが、イメージは素直ちゃんが鳳で、クソ生意気verが切原です(爆)。当初は『モデルの誰かが犯人。警告し返して終わり』だったのですが、丁度いいのが途中で出たので犯人扱いしたらまーラストまでよく出るよく出る。
 そしていかがだったでしょう竜牙というかリョーガ。4人で活躍するはずだったのに、面白そうだからと入れたところなぜか彼がやったら出歯ってもとい出張ってます。リョガサエちっくですがこの話は不二総受け! 哀しいですがここはリョーガの片想いとなってもらいましょう!  ・・・けどカメラマンとモデルの恋愛っていいなあ。恋人同士の特権でいろいろ出来そうだ。この際はファッションじゃなくて普通のモデルで、ヌードとかあっても「お前の前だからやるんだぞ・・・//」「俺以外のヤツにはコイツの裸(生)は見せねえ!」とか。・・・リョーガはともかく、サエいました今の会話?
 なおリョーガ、書いてるうちにさらに重要度アップしたらしく、なぜだか今後話を引っ張っていくキーパーソンになりそうです!?
 どうでもいい話としては、サエの持っているトンファーは7変化だといいなあ・・・とか思ってしまったり。ただし今回出てきた通常・鎖分銅・仕込み刀と、あと長い部分がポインターのように伸縮自在で伸ばして逆向きに持つと柄長ハンマー、の4種類しか出てこない・・・。刀ではない逆側にも何か仕込むか・・・・・・。それとも2本で合体!?

2005.5.1923