『バレンタインの幸せ』とは? 〜What’s “Valentain’s happy”?〜
最大の被害者:不二裕太の場合
―――「平穏に過ごせること、だな・・・・・・(ため息)」
2月14日。その日、学舎の天井が抜けた。
―――と、こう表するとこの上なくばかばかしく思えるが、何せ創立百年を越える伝統校、学舎もそれ相応に古いもので、今回のような事も別に珍しいことではないらしい。
いい加減建て替えろと言われそうだが伝統ある学舎を大切にしたいらしく、細かい補修作業で騙し騙し使っているそうだ(観月さん曰く)。
が、今回の被害場所は昇降口入ってすぐ。学舎に入る以上最低2回は通る場所での事、という事で直し終わるまで今日1日授業は休みとなった。たまたまこの日はスクールの方も休み。部活に顔を出してもいいけどスクール生は何かと敬遠されている。
そんな訳で、俺はこの日を利用して家に帰る事にした。幸い明日は土曜で授業は取って無いし部活は午後から。お袋も姉貴も帰って来いって言って来てるし、あとたまには家でのんびりするのもいいかと・・・・・・言い訳はこんなもんか。
被害者にして最大の加害者:越前リョーマの場合
―――「ま、こんなのただの遊びでしょ? 別に俺には関係ないし(言いながらそっぽを向き帽子のつばを直す)」
2月13日。部活を終えて帰るとキッチンから甘ったるい匂いがした。
「ああリョーマさん、お帰りなさい」
「ただいま・・・。何やってんの?」
「明日はバレンタインデーなので、コレを作ってるんですよ」
「ふーん・・・・・・」
そう言って渡された茶色の固まりを口に含む。
「冷蔵庫の中にラッピングした物入れておきますから、リョーマさんも明日学校に持って行くといいですよ」
「・・・・・・?」
口の中で広がるチョコはとても甘かった。
傍観者:乾貞治の場合
―――「俺にとってはいつでもデータを収集できることが幸せだからなあ。もちろん今日も」
2月14日。いわゆるバレンタインデ―。この日はいつもと違ったデータが取りやすい。
青学元レギュラーはとにかく男女に人気がある。特に手塚・不二・菊丸の3人。それに今年より参戦する越前も見物だ。入部そうそうレギュラーを獲得し、あれだけの活躍を見せてくれた彼にはもうファンクラブが出来上がっている。一昨年と違って他に目立つ存在がいない分もしかしたらその人気は今の3年を越えるかもしれない。
と、いう訳で。
「あ、あの・・・乾先輩。もしよろしかったら昼休みに屋上へ来てもらえませんか?」
「残念だけど、昼休みは忙しいから」
「あ・・・・・・なら放課後にでも・・・」
「放課後も同じく」
「そ、そうですよね。先輩受験生ですものね。し・・・失礼しました」
「・・・・・・・・・・・・」
別に勉強に忙しい訳ではないのだが、まあいい。彼女にも好みはあっただろうが俺は俺の好みを優先させてもらう。データ収集のためならチョコの1つや2つは軽い代償だ。
被害者以前の問題:竜崎桜乃の場合
―――「私はリョーマ君にチョコを渡せれば幸せなんだけど・・・・・・ほええ〜・・・」
朝、校門付近にて。
「あ、リョーマく―――」
「リョーマ様〜〜〜vvv!!!」
「・・・・・・何? 小坂田」
「はいコレ」
「・・・・・・?」
「バレンタインチョコ」
「・・・・・・さんきゅ」
そう言って立ち去るリョーマ君を見送って、朋ちゃんが私に駆け寄ってきた。
「ねーねー見た桜乃!? リョーマ様アタシのチョコ受けとってくれたよ〜vv きゃ〜〜〜vvv!!!」
「そ、そう・・・。よかったね・・・・・・」
昼、1年2組の教室にて。
「リョ、リョーマ君いま―――」
「越前君いますか〜?」
教室扉でそう騒いでいたのは多分3年の女子の先輩3人。
「・・・ん?」
箸を口につけたままリョーマ君がそのきゃぴきゃぴ声に顔を上げた。
「あ〜、越前君vv」
「よかった〜vv」
「はい、コレvv」
そう言い机の上に置かれた包みを訳もわからない様子で見つめ、とりあえずって感じでリョーマ君がお礼を言った。
「・・・・・・ども」
『キャ〜〜〜vv かわい〜〜〜〜〜vvv』
「・・・・・・?」
「え、え〜っと・・・・・・」
放課後、昇降口にて。
(よ〜し今度こそ〜!!)
そう決意して、私は向かいから来たリョーマ君声を掛けようとした。普段のテニスバッグの他に、地面につきそうなほどの紙袋を両手に下げている。
「リョ、リョーマく〜〜〜ん!!!」
「竜崎―――」
「(やっと声をかけてもらえたv)あ、あの・・・・・・!」
「うるさい」
「・・・・・・・・・・・・」
完。
今のところ被害者:菊丸英二の場合
―――「にゃ〜。とりあえず休み時間ごとにいろんな場所に引きずりまわされるのはな〜。けどチョコは捨てがたいし、むずかしいにゃ〜・・・」
「う〜、疲れたにゃ〜不二〜・・・・・・」
昼休み、お弁当もそこそこに俺は机に寝そべった。
「まあ仕方ないんじゃない?」
笑って言う不二。よくコイツは平然としていられるよな。俺なんても〜精魂尽き果てたよ。
ちらりと窓を―――窓のある方向を見る。俺と不二の席は窓際で前後。それを利用して、もらったチョコをそこに積み重ねておいたんだけど・・・・・・お昼の時点で一部窓が隠れて、今の俺の姿勢じゃカラフルなラッピングしか見えない。
「にゃんか数メチャメチャ増えてない?」
「今年で卒業だし。そう考えたら最後に積極的に出るのもわかるんじゃないかなあ」
「積極的に、ねえ・・・。不二も?」
「もちろん。英二もでしょ?」
「あったりまえ!」
「じゃあ、決戦は放課後、だね・・・」
「今日は部活無いし。楽しみだにゃ〜v」
加害者その1:千石清純・忍足侑士両名の場合
―――「バレンタインの幸せ? そりゃ好きな子からチョコもらえることでしょv」
「せやな。そら最っ高の幸せやで」
「お?」
昼を少し周った頃の青学の校門にて、ひときわ目立つオレンジの髪と白ランを見かけ忍足は声を掛けた。
「なん? お前千石やろ? 確か山吹の。『ラッキー(↓)千石』言われとる」
「『ラッキー(↑)千石』!! ってそういう君は氷帝の、天才不二のレプリカこと忍足くん!」
「点打つ場所ちゃうわ! 大体誰が不二のレプリカやねん!!」
「まあまあ。誰でもそう思ってるよ」
「思うか!?」
「それはさておき、どーしたのさこんなトコで。氷帝って全然別の場所じゃなかったっけ?」
「それ言うんやったら山吹かて全然ちゃうやろ?」
『・・・・・・』
先程までの騒々しさとは打って変わって黙り込む2人。嫌な予感に汗が頬を伝う。
「なあ、聞いてええか?」
「『もしかして、今日青学になんか用ある?』とか?」
『・・・・・・・・・・・・』
さらに思い沈黙が2人を襲う。今日2月14日に学校を早退してまで他校に来る用事―――そんなものは1つしかなかった。
「あ! けどもしかしたら用のある相手は違うかも!」
前向きに考え千石が手を鳴らす。
「せやな! その可能性もある!!」
―――ちなみに君の相手は?」
「テニス部の、1年―――」
「・・・・・・ダメじゃん」
「あ、さよか・・・・・・」
加害者その2:不二周助・菊丸英二の場合
――「やっぱり好きな子からチョコもらえることじゃないかな(にっこり)」
「そ〜そ〜! 俺も賛成!!」
「おっチビ〜v」
「越前君v」
『一緒に帰ろvv』
「・・・・・・いいっスけど? あ、俺今日掃除当番なんで少し待ってて下さい」
『うんvv』
HRが終わると同時に1-2の教室へ。少し怪訝な顔をしているがとりあえずリョーマをゲット。そのまま学校を出ようとして―――
「あ、リョ〜マく〜〜んvv」
「お、越前君。ようやっと出てきおったか・・・」
校門前になぜか佇む千石と忍足の姿を発見し、足を止めた。
2人もまた同時に言う。
『今日一緒に帰ろ/帰らへんvv』
―――まあ言葉は多少違ったが言っていることは同じだった。
「なんなんスか、今日は一体・・・・・・?」
「何って・・・・・・」
「今日、バレンタインっしょ?」
「だから・・・」
「なあ・・・・・・」
そこで1拍おき、やはり口をそろえて言う。
『チョコちょうだいvvv』
「・・・・・・はあ?」
にっこり笑って手を差し出す4人に、リョーマは鋭く、かつ的外れな疑問を口にした。
「チョコ欲しいんスか? けどみんな袋いっぱい持ってるじゃないですか。チョコなんでしょ、それ?」
アメリカ式ではもらった物はその場で開けるのが礼儀である。空ける間もなく立ち去った人も多いがとりあえず自分がもらった分は開けて見たところ、中身はほぼ例外なくチョコだった。ごく稀にファンタなどを入れてくれる親切な人もいたが。
4人を見回すといずれも両手に大きな袋を持っていた。そこからはみ出さんばかりに包みが押し込まれている。ちなみに千石と忍足の袋はここに来るまではまだ余裕があったのだが、今ではパンパンに膨れ上がっている。まあ余談だが。
「じゃなくて、僕達は越前君のチョコが欲しいんだよ」
ショックを受ける3人をよそに、笑顔のまま不二がリョーマに「だから、ね?」と詰め寄った。
「何で俺の?」
「僕達は越前君が好きだから」
「・・・っていうかなんでチョコ?」
「・・・・・・? バレンタインだから」
「だから?」
「・・・・・・・・・・・・」
本気でわからないらしいリョーマにさすがに不二も絶句した。
「―――まあ帰国子女の越前が日本におけるバレンタインのシステムを知らないのも無理は無いだろう」
『乾(先輩)!?』
突如にゅっと現れた人影に4人が引いた。その間にもさらに詰め寄り愛用のノートを開きふふふと笑う乾。
「何スかその『バレンタインのシステム』って?」
「越前。アメリカではバレンタインには愛し合う男女がお互いに本や花などを贈るのであろうが、日本のバレンタインは主に女性から男性に向け愛と感謝の意味を込めてチョコが送られる儀式だ」
「・・・なんか変わってるっスね」
「だから越前も朝から大変だっただろう?」
「まあ・・・」
朝から知らない人に呼びかけられてはわけもわからずチョコを渡されつづけていたのだが、ようやくその謎が解けた。
「でも何でチョコなんスか?」
「これは日本のお菓子業界の戦略だ。おかげでこのシーズンにはチョコの売れ行きは普段の数倍となる」
「はあ・・・・・・」
とりあえず頷く。
「というわけで何も知らなかった越前がチョコを持っている可能性は0%」
「えええええええ!?」
「じゃあ何のために今日学校に来たっていうのさ!?」
「俺なんて学校早退してきたってのに〜〜!!」
「なんなんそのオチは!?」
喚く4人を無視してテニスバッグをごそごそと漁る。出てきたものは昨日菜々子に言われ一応持ってきたもの。
「な〜んだ、そういう事か。なんで菜々姉がこんな物持たしたのかと思ったら・・・」
『え・・・!?』
ため息をつくリョーマに5人の視線が集中する。
「越前、まさかとは思うがそれは・・・」
『チョコ・・・?』
「そうっスよ。昨日菜々姉―――従姉が作ってて、持っていけって」
『で、それは誰に・・・!?』
「・・・・・・」
背の低いリョーマを4人が(1人は傍観。脇にてノートに何か書き込んでいる)ぐるりと取り囲む姿はさながらカツアゲのようだったが、沸き立たせたオーラの怖さにそれを見かけた教師も見なかった事にして通り過ぎていった。
―――そんなこんなで1分がたった。誰に渡しても血の雨が降りそうな中、
「あ・・・・・・」
4人の隙間から見えたなじみのある顔にリョーマは小さく呟いた。
「お・・・・・・?」
「裕太・・・・・・」
次いで目のあった本人と、そして振り向いた不二も声を上げた。
―――裕太が家に帰ったところ、丁度姉の由美子が出かけようとしていた。何でも急な仕事が入ったらしい。だが今日不二に鍵を渡していなかったため家を空けるに空けられなかったと困り果てていたところへの裕太の帰宅。喜んで彼に留守番を頼んで出かけてしまった。が、裕太としてはこの家で兄と2人ではいたくない。ならば、と鍵を持って兄を探しにきたのだが・・・・・・
「裕太、ちょうどいいトコに!!」
リョーマの普段ならありえない満面の笑みに迎えられ、他の人なら喜ぶであろうその場面で裕太はしかし2・3歩後ずさった。笑顔ほど怪しく、信用できない物はない―――これが人生後少しで14年目になる裕太の教訓だった。
「な、なんだ・・・・・・・?」
「はいコレv」
先程まで自分が何度もやられたのと同じ事を裕太に行なう。
「な・・・・・・?」
「受け取ってくださいvv」
「は・・・・・・?」
「―――じゃあ俺はこれで。さよーなら」
固まる5人、そしてやはり以下略の乾に頭を軽く下げ、リョーマは1人丁度通りかかった桃の自転車の後ろに乗ってさっさと帰ってしまった。
「―――なんだったんだ?」
疑問符を浮かべリョーマを見送る裕太。顔を戻し―――そして固まった。
『ゆ〜う〜た〜・・・・・・!!!』
バックにオーラを沸き立たせた4人の目が光る。この日裕太は短い人生にてもう1つの教訓を学ぶこととなった。即ち――この兄は鬼門である、と。
「ん?」
なんだかぼろぼろになった裕太から足を退け、最初に奪い取っておいたチョコを開いた不二が首を傾げた。1枚の紙を袋状にリボンでまとめられたラッピング。その中から同型の、さらに小さなラッピングが4個出てきた。
「何や?」
「あ、カードついてるよ?」
「え〜っと、『英二先輩へ』―――ってコレ俺宛じゃん!!」
英二のその言葉に、3人もカードを確認していく。
「これは―――『千石さんへ』」
「俺に? ラッキ〜v じゃあこれは?」
「『忍足さんへ』。お、俺のやな」
「じゃあこの残ったのは―――『不二先輩へ』。あは、やっぱり僕のだv」
先程までとは一転して喜ぶ4人を見ながら、乾は軽くため息をついた。
「やるな越前・・・・・・」
つまるところリョーマは今日という日についてよく知っていたのだろう。その上で知らない振りをして、こんな準備までしてこの4人をからかったのだろう。
「まあ―――」
いまだはしゃぎつづける4人を見たまま、乾は締めの台詞を言った。
「災難だったね、裕太」
「俺が一体何をしたーーー!!!?」
がばりと起き上がり力の限り叫ぶ裕太。茜色に染まった空は、そんな彼もまた優しく包み込んでいた。
おわれ。
おまけ。
その日書かれた乾のデータノートより一部抜粋。
『本日はバレンタイン特別版という事で、特にテニス部内でも人気の高い手塚・不二・菊丸・越前の動向を探った。結果、面白い発見がいくつかあったので書き留めておく。
単純にチョコの総数では手塚がトップに立つ。だがそれの渡され方を調べると、直接手渡された率は4人中最も低い。これは取り付きやすさと学年が原因と思われる。同調査において人付き合いのいい不二と菊丸は80%が手渡し、越前も1年という事で2・3年が遠慮なく手渡したため70%。それに対し手塚は僅か30%。残り70%は下駄箱・ロッカー・机などに置かれていた。このため手塚の持ち物は本人が少々その場を離れている間にチョコに埋もれ、戻ってくるたびいつも通りの無表情で呆然としている様はかなりの見物だった』
おまけ2。
3-6メイツanotherバージョン(不二菊風味)
「う〜・・・」
昼休み、お弁当もそこそこに英二は机に寝そべった。
「どうしたの英二。なんか拗ねてる?」
「だって〜。不二〜、今日にゃんの日か知ってるっしょ?」
「今日? ・・・・・・ああ、そういえばバレンタインだっけ」
「そう! バレンタイン!! なのに俺チョコ1個ももらってにゃい〜〜!!!」
彼の言葉を裏付けるように、この日英二は家族を除いて1つたりともチョコをもらってなかった。そしてそれは目の前の友人も同じく。
「・・・・・・。別にいいんじゃないの?」
「よくにゃい!! チョコいっぱい食べられるって期待してたのに〜〜!!」
この言葉だけを聞くとなんて自意識過剰なんだと思えそうだが、実際英二は小学校低学年の頃からとにかくよくチョコをもらっていた。それは年々増えていくばかりだったのに―――
「にゃんで今年は1個もにゃいわけ〜〜〜!!?」
よりによって今年。大好きなテニスも部活を引退いてからは思うように出来なくなり、しかも受験生だからと毎日勉強ばかり。今日はそんな中でのささやかな―――それ以上の楽しみだったのに!!!
「う〜ん。まあしょうがないんじゃないかなあ・・・・・・」
苦笑して不二が答えた。実は彼は知っている。なぜ今年は自分達にチョコが来ないのか。ちなみに周りもみんな知っている。
―――2人の、厳密には2人含め男子テニス部のファン同士での潰しあいが今年特に過激になったからだ。テニス部員に渡すそぶりでも見せようものならその場で袋叩き。たとえげた箱やロッカーなどに置こうにも必ず誰かが見張っている。そしてこの見張りも互いに敵同士である以上抜け駆けの仕様がない。
現に今も、この教室の前には―――いや、この教室内ですら2人を見張る者は多い。
「しょうがないってにゃにが〜〜!?」
「なにが・・・って・・・・・・」
その視線に気付く事無く喚く英二に不二は内心で拍手を送り、外面では変わりに鞄に入れておいたものを送った。
「じゃあ変わりに―――はい、これ」
「え? これって・・・・・・」
机の上に置かれた小さな箱。綺麗にラッピングされたそれは今の会話の流れからすると―――
「チョコ?」
「そう。チョコ。僕から」
ふんわりと、いつもより優しく笑う不二に、
「にゃ〜v ありがと〜不二〜〜vvv」
先程までの機嫌の悪さはどこへ行ったか英二が机越しに抱きついた。
「不二〜v 大好き〜〜vv」
「くす。僕もだよ、英二・・・」
果たしてこの言葉にはどれだけの意味が込められているのか、それは誰も知らない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というわけで終わりました。このわけのわからない話。しかもまた裕太やたらと不幸になるし。決して裕太いじめが好きなわけじゃないですよ!? ただ妙に不幸な役回りが多いだけで(最低)! けど自分で言うのもなんですけど珍しいなあそんな展開。たとえ不二リョだろうと不二は裕太溺愛がいつものパターンなのに(ただしあくまで不二の中では)。つまりは弟溺愛も恋人の前では紙クズ同然という事か・・・・・・。
すっげ〜時期外してますが考えてみたらむしろ時期を合わせた話のほうが少ないような・・・。いやあ、クリスマスとかVデーとか全然先なんですよ(泣)。私がテニプリはまったの5月か6月だし。うわ〜まだ3・4か月。それで出来た話はもう20個くらい(書き終わってないの除く)。早いな〜。レツゴより早いよ。まああれは1話が長すぎるのが原因なんですが。
しかし気が付くと桃の出番が減りその分忍足氏が活躍しまくってるような・・・。なぜか不二・英二・千石・忍足による4つ巴になってますし(そしてここに室町君が絡んでくると100%彼の勝利となる・・・・・・)。けど千石・忍足の不二争奪戦もいいな〜。まあMy設定で千石さん不二先輩に振られますが。
そーいや今回出てきた面々。やだなあこのセット。腹黒コンテスト出来そう。いやみんな好きだけど。裕太のみ白さが光る・・・・・・。
そうそうこれを忘れちゃならないルドルフ学舎。あれはもちろん嘘っぱちですよ。ただなんとなくそんなイメージが・・・・・・。どうでもいいですが私の通っていた高校は築27年くらいで天井が抜けました。ダメじゃんプレハブ校舎。おかげで階段水浸しになったよ・・・・・・。
ああラストに、リョーマは2/13に菜々子からチョコをもらったあとすぐに理由を聞いて『バレンタイン』を知りました。これ言っとかなきゃこの話ワケわかんないよ・・・・・・。
2002.9.30