テニプリ私的設定


〜人物編〜





【越前兄弟】

 父母ハーフで結果的にハーフ(どこのかは問うなかれ)の兄弟。『義』ではない。
 生まれてちょっと日本で過ごし、その後小学校期間を渡米。リョーマの中学入学にあたって帰国。リョーガは豪華客船事件までアメリカに残っていた。
 アメリカにいる間も日本人学校には行かず普通に(笑)学校に通って、なおかつ『外国語』として日本語ではなくドイツ語を学んでいたため日本語の読み書きは不得意。ただしいつ日本に帰っても大丈夫なように家族内での会話は日本語で行なわれていた。おかげで日本語での会話は特に支障なし。
 なお南次郎の後輩であり(留学先のアメリカにて)、現在プロとして活躍している徳川にも2人はテニスは教わっていた。こちらはまともにほのぼのと。

【リョーガ編】
 父親の期待を一心に背負い頑張ってテニスをやった結果裏に落ちた(爆)。映画ではカッコよかったがここでは『ヘタレ・馬鹿・タラシ』の3拍子を兼ね備える人。情けなさでは千石さんと互角。
 賭けテニスは現在やっていたりいなかったり。いずれにせよおっさん騙して金一部掠め取っていたため相当の金持ち。
【リョーマ編】
 テニスは小さい頃からやってはいた。のだが―――小さい頃は兄と父にからかわれまくり(ノリだけは微笑ましくキャッチボールする父子)、全く以ってやる気は湧いていなかったらしい。だからバスケに流れた。テニス帰還は
10歳の頃。
 料理は普通にド下手。レシピどおりに作れはするが、キャベツの千切りには爪が混入、オムレツを作れば一面炭に、といった感じで。




【不二兄弟】

 こちらも父親がアメリカ人のハーフ。アメリカにて両親2人は出会い暫しそちらで暮らしていたが、由美子の誕生を機に日本へ。以降高級住宅街であるあそこに住んでいる。
 父親はテニスと射撃をこよなく愛し、日曜大工が好きな普通の人。母・淑子もまた料理・裁縫・庭弄りなど自分でいろいろやるのが好き。今の家は裏庭が広く、花壇やら菜園やらと共にテニスコートがある。それこそ父親が生まれてきた子ども達とテニスを楽しむためにわざわざ作ったのだが、残念ながら由美子はそこまでテニスを好きにはならなかった。
 がっくりとはきたがその9年後に不二が、さらに
10年後に裕太誕生。こちらはテニスを好きになってくれたため本当に喜んだ。たとえその結果が5歳の不二に負けるハメになろうと(某柔道マンガの如く)それでも嬉しかった! が!
 ―――やっと喜びを見つけた途端アメリカへの出張を命令され、泣く泣く子ども達とのテニスライフは諦める事になった。日本にこれだけいい家を建て、さらに淑子も由美子もそこで交流関係を築き上げたため今更アメリカに行こうとは言えなかった。おかげで一人単身赴任。
 不二兄弟はそんな事情もあり、さらに父親の故郷であるため小さい頃からアメリカにはよく行っていた。さらにそこで両親の知り合いやらなんやらでいろんな国の言葉を話す人と会っていたため、度合は様々ながら共に複数後話せる。
 テニス歴は、裕太は小さい頃からプロに憧れ頑張っていた一方、不二はリョーマに似ていて、やってはいるが本格的に学ぼうとは思っていなかった。完全遊びのレベル。ただしそれでありながら天才振りを遺憾なく発揮させ、大会ではあっさり優勝をもぎ取っていっていた(なお大会に出る理由は『お父さんが帰ってきてるから』だのその程度)。本格的に始めたのは青学入学後。
 不二のモットーは『他人とは必要以上に関わらないこと』。他者完全切捨て型で、善悪問わず浅い付き合いしかしない。一方裕太のモットーは『そんな兄貴
とは必要以上に関わらないこと』。―――これでいいのか不二兄弟!?
 身体的特徴として不二は目が悪い。視力
0.5位。授業中は割とレンズ大きめの眼鏡をかけていたり。ついでにそんなワケでテニスをやりながらもボールがよく見えていない。音やインパクト時の衝撃でいろいろ判定。目を瞑っても試合できるのはやはりリョーマ同様。裕太は普通に良く1.5といったところ。
 不二の学力は高い。学年2位にして―――全国2位(佐伯と同位。この際4位が跡部)。ちなみに1位は手塚。つくづく2位好きの彼です。ただし勉強がさして好きなわけでもないので家で予習復習の類はほとんどやらない。どころか宿題もまず家でまではやらない。裕太はテニス同様完全努力型。テニスで疲れた体でも予習復習はきっちりやるため成績はそこそこにいい。
 不二家は父親除きタバコは一切吸わないが、家系として酒には強い。それも一番強いのは裕太で以下由美子・淑子、そして不二の順。それでありながら『一番弱い』不二ですら1時間でワイン2Lくらいは楽に行ける。パラレル『天才〜』にて、裕太のみが厨房に入るのは特にお菓子に酒類をよく使うから。入っていないものには入っていないが入るものはかなり凄い。不二ですら厨房にいて匂いで酔っ払うほど。
 ―――実はこう考えると裕太が不二に勝つものは結構多い。ただしそういった勝ち方に裕太が満足していないだけで(当り前)。
 そして精神面でも強いのは裕太のほう(余談ですが『
Smash Hit』でも裕太のほうがメンタル高かったり)。表面的には逆だが内面までよくよく見るとそうなる。『不二の弟』然りリョーマとの試合然りあれだけの逆境下でそれを原動力に変えられる裕太の精神[メンタル]は間違いなく強いだろう。逆に不二は徹底した他者依存型。自分が絶対と認めた人(裕太とか手塚とかリョーマとか)の中にのみ自分の価値を見出す。だからその人に否定されるとすぐ自分を見失う。
 さらにご近所には跡部だの佐伯だの千石だのの豪華な顔ぶれが揃っていたりしますが、詳しくは相関関係の章をどうぞ。そして近所付き合いの一貫としてこれらのメンツとテニスをよくやっていたりするが、その中で不二の実力は本気を出せば跡部とほぼ互角(勝率4割強)。さらに裕太は兄を目標とする一方で同じ左利きである佐伯に憧れを抱いている。
 そういえばこちらも料理。裕太は普通に得意(小さい頃から親だの姉だのの手伝いをしていたため。見た目が極端に綺麗だとか斬新な発想があるとかではなく普通に家庭料理をおいしく作る)。そして不二は―――その味覚同様恐ろしいまでにタチの悪い料理を作る。センスは最高、基礎技術は完璧。だが肝心の味に対する感性がおかしい。なので見た目は素晴らしくよく、味は凄まじく悪い。その殺傷能力は乾汁並。おかげで中学入学初っ端の家庭科の授業でエセ食中毒騒ぎを起こし、新任したばっかの家庭科教師を危うくクビにまで追い込んだ。それ以降料理に関しては強制的に同じやら隣やらのクラスに『なった』(させられた)英二がお守りをするハメになっていたりする。ついでに不二の味覚のおかしさは不二家の劣性だか優性だかどっちなんだかよくわからない遺伝によるものらしく、淑子・由美子もさり気におかしい。
 ちなみに・・・・・・
 父親のもう一つの趣味、射撃について。こちらは不二が6歳、裕太が5歳の時教え始め、由美子と不二に関してはライセンスを持っていたりする。なお裕太は―――
 ―――兄の愛情溢れるイタズラにより、すっかり銃嫌いとなっていた。




【菊丸英二】

 長女:美咲(24歳)、次女:美琴(21歳)、長男:英夫(19歳)、次男:英一[ひでかず](18歳)、そして末っ子英二(15歳)の5人きょうだい。中でも英二は姉兄というか家族全体にとことん可愛がられている。彼の抱きつきグセもそれが元。ちなみに菊丸家では男女による差はなく、単純に年功序列制である。
 菊丸語と猫かぶりを抜くとおっそろしく口が悪く手も早い。跡部と張り合える位。ただし彼は彼でポリシーがあるらしく、自分に絡んできた人間やら自分の許せない人間やらを徹底的に叩くのは大好きだが逆に一般人に迷惑はかけない。このため世間一般では『いい子ちゃん』で通っている―――ついでに大菊だとモロにそれが炸裂する。酒・タバコ・ケンカは当り前の毎日を送る。
 性格は何気に冷めている。客観的に自分を見やり、時と場合、特に相手に応じて使い分け。一見下にある千石と似ているが、『自分』をしっかり持っている分むしろ不二と同類。ただし何があろうとそれを見失わない辺り精神面は強い。
 学力はきっぱりと低い。実技系除き赤点予備軍。余談だが体育・家庭科に続き音楽も何気に得意科目。千石に教わりギターも弾けたり。そしてもちろん家庭科は得意。特に料理。レシピ無視で味付けして絶対外さない。




【木更津兄弟[ツインズ]】

 沈着冷静なにガキっぽい。こんな兄弟は理想です(爆)。
 いつも能面の顔に薄い笑みを浮かべたポーカーフェイスの淳。性格も表裏一体でそんな感じ。逆に亮は見た目クールだがちょっとしたところですぐムキになったりする性格。ちなみにこの兄弟、ブラコンなのは兄の方。やはりテニプリワールドというと上が下を構う方向にありそうです。
 淳が六角にいたころは2人でダブルスを組んでいた。淳が守りに亮が攻め。亮の挑発に相手が乗せられている間に淳がひっそり徹底的に叩く。それこそ2人で『ラインを読んでミスを誘って 攻めてゆくぜ弱点狙え!』状態(コレの出所がわかった方は拍手。どう聴いてもテニスキャラソン中もっとも歌詞がエグいのはこの歌と不二の『
My Time』だと思う・・・・・・)。ダブルスの実力は山吹中のダブルス陣と互角。さらに兄弟お互いの実力もほぼ互角。だがいつも亮は淳にからかわれ続けているためたとえ試合は互角だろうが精神的にはとっても負けたような気にさせられる。おかげで亮の当面の目標は淳相手の完全勝利となっている。
 淳が聖ルドに引き抜かれたのは中2の秋。理由は不二兄弟のような因縁―――ではなく、観月にスカウトされる数日前適当な兄弟ゲンカをし、亮の「淳なんかどっか行けばいいんだ!!」というシャレを(表面上)真に受けたため。もちろんこれもからかいの一種だったのだが、以降亮は淳相手に絶対冗談は言わないようにしようと固く心に誓った(詳しくは『
Jr.選抜〜』の【ウワサの真相】をどうぞ)。
 そして別れた(笑)2人。「淳以外とダブルスなんて組めるか!!」と以降シングルスへと移った亮に対し、淳は極めて普通に柳沢と組んだ。おかげで柳沢は現在亮の最大の滅殺対象となっている―――が、前述の主張のおかげで今更ダブルスにはいけず、代わりとして聖ルドとの練習試合では元凶たる観月相手に思う存分鬱憤を晴らしたという。




【千石清純】

 父親が日本人のハーフで母親が外国人のクオーター。それも日本人の血が1/4しか入っていない側。そんなワケで元の毛並み(笑)は薄い黄色。原作(不二+ジロー)÷2、あるいはやはり原作の佐伯よりさらに薄く。ただしジローほど明るい色合いではない。だが顔の中身は日本人であるため不二や跡部のように外人と間違えられるよりは髪染めた不良の少年と思われる。そのため開き直って山吹入学を機に本当に髪を染めた。そしてこれの一番の煽りを受けるハメになったのが亜久津。山吹の白学ランでは亜久津の銀髪(白髪?)より千石の山吹色の方が遥かに目立つ。
 両親は仕事やらなんやらで世界中を飛び回っており、実質姉:真菜(
24歳)との2人暮らし。姉はとんでもない豪酒であり、ウイスキーストレートも普通のガラスコップに入れてぐびぐび飲む。おかげで麦茶と勘違いした元彼氏が同じ事をして急性アル中で病院に運ばれたなどという逸話もあるほど。そして千石は幼い頃よりそんな姉の晩酌に付き合い、こちらも酒には強い。さらに中学に入ってからは伴爺のお酌に付き合っている。
 性別・年齢無視の無類の可愛いコ好き。ミスター軽薄、自称ナンパ師。ただし軽く声かけてお茶する程度ならともかく本当に好きになるのは鑑賞物件としての『可愛いコ』ではない(ただし面食いであるためこの主張に説得力は皆無)。千石が『好き』になるのは性格の可愛いコ。それも従順な、などという意味ではない。その証拠に彼のこのカテゴリーには不二やら跡部やらも入る(失礼)。
 性格は明るく楽しくバカっぽく。また狡猾で計算高い。ただしそれら常に冷静に見る自分も在り。総じて多重性―――のようだが実際は逆で0重性。彼の中身はひたすらに空っぽ(バカという意味ではもちろんなく、空虚という意味で)であり、全ての感情・言動を時と場合に応じて使い分けている。例えるなら「君すっごく可愛いね。大好きだよv」と言いながら笑顔で相手の喉を掻っ切れる。彼が『好き』になる相手はもしかしたら自分のそんな空虚な部分を埋めてくれる存在なのかもしれない。
 そして彼のテニスの実力にはやたらとムラがある。外部に合わせて『自分』を造るため外環境の影響を受けやすく、テンション最高時には不二やら跡部やらにも勝てるほど。逆に低い時はかなりあっさり負ける。そんなわけで『
Jr.選抜』とか言われておきながら本編で負けが込んでいるのはこんな事情・・・だといいな。なお彼が一番影響を受けるのはもちろん毎朝見るテレビ占い。いて座の運勢の好不調により彼の実力からラッキー度合まで素晴らしく上下する。
 視力はおっそろしくいい。学校判定では『A(
1.0以上)』としか出ないが、正確に測るとMAX3.1行ったこともあり。
 学力は中の中程度(サボリとかもするが補習はめんどくさいのでそれは受けないよう調整。ンな事出来る時点で実は本当に頭がいい)。ただし選択問題は持ち前のラッキーさで外すわけがないのでかなり頭がいいと思われている。
 可愛いコと話すため流行には詳しい。そしてゲーマー。さらに音楽関係もやっており、ギター関連(アコギ・エレキ・ベース・・・ってこれで一まとめでいいのか・・・・・・?)中心に楽器は一通り出来る。ついでに実はバイオリンとピアノも出来たりする。理由は相関関係の章でどうぞ。
 なお千石の運のよさは、通常の占い師などでは起こらないはずの『自分の利点』のためにも費やせる。つまるところギャンブルにはとことん強い。ただし運しか左右しない宝くじのようなものは好きではないらしく、
100万円当てた時点で飽きたそうだ。ちなみにこれをやるなら当選額より当選率で勝負する。最高ではバラで10枚買って内5枚1万を当てたそうだ。そんな彼は現在運と実力[テク]両方が求められるUFOキャッチャーにハマっていたり。
 格闘術においては、戦闘力では跡部・佐伯より下。割と全身使用するがどちらかというと上半身(手)を使う方が多い。特にボクシングをやってからはその傾向にあり。筋力・スピード・動体視力・反射神経・集中力・技術などわりと全般に恵まれるが、跡部には(運除いて)全般で下回り、佐伯にはあくどい策によってやられる。千石自身も相当に卑怯な手は使うが、エグさグロさでは佐伯に負けるらしい。ただし本気でやればどうなるかはわからないが。




【跡部景吾】

 誰もが知る帝王、わがままナルシー俺様至上主義人間にして―――実はとっても純朴な人。じゃんけんで「最初は〜」と掛け声をかけられると反射的にグーを出す。なお不二や千石なら当然の如くパーを出し、佐伯なら何も聞かなかった事にしてその場を去る。さらに世話女房タイプ。敵には容赦ないけど部員やら目下の人相手には結構面倒見がいい。総じて『お兄ちゃん気質』。
 家柄が裕福なのは最早オフィシャル公認当り前の事象。ただし正確には『跡部財閥』という没落貴族から離反した成金。親の代で家からとっくに縁を切られている。尤も両親が一族最強の頭脳と才能を持ち合わせていたため、むしろおかげで発展したが。
 財閥では家や別荘いろいろあるが、跡部親子で家は跡ベッキンガム宮殿と千葉に1つのみ。使わない別荘をいっぱい持っていても金ドブに捨てるだけという、金持ちにあるまじき機能追求型のためこうなった。なお家はせっかくだしと大きく建てたはいいが不便すぎるため、現在アパート代わりに安く貸し出している(詳しくはメチャバト【サイアクな初夢】手塚の章をどうぞ)。
 頭はもちろん良い。というか氷帝自体がエリート校の為相対的によくもなるだろうしその上“得意科目=全科目”などとぶっこいた時点で頭が悪かったら大爆笑。さらに得意科目にドイツ語だのギリシャ語だのわざわざ附加されてるところから外国語関連はかなり出来る。話せるのは
10ヶ国語程度。ただし本人英語をバカにするとおり(『PERSONAL GUIDE −KEIGO ATOBE』より)英語はあまり得意ではないらしい―――もちろん苦手なわけも無いが。
  父狂介(
33歳)・母琴美(32歳)の間に生まれた。絶対厳格な家庭で育ったのではない。父親は黒サエ入った笑顔で穏やかな人。跡部曰く『スチャラカ親父』。理解不能な彼の言動に突っ込み入れてる内にあんな性格に。なお母親は不二似のこれまた笑顔で穏やかな人。元氷帝女テニ部長で、新生につき弱小だった氷帝テニス部を一気に全国レベルどころかトップにした人。『氷麗の女帝』と有名だった。今でも容姿はそのままで、さらにそれはもちろん跡部に受継がれている(ただし跡部の容姿そのものはむしろ父親似)。多趣味な人で、跡部が何か変わった事をし出すと大抵彼女の受け売り。
 ちなみに跡部は一切両親に逆らえず、ついでに何かで勝てた試しはない。ちなみに跡部の両親は割と若めだがそれ以上に実年齢どおり見られないためさらに若く見える。
 身体的特徴として視力は
2.0。ただし若干遠視が入っているため勉強中など近くを見る必要がある際はノンフレームの細長い眼鏡をかける。おかげで雑誌を広げて見たりする際、近視の不二と雑誌を顔から離すかそれとも近づけるかで必ず争いが起こる。「眼鏡かけようよ2人とも・・・」と突っ込まれる。ついでに髪色含めそんな姿を「老眼」ともからかわれる。おかげで跡部は眼鏡について突っ込まれると異常に過敏反応を起こす。
 ゴーイングマイウェイのようで徹底した他者依存型なのは不二と同じく。ただし不二が特定の人にそれを求めるのに対し跡部は万人(自分に関わる者全て)に求める。毎度の跡部様コールがそれの代表。「跡部! 跡部!」と騒がれる事で『俺様は跡部景吾だ』と認識付ける。なので周りにとってはひたすらうっさい応援も彼には絶対必要なもの。
 逆に↑がない状態においては躁鬱状態の激しい人。何かと落ち込みやすいが落ち込むほどハイテンションになるためひたすらわかりにくい。しかも他人にまず弱みは見せないのでそんな彼を知っているのは家族か幼馴染程度。
 ちなみに跡部の場合、好きな相手に「自分を殺して」と言われると無言で相手の首の骨を折り、最も苦しまないように殺した後一人静かに泣く。
 そういや英二のところでもちょっと出したように口が悪く手が早い。しかも暴力を振るう際は絶対急所狙いの手加減0。急所を特に狙わず本気にもならない亜久津と比べると正に極悪非道。そしてこれの一番の被害者は千石。跡部の攻撃を避ける中で動体視力を鍛えられたというのがそれを知る者たちによる通説。逆に跡部は千石
を殴って腕力を鍛えたらしい。




【佐伯虎次郎】

 見た目爽やか中身は腹黒。おかげでついたアダ名は『腹黒好青年』に『爽やか猫かぶり』。一見千石・不二・跡部の被害者に見せかけ最終的には絶対跡部を落とす(その他2名はドロ沼になるので争わず。トカゲのしっぽ切りに何の抵抗も感じない時点で素敵に性格死亡してます)。負ける勝負はまずしないタイプ。
 小5前までは東京に在住。以降千葉行き。場所は九十九里銚子寄り。東京から電車で通う際は成田線より総武本線希望(千葉県民のささやかな願い)。
 視力は跡部と同じく
2.0。特に遠視等はなし。動体視力は千石と同レベル。瞬発力にプラスしてボールコントロールもかなり出来る。現在それらを掛け合わせた拘束[レストリクション]研究中。行動制限に必殺技封じ。やられると跡部ですら不利になる。ただし極度の集中力は必要であり途中でバテるのでむしろ現在は集中力向上中。
 彼のテニスは一言で言って『狩り』。精神的にいたぶるのが大好きで、元々それだけの実力アリ。ただし普段からそれをやりすぎると嫌われるため、余程の事がない限り本気は出さない。
 周りに『理性の人』と思われているが、実際のところかなり感情に左右されて―――というか感情任せで動く。この辺り逆に思われることが多いが実は千石と対照的。好きな子(相手にどう思われているかはともかく)が『浮気』などしようものなら徹底的にいたぶって「自分が好き」だと言わせた挙句最高に苦しむ方法で殺す。一番残虐なのは千石と彼だと思う。感情を伴うか伴わないかの違いはあるが。

 双子の姉がいるが現在彼女は留学中。父・母・佐伯の3人暮らし。
 母香那は若くというか佐伯家女性の伝統(とはいっても強制ではない。なんとなくそれが数代続いているだけだが)で、
16歳で子どもを産んだため現在30歳。これまた佐伯家の伝統でケンカ(総合格闘技)はやったら強い。跡部とサエを仕込んだのは彼女。2人がかりで今だに手も足も出ない。
 父圭助
37歳は普通の人。ただし目の前で母子が生死を賭けてバトルしているのを「とりあえず怪我はするなよ?」とのほほんと見守る『普通の人』。へたれ標準装備で、会社では副部長でありながら新入社員より低姿勢。仕事を教えているのに謝っているように見えるのはいつもの事。アルバイトで来た当時15歳の香那にすら「この人をこのまま放っておくとどこに飛んでいくのかわからない」と心配され結婚した。なお子どもがやたらと早いのは、彼の「結婚したら子どもが欲しいね」という希望を香那が忠実に聞いたため。以降妻の前では軽はずみな発言は慎むようになった。その他特徴として、低姿勢時には「私」、妻含む同クラスには「僕」、子どもには「俺」と言う。
 なお夫婦でいるとかなりの確率で親子に見られる。ちなみに家族でいると、佐伯が父でその他がきょうだいに見られる。・・・・・・誰が悪いとは言わないが。
 そして問題の双子の姉。真斗と言い年齢は当り前の話佐伯と同じ。こちらは金髪のままで腰まで届くロングヘア。保育園までは日本にいて(なので幼馴染み+保育園で一緒だったメンツは彼女の事を知っている)、それからアメリカを経てドイツにいる叔母の元へと行った。日本には年1〜2回程度帰ってきて・・・・・・その度に佐伯になりすまし周りをからかう。テニスの腕はかなりのもので跡部と互角。ドイツ版リョーマといった感じで、まだアマチュアだが『金色[こんじき]の大和撫子』としてプロの間ですら有名。プレイスタイルは佐伯と同じ。なお跡部とは永遠のライバル状態。2人していがみ合っては佐伯にしてやられるのが毎度のパターン。もの凄くハイテンションな人で、佐伯とは対極。なお2人は互いが自分の身内だと思われるのが最大の屈辱らしい。
 なお佐伯は地毛金髪・染めて銀髪。家系が妙に複雑なため最早何色になってもおかしくなさげだったり。染めたのは幼稚園の頃(え?)からで、染めたのはとあるお遊戯劇をやるための役作りに・・・と不二と千石に脅されたため。そしてなぜかなかなか落ちないため六角のメンバーですら佐伯の地毛の色は知らず、黒髪だと思っていた。ちなみに目は青に近い緑。光り様によってはどちらにも見え、そして金髪銀髪どちらにも合う(ハズ)。
 体術においては、足腰が強く柔軟性があった事から元々足技オンリー。ただし全身凶器の跡部に比べると、足技における破壊力はともかく上半身が使えないのは痛い。というかそれ以前に上半身の力がなければテニスが辛い。そんなワケで逆に上半身しか使えない剣道を始め・・・・・・3週間でコツを掴んで止める。佐伯も跡部同様勝つ為にはルールを無視する派。佐伯の武器はトンファー希望。持ち方によって間合いを誤魔化し、袖下に隠せば立派な暗器。これをサブに足技メインで行ってほしい!!




【ケビン=スミス】

 アニプリオリジナルキャラの彼、原作のみの方へ説明すると、読みきり南次郎編にてボロクソに負けたスミスの息子。飲んだくれの親父に毎日グチを聞かされ、それでありながら南次郎ではなくリョーマを恨むというワケのわからなさっぷりを発揮する可愛い少年。このサイト内お約束ではリョーマと学友。小学校が同じでもちろんクラブも一緒。リョーマ伝説(笑)の下地となった『アメリカJr.大会4連続優勝』、実はケビンは同じ大会で全てリョーマに破れ準優勝。そりゃリョーマをひたすらライバル視するだろう。なお親父は息子があの南次郎の息子と同じ学校通ってたなんてもちろん露ほども知らなかった。逆に南次郎は知っており、リョーマともどもケビンも可愛いおもちゃとして遊ばれていた。
 リョーマに対する執着心は立派に愛情のレベル。明らかに人間関係に淡白であろうリョーマと、離れてもなお友人関係を続けられる積極的な人。ウザがられつつも『日本でのお前の事教えろ』とか散々アプローチ。なのでケビンはリョーマについてやったら詳しい。アメリカの
Jr.選抜になったのはリョーマが日本のそれの候補になったと話を聞いたから。
 なおリョーマとは何気に気が合う。周りに言わせると『リョーマが2人いるとこんな感じ』。
CPならケビン×リョーマ推奨。




【白石蔵ノ介】

 知り合い内愛称はクララ。1010日生まれ。身長173cm。趣味はパズル。好きなタイプは自分を飽きさせない人。
 母親(
38歳)・姉(22歳。女子アナ)と3人家族。父親は彼が10歳の時離婚。家業は母のやっている教室とか。
 公式でどこまで発表されているのかわかりませんが、こんな感じでお願いします。
 家は戦国時代から続いている弓術と槍術改め薙刀術の教室。本来別だったが途中で流派が一緒になり、今では湾曲した薙刀両端に弦をつけ、両方を併せ持つ性質の武器を使っている。
 精神修行とか己の鍛錬とかは全く求めず、ただ戦場にて生き残る術だけを身に付けさせる。なので血筋ではなく、門下生の中で一番実力のあった者が継いでいく。といった事情で現在は白石の母が総師範。白石も物心ついた頃からしこたま扱かれた。おかげで格闘術は跡部やサエと互角。
 テニスを始めたのは鍛錬の一環。狙いをつけるのに長時間かけられる通常の弓道と異なり動く人に当てるのが目的であるため、そのための技術や集中力、反射神経などを鍛えるため。
 普段は普通のプレイをするが、本気時のプレイスタイルは割と特殊なものとなる。古武術を取り入れた日吉と似たようなもので、両手で構え様々に動かす薙刀に合わせ、右手左手順手逆手いろいろ使う。通常のプレイヤーが苦手な、体への当たるコースもはむしろ大得意。慣れない相手はその動きに惑わされる。ただし惑う程度の相手には本気を出さない。
 本気の合図は左手の包帯を取る事。下には小さい頃からの鍛錬で、命の代わりについた傷が多数。左指にエンゲージリング状にあると良。自分の体は生きる時も死ぬ時もずっと一緒、と。そして持つラケットもダビデほどではないがグリップの長い特注品となる。肩幅に両手を広げて丁度握れるくらい。それをバトンのようにぐるぐる回す。
 四天宝寺では『お飾り部長』とよく言われるが、本気を出すと実は千歳にも勝てる。そんな千歳・金太郎とは幼馴染。千歳は途中で九州に引越し、中2の秋で改めて戻ってきた。
 性格はとことん面白好き。悪質な野次馬。人の命令はまともに聞かない。だから自分がする立場の部長に祭り上げられた。剣呑そうな笑顔は絶対絶やさない。
 他校では幸村と親友。親の繋がりもあるので跡部をよくからかう。サエとは当然の成り行きで親しくなった。さらに千石を足すと『遭遇したくない3大S』となる。

ちょっとだけ出たお家説明。
 ・実際に殺しの術を学ぶコースと、軽く鍛えるコースあり。何かと物騒な世の中、習う人は多数。
 ・めたくそに金持ち。さすがに跡部家とはタメは張れないが、訓練場も兼ねた敷地はやたらと広い。なおこの中は許可を取っているため、様々な武器が普通に存在している。
 ・敷地内で『襲ってもいいよ』というマークをつけておくと、いつ何をしていても襲われる。それもまた訓練の1つ。
 ・師範への昇格試験はそれを3日付けっ放しにして耐え凌ぐ事。かの白石ですら、母親に攻撃され続け「もう絶対やりたない!!」と顔面蒼白で固く決意する程厳しい。
 ・階級は3段階。強さに応じて異なり、一番上が『総師範』。そして『師範』でその他ひっくるめて門下生。ただのランクなので別に門下生同士が教え合ってもいいし、教え方がヘタな師範もいる。
 ・ここを継ぐ資格条件は2つ。『1番強い事(当たり前)』と『自活出来る事(自分の面倒も見れないヤツが他の者の指導など出来るワケがない)』。なので白石は次期総師範最有力候補だが、まだ中学生で自立出来ていないので資格は持っていない。
 ・白石は門下生内で最年少の8歳で師範の資格を得た。ただし年齢は最年少だが、取得日数では第2位。1位は習って4年の
10歳で得た跡部母の琴美。同時に取った白石母とも良きライバルになってみたり。なお琴美は小学校を大阪で暮らし、中学で氷帝に入った。
 ・姉は護身術程度にやっている。以前は本格的にやっていたが、天才少年だの神童だのと謳われる弟に負けるようになって諦めた。ただし命の危険を前にリミッターが外れると今でも互角以上。
 ・母は何事にでもずばっと意見を言えるしっかりした人。ただし過去ちょっと熱に浮かされ元夫と結婚。年収2千万のイケメン弁護士という事で浮気くらいは諦めていたが、家の金を勝手に使い愛人に高級車を見せびらかしていたのを見て完全に失望。その車をボコボコになるまで鉄棒で殴りガソリンをばら撒いて火をつけたという過激な人。離婚への決定打は「俺が浮気なんてするヤツに見えるのか!?」という夫のイイワケに「見える」と即答し大喧嘩になった事。もちろん彼女は無傷。夫は全治1年程度で、病院のベッドの上で離婚届を書いた。慰謝料はいっぱい貰えたので良かったらしい。
  ―――そんなこんななので、白石も父親は毛嫌いしている。
 ・なお母は教室をやっている他、大阪府警で格闘指導の特別顧問などをしていて欲しい。ヘタに手を出し潰された組は数知れず。地元では危険な人達も彼女と道ですれ違ったら丁寧な挨拶をする。

2003.10.26302006.2.1補足)