COMMONあ












小さい頃、


黒魔術で幼馴染２人を殺した。


わざとじゃなくて、ただの失敗だったのに。


僕は、泣きながら


彼らを殺したのと同じ黒魔術で、彼らを生き返らせた。


代償は―――僕の命。


彼らは、僕の寿命を削って生きる。


僕等は、一心同体になった。





















































小さい頃、


黒魔術の実験中に俺達は互いを殺しあった。


失敗じゃない。殺そうと思って殺して、殺そうと思われて殺された。


ただの子どもの独占欲。


―――独り占め、したかった―――


それだけだ。


なのに被害者兼当事者は泣きながら、


俺達を２人とも生き返らせた。


代償は寿命。


俺達は、こいつの、彼の、命を奪って生きている。


俺達は





３人で一つとなった。























































「ねえ･･････」

「あん？」

「何？」






















































ずーっと、ずーーーっと、一緒だよ？

















































もちろん




当然だろ？












Fin





















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イイワケ：疲れてます。現実逃避したくてたまりません。
―――そんなワケで僅か５分程度で書き終わった、多分自分史上２番目に短い話でした。Topは多分不二リョの『儚夢』･･･う〜ん。でもどっちもどっこいどっこいだ。


2004.2.4〔立春〕
あ〜春には程遠い話だ。