メルヘヴン、心の底から誤った鑑賞法
〜こんな展開だったらイヤだ〜





 



Take


 「アルヴィス!! アタシはこのままギンタんとカルデアへ向かう! 何とかこいつら食い止めて!!」
 「わかった」
 ゼピュロスブルームで飛び去る2人を見送り、アルヴィスは3人へと向き直った。戦っていたコウガと、2人を追いかけ自然とこちらへ向かってきたギロムにピノキオンと。
 しかしながら、連携の取れたメルチームに対し、こちらはどこまでも自分勝手だった。
 「ガーディアンアーム“クンフーフロッグ”!!」
 とコウガの呼び出したガーディアンにギロムが飛び乗り、2人を追えと命じる。コウガが反対すればギロムはカエルを直接脅し。さらにはピノキオンもそれに乗る。
 3人まとめてアルヴィスに背を向け―――
 「“ア・バオア・クー”」
 『へ・・・・・・?』





 ずどごおおおおおおお・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・





 「馬鹿だろお前ら。戦いの最中背中を向けたらどうなるか位、普通考えたらわかるだろうに」
 こうして、足止めは無事成功した。



―――Take