この度、青学・不動峰・聖ルドルフ・山吹・氷帝・六角の6校で合同合宿を行なうことになった。
そしていきなり問題が発生した。
「どうせ合同なんだから行きから一緒にしようよ」
誰が言い出したんだかそんなワケで6校のレギュラーと顧問、その他少々は大型バス1台を借り切って合宿地まで行くことになった。
さて、バス。
これまたどこの誰のおかげだか、今回使用するのはなかなかにゴージャスなものである。なんと新幹線の如く座席がくるりと回せる。
このようなバスの座席は2〜3人がけ。しかも回せるとなると必然的に一緒になるのは偶数人である。顧問らは顧問らで固まるとして―――
おおむね互角の実力と練習中の態度から最早誰がレギュラーなんだかわからない青学レギュラー+αは総勢9名。
大会に出られる最少人数しかいない不動峰は7名。なお実質マネージャーたる杏は、それでも正式部員ではないからと普通のバスで合宿所まで向かうそうだ。
スクール生と部員、合計すればいくらでもいるがとりあえず大会等にも毎回出る聖ルドルフ『レギュラー』は7名。
山吹もレギュラーは7名。ただし千石が無理矢理亜久津と太一を引っ張り込んできたため今回参加するのは9名。
氷帝といえば部員は200名だが正レギュラーは7名。
そして六角。こちらもレギュラーに選ばれているのは7名。
つまり―――
―――各校1人ずつ半端だったりする。
「だったらさ、各校から1人ずつ出して6人合同で席つくらない?」
やはりこれも誰が言い出したのかは不明だが、そんなワケで各学校より1名、人身御供もとい親善役が選出されることになった。
さて・・・・・・・・・・・・
『相性』の問題?
〜0.合宿スタート・・・?〜
待ち合わせ場所に最初に来たのは生真面目な部長・橘率いる不動峰の面々であった。
「橘さん、本当にいいんですか?」
「ああ。せっかくの機会だからな。お前達も行きから存分に楽しめよ」
「でも・・・・・・」
「気にするな。それに他校にも知り合いは多い。何とでもやっていけるさ」
「橘さん・・・・・・」
そんなこんなで不動峰選出者は後輩が離れ離れにならないようにと気を使った橘となった。
ついで来たのは青学。こちらも部長と副部長は生真面目だがなにせ遅刻魔の巣窟。毎度毎度何かと騒ぎを起こす1年ルーキーを待った結果、不動峰より遅くなってしまった。―――ちなみに遅刻しそうな面々には乾のデータを元に実際の時間より早く指定しておいたりする。このため最大1時間『遅刻』してきた者がいるわりには集合時間よりは早い。
「不二〜! 後でお菓子もって遊びに行くからね〜! みんなと仲良くやるんだよ〜!!」
「うん。ありがとう。英二」
どこの別れの台詞なんだかぶんぶんと手を振り叫ぶ英二にこちらもにこやかに手を振り、青学メンツと離れ1人前の席を目指す不二。
「―――不二」
「やあ、橘」
「青学代表はお前か」
「まあね。やっぱり不動峰代表は君?」
「ああ。これからよろしくな」
「こちらこそ」
座席を回し橘の真正面に腰をかける。気のせいか、その顔にはなぜかいつも異常の―――もといいつも以上の笑みが浮かんでいた。
3番手は山吹。レギュラーみんなはさっさと集合していたのだが、当日になってもバックレを企てていた亜久津を意地でも探すと言い出した千石のおかげで随分と遅くなってしまった。
「千石、みんなに迷惑かけるなよ」
「りょ〜か〜い♪」
南の注意を真面目さ0%で聞き流す千石。やはり前の席へと歩いていき―――
「え〜っと、混合席は橘くんに―――不二くん!」
「千石・・・」
「やあ、千石君」
「へ〜。青学代表不二くんだったんだ〜。やっぱり」
「そういう君もね。
じゃあこれからよろしく」
「こっちこそね♪」
隣に座る不二と千石。2人の笑みが交わる。その一瞬橘を襲った寒気は―――今後の彼の運命を先読みした本能による暗示だったのかもしれない。
4番到着は六角だった。6校中5校が東京にあるためこの待ち合わせ場所も東京である。おかげで六角はここから一番遠いのだが、それを考慮して彼らは前日から東京入りし、1名除いてホテルで一泊した(余談だが考慮以前に当日来たのでは始発でも間に合わない)。
「サエー。結局お前昨日どこいたんだよ?」
「昨日? 家にいたよ。元々俺はこっちにもいたしね」
「だったらサエさん家に泊まりたかったですよ!」
「はは。また今度な。暫く行ってなかったから片付けとか出来てなかったし」
笑いながらひらひらと手を振る佐伯。向かう先は―――既に3人が座っている場所。
「あ〜! サエくん!!」
「へえ・・・。本当にサエだったんだ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。
橘はともかく・・・・・・千石に不二だったんだ・・・。代表・・・・・・」
「何かな? その態度」
「俺達といっしょはイヤなワケ?」
「いや。そうじゃないけど・・・・・・。
ただ――――――」
『ただ?』
「――――――この後の展開、もの凄く想像しやすいな、って思って」
橘の隣、2人の目の前に座りつつ、ははははは・・・と目線を逸らして笑う。果たして彼の予想は当たるか否か。
5番手、時間ぴったりに氷帝到着。なにせ率いるかの部長は人を待たせる事は平気でも自分が待たされる事は絶対嫌の俺様至上主義人間。さりげにこれまた生真面目な性格にて遅れはしないが―――決して早くも来ない。
「は〜っはっは! 跡部、ゴシューショーサマ」
「跡部さん、なんでテニス強いのにじゃんけんそこまで弱いんですか・・・?」
「うっわ〜! 一発で決まっちゃったよ」
「跡部〜。サミしかったら呼びいな。俺らが慰めにいったるで」
「そうそう。俺達がやさし〜く慰めてやるぜ」
「ウス」
「うるせーよてめーら。むしろ離れられてせいせいするぜ」
各個の言葉を鼻で笑い(ただしその笑みは僅かに引きつっている。やはりじゃんけん一発負けはさすがにプライドをちょっぴり傷付けられたようだ)、前の座席へと近付く跡部。
その余裕の笑みが―――
――――――着いた途端に崩れ去った。
「橘はまだしも・・・・・・・・・・・・
――――――――――――てめーらかよ」
「やっほ〜。跡部君v」
「あはは。そんな嫌そうな顔しないでよv」
「予想はしてたけどさ。
―――やっぱ運ないな、跡部」
がっくりと項垂れる跡部へ、千石の、不二の、そして佐伯の言葉がかかる。実は佐伯の台詞が一番胸に突き刺さるものがあったのだが、とりあえず慣れていたため気にせず、跡部は勧められるまま千石の隣へとどさりと腰を落とした。
「さ〜って6人目はだ〜れかな〜?」
そしてラストは聖ルドルフ。六角がホテルに泊まったため実質待ち合わせ場所から最も遠いルドルフは、事前に「少し遅れるかもしれない」と断りを入れた通り時間を少し遅れて到着した。不満な者も若干名いたようだがこれでも始発から頑張ったらしい。そこはかとなく疲れ果てた様子の一同からそんな努力が窺える。
「じゃあ裕太、頑張ってね」
「え・・・・・・? は、はあ・・・・・・」
口数少ない一同の中、いつも通りの能面に僅かな笑みを浮かべ謎のエールを送ってくる木更津に、曖昧な返事をしつつ裕太は彼らを離れて前へと向かった。
向かって――――――――――――
「――――――――――――なんなんだこのメンツは!!!!????」
思い切り叫び声を上げたのはそれから間もなくの事だった。
Σ Σ Σ Σ Σ
突然の裕太の叫び声に、ざわめきだしていた周りはしんと静まり返った。
「君は、確か・・・・・・・・・・・・」
呆然とそう呟く橘もまた同じ。とりあえず間を持たせるために呟いてはみたが―――その実事情がさっぱり飲み込めず、ただただ混乱するだけであった。
そんな中―――
「・・・・・・てめぇも災難だな。裕太」
「まあ・・・予想というか確信はしてたけどね」
ため息の2乗が広がる。極めて珍しく他人に同情を示す跡部。先程同様の乾いた笑みを浮かべる佐伯。
そして―――
「わ〜い裕太だ裕太だ〜vvv」
「裕太く〜んいらっしゃ〜い♪」
こちらは逆にハイテンションで喜びまくる不二と千石。3人がけの窓際と真ん中、しかも通路側には跡部が座っているというのにどうやったか、裕太が猛ダッシュで逃げようとするより遥かに早く、その腕を引っつかんで強制的に佐伯の隣に座らせてようとしていた。
「さ〜袖擦り合うも他生の縁! とことん楽しも〜♪」
「い〜や〜だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「そんな裕太v 照れてないでvv」
「照れてんじゃねえ!!」
なおもじたばたともがく裕太にがっぷり食い込みぎりぎり引っ張る千石と不二。慣れた様子で跡部と佐伯は彼らの邪魔にならないように身を引いた。慣れてるなら助けてやれよと言われそうなものだがやはり被害者は多いに越した事はない(最低の考え)。
腕と脚を隣の座席に絡ませ何とか2人のパワーに拮抗しながら、裕太はほとんど涙目で叫んだ。
「木更津さん!! 知ってたんですかこの事!?」
今回裕太がルドルフ代表になったのにはそれなりの理由がある―――はずだった。
実のところルドルフは不動峰と並んで他の、今日ここにいる学校との面識がない。青学・氷帝・山吹・六角。彼らは言わずと知れた中学テニスの強豪同士。以前から普通に付き合いがあった。が、今年から新テニス部誕生で一気にのし上がってきた不動峰に、やはり今年から(厳密には去年の秋から)全国より選抜してきたスクール生を招き入れ、強化を図った聖ルドルフ。いくら実力があろうと彼らはここでは『ただの新米』に過ぎない。
だがそんな中ちょっとした例外も存在する。それが去年獅子学中のエースにして全国に名を轟かせた橘、そしてルドルフの裕太と木更津である。スクール生の中では唯一の元々関東在住。しかも木更津は元六角生。さらに裕太は元青学生(ただしテニス部には入らず)にしてさらに―――
いきなり話を振られた木更津は、一人安全圏にて軽く肩を竦めて答えた。
「いや。知らなかったよ。
―――佐伯と不二、それに千石が選ばれたって事以外は」
「充分知ってるじゃないですか!!」
むしろ一番肝心なところばかり、といえるかもしれない。
「淳、どういうことだ〜ね?」
「ああ、一昨日亮と電話したんだけどね―――」
「『亮』って・・・」
「んふ。木更津の双子のお兄さんですね。現在六角中にいる」
「解説ありがとう。ついでに言うと現在も何も元々六角中なんだけどね。僕も亮も。
―――そんな事はいいけど、それで六角の代表が佐伯になったって話聞いたから、ああこれは観月は代表にしない方がいいなって思って」
「・・・・・・・・・・・・何ですかその言い振りは」
「別に。ただ佐伯って性格不二に似てるから。だから観月と一緒にしておくと絶対問題起こるだろうな、って思っただけだけど?」
「俺が? 不二に?」
今まで千石&不二対裕太の壮絶バトルを遠目で見つつ何となく聞き流していた佐伯だが、さすがに今の一言は聞き咎めたらしく、銀髪の下で眉を撥ね上げさせた。見やると、不二もまたバトルを一端停止して木更津を見やっている。
そんな2人をやはり能面の笑みで見返し―――
「似てない?」
「そうかな? むしろ俺は淳と不二の方が似てるって思ったけどね」
「あ、それ俺も思いまし・・・た・・・・・・・・・・・・」
今こそ逃げるチャンスなのだが、それでも裕太は馬鹿丁寧に全て聞き、自分の意見も言い―――
ふと思った。
(観月さんってそういえば・・・・・・木更津さん相手にもいろいろやってるような・・・・・・・・・・・・)
そして思った。木更津を見ての妙な既視感[デジャ・ビュ]。観月を相手にしているときの2人の言動パターンはひたすらに酷似しているような・・・・・・・・・・・・。
「そう? でも不二が合わない時点で少なくとも佐伯も観月とは合わないと思うよ」
「そりゃまたはっきりと」
木更津の断言に佐伯が苦笑いを浮かべた。自分が六角小へと転校してから木更津が聖ルドルフへ引き抜かれるまでの4年半。幼馴染との関係とはまた違うが、彼とも親友と呼んで全く差し支えないレベルまで付き合いを深めたと思う。確かに彼を見ての第一印象こそが「不二に似てる」だったのだが、それこそ不二同様の人の内面まで全て見透かしているかのような澄んだ瞳を見るとやはり彼の考えには信憑性がある。
(それに、まあ確かに『合わない』かもね)
都大会の準々決勝。実は佐伯も部活をサボって見に行っていた。気になったのだ。ああなった裕太、それを促した観月と―――そして不二との接触。聖ルドとの練習試合、さらに木更津との時折の電話等で大体の勢力関係は悟っていた。同時に不二の弟大好きぶりはそれこそよく知っていた。嵐が吹くこと間違いなしと予測はしていたが・・・・・・なんというか、嵐どころか血の雨槍の嵐落ちそうなもの全てが落ちまくっていたような・・・・・・。
が・・・・・・
(けど、俺も裕太君じゃなくて観月相手だったら同じ事してたかもね)
苦笑の下でとんでもない事を考える。佐伯にとって裕太は、いや不二兄弟は弟のようなものだ。あんな風にされ挙句その気持ちを利用までされれば怒るのは当然だった。
(俺も―――こいつも、ね)
クス、と、それこそ何気に不二にも木更津にも似た笑みを浮かべて、斜め前にて頬杖を突いている男を見る佐伯。5位決定戦[コンソレーション]にて跡部は観月と対戦したという。さすがにそうそう試合見物に東京にまで来れるわけもないのでやはり電話で不二と木更津に聞いたのだが―――観月はかなり手酷くやられたらしい。
だがそれでも聞いた限りでは跡部にしてみれば普通のレベルだった。自分は不二が直接手を下すからいいだろうと思っていたし、跡部もまた同じ考えだったのだろう。今ルドルフを―――観月を横目に見る跡部の瞳にはいつも通りの人を見下すそれと、あとはまあ多少の疲労感しかない。自分の瞳にもごく普通の笑みしか。過程はどうあれ結果的に裕太と不二の間にあったわだかまりは少しずつだが溶け始めたというのもあるし、
(それにせっかく不二が手を下したのに、また俺達がやったんじゃ失礼だしね。不二に)
と、違う方向に思考を発展させていた佐伯は、ふと木更津の話中の言葉に眉を潜めた。
「そういえば、なんで不二と千石まで選ばれたって知ってんだ?」
こんな事をわざわざお互い学校側に報告するわけはない。だとしたらまず裕太が知っている筈だ。それなのに、同じく選ばれた佐伯ですら先程顔を合わせるまで知らなかったというのに・・・・・・
そんな彼の素朴な疑問に、やはり木更津は薄い笑みのまま肩を竦めた。
「こんな企画があって、しかも六角から選ばれたのが佐伯だっていうなら―――
―――この時点で青学から選ばれるのは不二、山吹から選ばれるのは千石って決定じゃない?」
「・・・・・・・・・・・・ああ」
「実際電話して確認したらそうだって言ってたし」
余談だがなぜ木更津が電話できる程不二や千石と親しいのか。佐伯が話のタネに使ったというのもあるし、六角にいる間に大会で接触したというのもあるし―――さらに不二に関しては裕太との重要なバイパスとしてしょっちゅう連絡を取り合っていたり、千石に関しては毎度恒例出会い頭にナンパしたためだったりする。おかげで気が付くと木更津はなぜか縁もゆかりもない筈だった跡部とさえもさりげに仲がよくなっていた。ただしこの2人の『仲がいい』の基準はひたすらによくわからないものだったが。
「じゃあ氷帝からは間違いなく跡部が選ばれるだろうし、じゃあ必然的偶然っていうことでルドルフからも裕太を出すべきだなって思って」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど」
「否定できねーのがすっげーサミい」
途中から全く理屈として成り立っていないのだが、理屈も常識も定理も真理も無視する不二やら千石やらの行為(と一言で片付けるのには無理のありすぎる現象の数々)を考慮すると極めて納得しやすい展開だった。
事実そのとおりだったことに、何とか返事をする佐伯と今までで一番重いため息をつく跡部。そして―――
「木更津さん・・・・・・
確か、『これからルドルフも関東の強豪になるかもしれないし、ちゃんといろんなところに顔は広げておいた方がいいよ。それにやるんだったら僕たち3年よりこれから部活を引っ張っていく2年―――裕太とかにやらせた方が』とか言ってませんでした・・・・・・?」
「間違ってはいないよ」
間違ってはいない。だが今改めて聞くと妙に説得力が薄れるのはなぜだろう?
本当に全く崩れないポーカーフェイス。身近にそんな人が多すぎるような気もしてたまらないが、それを見て。
この時点で裕太は悟った。いや、実際のところ最初からそうであったのだ。それに気付かなかっただけで。
―――自分を選ばせないためそんな布石を張った人物がいる時点で味方になってくれる存在は0である、という事を。
「・・・・・・・・・・・・。
もういいです」
世渡り術として最近ようやく『諦める』という事を覚えた裕太。引っ張られるまま佐伯の隣に腰を下ろす裕太に度合は様々ながら哀れみの視線が集中する。
そして『哀れみ』の原因たる彼らは―――
「よ〜しじゃあ全員揃ったところでしゅっぱ〜つ!!」
「お〜!!」―――どうなるこの合宿!?
Σ Σ Σ Σ Σ Σ Σ Σ Σ Σ Σ Σ
いっや〜。なんだかまたしてもヘンな話が始まってしまいました。まあこれは短くなるか、と・・・・・・(裏にある『手塚の受難』でもそんな事を思いつつ――そ―して未だに終わっていない時点で説得力0)。今回木更津も絡んでいろいろ説明したため妙に話があちらこちらへと飛びましたが、彼らの詳しい関係やらなんやらについては設定に書かれています。よくよく考えると、バラバラになった今より小学校(氷帝幼稚舎)の方が遥かにアク強かったのな一同・・・。
では、今回最大の被害者となるのは予想通りの裕太なのかそれとも対抗馬で観月なのか、やはり被害者同盟の跡部と佐伯なのかはたまたさりげに既に無視されている橘なのか!?
2003.10.22〜25
P.S.そーいえば佐伯はいったい昨日どこに泊まっていたのか、次に出てくるかもしれません(というかもうほとんど場所なんて決定でしょうが)。