プチ小説2 不動峰編1
「あ・・・・・・」
呟き、深司がそれまでいた位置から突如方向転換した。丁度隣にいた神尾を中心に、180度回る形で。
「?」
深司の謎な行動に神尾は首を傾げ、そして―――
「ぅおわっ!?」
横手にあった石の壁から突き出てきた槍を、持ち前の異常な(笑)スピードでかわした!
「な? な? な?」
尻餅をついてあえぐ。そこにしっかり避難していた深司がいつも通りの無表情で呟いてきた。
「神尾大丈夫? 危なかったね」
「一番危ねーのはお前だろーが!!!」
そのあまりな台詞に飛び上がって叫ぶ神尾。彼の大声がまた別の罠を起動させた。
「ぅわあああああ!?」
流れてきた水にたまらず流される。ゲームオーバーになりながらも叫ぶことは忘れなかった。
「深司のバカヤローーーーー!!!」
―――本気で不動峰は伊武さんのみが活躍しそうです。制止役の神尾がいきなり消えたしなあ。そして、え〜っとこの話、『Survivor』書くに当たってファンブック調べました。ごめんなさい内村さん。ど〜してもアナタの名前が思い出せませんでした。ちなみに山吹のD2も怪しいなあ・・・・・・。
2002.10.19(write2002.10.7)