プチ小説1 青学編1
「英二!!」
「にゃ?」
後ろから突如鳴り響く銃声。振り返った英二の見たものは―――
「―――大石!?」
「え・・・じ・・・・・・。無事で、よか・・・・・・」
自分をかばうように身を投げ出した大石の体が光っていた。それはデータの消滅―――『死』を意味する。
「や、やだ! 大石! 死んじゃやだーーー!!!」
薄暗い闇の支配する街の中、ただただ英二の慟哭だけが響いていた・・・・・・。
「不二!!」
「え?」
後ろから突如鳴り響く銃声。振り返った不二の見たものは―――
「―――タカさん!?」
「不・・・二・・・・・・。無事で、よか・・・・・・」
自分をかばうように身を投げ出した河村。しかし不二は振り返る時1歩身を引いており、銃の射線からは完全に逃れていた。
『・・・・・・・・・・・・』
重苦しい沈黙が広がる中、「ショッキーング!!」と言い遺して消える河村。
何もない虚空を見つめ、不二が静かに呟いた。
「タカさん、君って人は・・・・・・」
((((((不二、お前ってヤツは・・・・・・))))))
それが、言葉は違えど遺された者(笑)全員の心の声だった・・・。
Survivor―――手塚・不二・英二・乾・桃城・海堂・リョーマ
―――てなわけでいきなり始まりましたこのシリーズ。ラストがどうなるかは私にもわかりません(爆)。一定以下の人数になったらもう殺せないような・・・・・・。まあそうなったらそこでゴールかあるいは皆様の意見を参考に・・・(切実)!! あ、このときの不二は不動峰戦D2でタカさんが怪我する回の予告を思い浮かべていただけたら幸いです。話中では「僕をかばったんだね・・・」って言う辺り。予告ではこの台詞を言ってくれます。
では次は第2話.一見友情が築かれてるらしいこの雰囲気は果たしてどこまでもつか(イヤ既に崩壊してるだろ・・・)!?
2002.10.19(write2002.10.7)