たまには彼らにも･･･ね？

^{ファントム：「なるほどねえ。それでこのケーキなんだ」

千石：「そういや今まで散々ケーキって出たのに、俺ら食った事なかったっぽい？」

不来：「何やいっつもアイツらが勝手に騒いで勝手に食いおってたもんなあ」

ギンタ：「けどケーキ！！」

豪：「ついに俺らも食えるってワケか！！」

ロラン：「わ～い僕ケーキ大好きなんですよvv」

　と、喜んだり何だりする一同に反し、首を傾げる者が２人いた。

　このサイトにおいて２大苛められ人として定着し、故に人生というよりここで生きるにあたっての悟りを開いた２人の。

リョーガ：「けどこーいうあからさまなサービスが来た時って要注意だよな。

　　　　　　ぜってーロクなメに遭わねえのがお約束だし」

跡部：「つーか大前提でよお。

　　　　･･････コレどうやって分けんだ？」

一同：『へ･･････？』

　悩み込む一同。お互いを見つめ合い、けん制し合い･･････

　―――その一瞬のためらいが、悲劇を生んだ。

不二：「あれ？　食べないの？」

周吾：「酷いよお父さん！！　僕頑張って作ったのに！！」

烈：「でもまあ食べたくない人に無理矢理食べさせても（面白さはともかく）祝いにはならないし。

　　　じゃあ僕らで食べようか」

一同：『うだあああああ！！！！！！！！』

せな：「ああ待って烈君。それじゃあ意味がないじゃない。

　　　　一応ここは分けてあげましょうよ」

佐伯：「ええ～」

アルヴィス：「･･････企画の意味理解してるのかお前？」}