王様。もう充分お遊びになられましたので、そろそろお戻りいかがですか?
帰郷 〜We wish…〜
「裕太、もう出て行くのかい?」
「ああ・・・・・・」
裕太が出て行ったその日、不二は空っぽの体を引きずり、涙も流す事無く歩いていた。
歩いて―――
キキ―――!!
ぐしゃっ・・・・・・!!!
自分が何をやりたいのかがわからない。
なんでこんな事になったんだろう。
やる事なす事全てが空回りしてるみたいで。
どこへ行こうと結局僕は『天才』のレッテルを貼られたまま。
なのに追い求めてる手塚には未だに追いつけなくて。
挙句に裕太は完全に僕から離れるという。
どこから路を間違えたのか。
それすらももうわからなくて。
でも、ひとつだけ願う。
もし叶うならば、
あの頃に、戻りたい。